「手塚治虫の普遍性」ATOM yoshinodeboさんの映画レビュー(感想・評価)
手塚治虫の普遍性
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ストーリーはTV版シリーズの初話とほぼ同じ
『テンマ博士の息子の死亡により
その代わりとなるロボット『アトム』を造る。
息子として代わりとなることはできず
アトムも悩むし、親も苦悩するところのスタートは同じ
TVだとロボットサーカス、本作はロボットバトルでの
興行主との対決で、テンマ博士や お茶の水博士の協力を得て
敵を倒し、テンマ博士とも和解をする』
話がTV版と同じなのは
手塚治虫の構想が現代まで十分通用し
家族愛とか弱いものを助けるとこ、正義を貫くとか
画とともに、テーマも普遍的で
当時からレベルが高かったことの証です
ただし、TVシリーズとの違いもあり
『アトム』のエネルギー源が
原子力からブルーコアに変わったこと
原子力が夢のない古い技術になってしまったからしょうがないか
アトムも凛々しいハンサム顔に変わって
それはそれで良いと思う
映画になったんだから、新しいものも見たいし
それから、本作での収穫
映像で、2人の博士の鼻の大きさがわかったこと
予想よりデカかった
生きているときも評価はされていたけど
不遇な印象のあった手塚治虫の作品が
外国資本のスタジオで映画化されて
テーマが拡がっていくのは
なによりもうれしい。続編も続け。
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