「鏡の向こうでヒースに会える気がした」Dr.パルナサスの鏡 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
鏡の向こうでヒースに会える気がした
不思議な映画でした。 好きかどうかと聞かれれば、おそらく ビミョー。。と答えます。 が、「ヒース・レジャー遺作品」と聞けば 思い入れが違ってきます。 実際には 鏡のこちら側(現実世界)のシーンを ヒースで撮っているのですが、ストーリーに入り込むうちに “鏡の向こう(の世界)なら ヒースに会える気がして”彼を偲んでいました。
もしかしたら エンディングの方は ちょと内容を変えたんじゃない?と思うほど トニー(ヒース、終わりはコリン・ファレル)の心が豹変したのが 無理やりな感じがして 個人的にはイヤでした。
ヒース亡きあと、彼の作品を完成させるため立ち上がった 3人とも名優で「ちょっとヒース真似が 入ってるよねー」と感じつつも、代役を立派に演じてくれていたと 思います。
ここでヒース以外にも 触れておこう、アントン役の アンドリュー・ガーフィールド。 なんだ新スパイダーマン、こんなところにいたの?! さえない男の子役だったんですが、イギリス英語も 間の抜けたリアクションも可愛い♡ ロサンゼルス出身の彼ですが、4歳のころに イギリスに渡ってあちらで育ったようです。 それでセリフも ナチュラルだったのね、ブリリアント☆
改めて、ヒース・レジャーが もうこの世に存在しないというのが 悲しいです。 悪役を演じる人(『ダークナイト』のジョーカー)のファンになったのは 過去にもこれから先にも ヒース以外にはないでしょう。 ご冥福をお祈りすると共に、また彼の顔が見たくなったら この作品(『ダーク…』より顔が見えるという理由で)を 鑑賞しようと思います。
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