ダークナイトのレビュー・感想・評価
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さすがクリストファーノーラン
先日TVでやってたので再度みましたけどやっぱ良かったです。
ストーリー的にもアクション的にも文句なし。
バットマンって昔のイメージじゃないっす、題名のとおり
こんな見所満載の映画を避けていた自分が恥ずかしい。
度肝を抜かれたとはまさにこの事だと思った。こんな質の高い娯楽作・アメコミ映画があるのだと初めて知った。4~5つものエピソードは無理なく一つとなり、息つく間もなく観客を楽しませる。アクションやカーチェイスは最高だし、人物描写や音楽も的確。
まず冒頭から魅せられる。銀行強盗シーンは全てIMAXカメラで撮影されている。映像と音が共に素晴らしく、テンポも良いからここだけで観る者のテンションは上がる。特にIMAXシアターで観ると素晴らしさがより味わえるだろう。また、この作品では善と悪について深い問いかけが示されている。これを描写する上でジョーカーが素晴らしい。リアル志向に作られた作品な為、ジョーカーは実世界に蔓延るリアルな悪を具現化した存在となり、観客を絶えず恐怖の渦に誘いこむ。加えて単純な犯罪者のイメージとは真逆なキャラクターであり、人を狂わすような常軌に逸した犯罪を躊躇無くやる狂気を持ちながら知性と計画性も持ち合わせる。それは犯罪の節々から見てとれるだろう。善悪の真理や倫理的概念を口にする取調室の場面は、実世界に対する提言の応酬だ。知性を持ちながらも狂っている悪を究極の悪と感じるのは少なくないはず。そしてこの際立つ狂気が、人間の本質や欠陥のある秩序をリアルに描く事を可能にしている。そんな強烈なキャラクターに実在感を与えたヒース・レジャーも実に素晴らしい。
ラスト、特にエンドロールまでの4分半は、この作品において重要な部分だと思う。なぜなら場所が次々変わるにも関わらず殆どIMAXカメラで撮影されているから。莫大なコストを費やしてでもラスト4分は最高のクオリティに仕上げたかったのだろう。ここではそれまでの流れ、陰陽と空間を利用した映像表現、音楽の融合によって最高のカタルシスを得ることができる。即ち絶望に支配された世界でも平和の実現を目指す“闇の騎士”の諦めない姿勢と決断は、文字通り希望の光明となって、我々を深い高揚と感動で包み込む。全体的に重苦しい雰囲気に包まれている感の作品だが、ラストによって娯楽映画としての調和が整っている。多少の粗や雑さはあるが、本当に素晴らしい作品である。
圧巻
この映画といえば、とにもかくにもヒース・レジャー。タイトルも「ジョーカー」でもいいだろと言いたくなるくらいに凄い演技。観終わった後も、頭の中は「ジョーカー」でいっぱい。 その「ジョーカー」をさらに輝かせてるのが、クリストファー・ノーランが作り出した作品の雰囲気と、脇を固める俳優陣。 ただ、バットマン対ジョーカーの結末が、なんだか消化不良。次作を見越してのことだったんだろうけど。
素晴らしいアクション映画
文句のつけようのない大傑作!
息つくひまもないような怒涛の展開が2時間半ずっと続き、その間ずっと手に汗をかきながら緊張しっぱなしでした。次回作も楽しみです。
アクション映画はもともと好きなのですが、これほどストーリーもしっかり楽しめて観おわった後に考えさせられる作品は多くはないように思います。
暗黒の騎士
観終わって、いや作品のところどころで鳥肌が立った。
脚本、役者、映像のどれもが素晴らしい。
ゴッサムシティを救うためにバットマンとなったが、そのためにジョーカーのような悪を生んでしまい、さらには悪に真正面から立ち向かうデントのような本当のヒーローも現れ悩むバットマン。
一体どうすればゴッサムは救えるのか?
言うまでもなくヒース・レジャーの演技は素晴らしかった。
テンポが早い上、長い尺もあり鑑賞後は疲れるかもしれないが、それを凌ぐ充実感が得られるだろう。
あらかじめ「バットマン・ビギンズ」を観ておくことをお勧めする。
「ダークナイト・ライジング」公開まで後2ヶ月半
「バットマン」シリーズは、ティム・バートン版は、バートンらしいユーモア&ダークな世界観で描かれ、結構好き。
ところがジョエル・シュマッチャー版は、「フォーエヴァー」は娯楽アクションとしてまあ楽しめたが、次の駄作はもう開いた口が塞がらなかった。
そしてクリストファー・ノーラン版。
真摯な作風でバットマンを見事に蘇らし、アメコミ映画の固定概念をも覆した。
この「ダークナイト」、ヒース・レジャーの演技ばかり注目されるが(勿論何の異論も無い圧倒的存在感なのだが)、それと同等にクリストファー・ノーランの演出が抜群に素晴らしい。
社会派のようなシリアスな人間ドラマ、重厚感たっぷりの犯罪サスペンス、リアリティを出したアクション…先も言ったが、それらがアメコミの固定概念を覆した。
もう一つ固定概念を覆したのが、テーマ。
決してクリーンではない闇のヒーロー、バットマンの前に悪の化身とも言えるジョーカーが現れ、挑戦状を叩きつける。悪とは?善とは?バットマンのモラルが揺さぶられる。
また、ヒーローの存在意義。本当にヒーローは必要なのか?映画はバットマンに観客に問いかける。
見た後これほど考えたアメコミ映画は無かった。
いや、アメコミ映画でなくとも、このレベルの映画はそうお目にかかれない。
そんな「ダークナイト」の続編「ダークナイト・ライジング」の公開まで後2ヶ月半。
次は、どんな衝撃を見せてくれるのだろう。
子供が喜びそうな映画ですね
映像は一級品だと思うが、内容は凡庸。長いだけで、一回見れば十分なレベル。ノーランは長い。長くすればいいって問題ではないんだけどな……
文句なしに、巨額製作のB級アクション。上質なアクションではなく、子供向け映画。大人向けではない。
でかいバイクしか記憶にございません笑
ブルーレイ希望
クレイジー
バットマンの敵役、ジョーカー。
ヒース・レジャーまさしく怪演です。今後の演技に期待できる、と書こうとしたら
次回作の撮影途中でお亡くなりになっていたのですね・・・
残念です。
笑いながら落ちて行くところ、笑いながら人を切り裂くところ、笑いながら爆破するところ、
顔はピエロのようなメイクで不気味なのですが
妙に愛嬌がある仕草をするので、大好きです。
本当に残念です。
リアリティが強いアクションでした。
有り得ないだろうというエフェクトや超絶アクションもなく、地味っちゃあ地味ですが
現実に近い「バッドマンが本当にいる」世界のように思えて好印象。
クライム系映画に近い演出。
画の地味さをカバーするジョーカーのクレイジーさが効いてます。
一度は見てみるべき。
今さらですが…
劇場公開時に鑑賞しましたが、あの面白さはヒースが亡くなってからの公開だったし、まわりの盛り上がりにつられていただけかも、と思い批評を控えていました。
で公開から約3年経ちますが、やっぱりあの面白さ興奮は本物でした。
アメコミとは思えない重厚な人物設定に、これでもかとつぎ込まれる演技力抜群の役者達。インセプションの批評にも書きましたが、ハンスジマーのスコアも超一級。
映画ならではの興奮と感動を味わえる作品です。
映画ってエンディングはもちろん、オープニングも重要だと思いますが、この作品のオープニングでは、端的にジョーカーという人物像を描きストーリーに一気に引き込んでくれるし、エンディングではダークナイト=バットマンってところを超クールに描いています。
と次回作ライジングのハードルはかなり上がってますが、ノーラン監督の手腕に今から期待「大」です!
大絶賛される訳だ
もう10回ほど見たかもしれませんね・・・笑。
これは見るたびに鳥肌が立ちます。
最初は[バットマン・ビギンズ]を見ずに見てしまったんですが何が何だかであまり理解することができなかったんですが(見た時が小6だったからかもしれませんが)バットマン・ビギンズをみて見るととても面白いですね。
バットマンvsジョーカーvsトゥーフェイスの三つ巴で物語が展開していくんですが、とにかくジョーカーを演じるヒース・レジャーがすごい!
まれに見る悪役ですね。ジョーカーが主役でもよかったんじゃ・・・
こんなこと書いてると(また見てみようか・・・)なんて思っちゃいます。
それだけすごいってことです!笑
これは子供でも大人でも楽しめる超大作だと思います。
誰にでも勧めることのできる1作です。
ヒース・レジャーの狂気
近年、稀にみる悲運な出来事に遭遇した映画といえばこれだろう。悪役ジョーカー役のヒース・レジャーが映画公開直後に薬物中毒によって死亡。主役バットマン役のクリスチャン・ベールがこれまた公開直後に姉への暴行容疑で逮捕。さらにバットマンを補佐するフォックス役のモーガン・フリーマンが不倫相手と交通事故に遭うなど、まるで呪われた映画状態だ。
それでもヒース・レジャーはアカデミー助演男優賞を死去後に獲得し、興行収入も鰻登りに上昇。現在、『アバター』、『タイタニック』に次ぐ3位に位置している。
のっけからヒース・レージャが演じるジョーカーの狂気に圧倒される。そして、ダークナイト(黒い騎士)であるバットマンと、善良な検察官(アーロン・エッカート)である白い騎士との対立。そして重要人物の死。スリリングな展開が観客を包み込む。
バットマンの続編『ダークナイト・ライジング』はこの夏公開だ。これにはキャット・ウーマン役でアン・ハサウェイが出演する。
ザ ダークナイト
文句なしの最高傑作
何度でも観れる数少ない作品
ゴッサムシティ(シカゴ)に史上最強の宿敵ジョーカーが出現し,バットマンは彼の悪事を阻止しようと奮闘します。
注目ははっきり言って全てですね。クリスチャン ベイルをはじめとする豪華俳優陣の演技、派手なアクションシーン、監督の采配、脚本、カメラワーク等全てにおいて超一流です。その中でも特に注目なのはヒース レジャー演じるジョーカーとアーロン エックハート演じるハーヴィー デントです。
本作のジョーカーはティム バートン版「バットマン」のジャック ニコルソンと比べ物にならないほど“残虐で面白い“キャラとなっています。特にあの病院でのシーンで彼があの格好で登場した時、演じているのがヒースだと思うとゾクゾクっときました。「チョコレート」や「ブロークバック マウンテン」等,今まで男臭い役が多かった彼ですが、今回は別次元の演技を魅せていて、オスカー候補になるのは間違いなさそうです。
しかし、個人的に気に入っているのはアーロン エックハートの演技です。「幸せのレシピ」「ザ コア」さらには「ブラックダリア」等、今まで冷静沈着な役が多かったのですが、この2時間半での彼が演じているキャラの変化は素晴らしいとしか言いようがなく、アーロンの本当の実力を観た気がします。
アクションシーンについて言えば中盤での激突シーンやある建物の爆破シーン等ものすごい迫力があり、アクション映画が大好きな方には本当に堪らない事でしょう!IMAX方式で観られる方が本当に羨ましいです。
ただし、この作品は展開が速いのも特徴で一瞬でも油断するとわけがわからなくなるのも事実です。しかし、これほどまでに清々しい気分で映画館を後にしたのは何年かぶりで日本でも公開されたら大ヒットどころか、超ロングランヒットになるでしょう!私も久しぶりに5回くらい観たい作品に出会ってしまいました。本当に心の底からオススメします。
文句なし
借りてきたDVDを朝起きてから観ましたがこれだけは言える、これは寝起きに観るものでない。短編ドラマを3本観るぐらいの内容と役の感情を上手く突いた演出により、非常に中身が密な作品となっている。観終わった後の満足感と後に考えさせられる感覚は初めてかも知れない。
最高
登場人物、ストーリー、映像、音楽、そして、すべての役に本当にぴったりハマった俳優陣。どれをとっても本当に最高です。
俳優陣の名演技と魅力的な役がこんなにもお互いの存在をミックスアップしてる作品なかなかないですよ。
これが不殺の、そして、闇の騎士、ダークナイト・バットマンなんですねぇ。かっちょええ。
この作品を観る前に「バットマン・ビギンズ」を観ることをオススメします。
この作品が何倍もおもしろくなりますよ。
役者はここまで役になりきれるものなのか
自ブログより抜粋で(ほぼ全文)
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もともと『バットマン』シリーズは観てなくて、シリーズ前作の『バットマン ビギンズ』も未見のため、本作も観賞予定から外れていたんだけど、あまりに世間の評判がいいので急遽観賞。
が、期待が大きすぎたか、「確かによくできてるけど、そんなに騒ぐほど?」ってのが初見の感想だった。
とりあえず評判のジョーカー役、ヒース・レジャーの鬼気迫る演技は絶賛も頷ける素晴らしいものだけど、他の主要キャラが霞んでしまっているのは演出的な片手落ちだろう。
表裏一体であるバットマン対ジョーカーという構図は過剰なほどに描かれるのに、映画の展開的にキモとなるデントの変貌はさらりと流しすぎで、明らかに手薄な演出。
良くいえば息つく暇もないアップテンポな展開は流暢だが、あまりの展開の早さから総じてメリハリに欠いており、注目すべき点が散漫になってしまっていないか。
そんな釈然としない印象の初見で、どうしても腑に落ちない点もあったために再度観賞した。
さすがに二回目ともなると、よくわかっていなかった部分も合点がいくようになり、全体像をより把握できて作品に対する心象もある程度挽回した。
しかしそれは、やはり早すぎる展開が物語をわかりにくくしてしまっていることの証明でもあろう。
もちろん、わかりづらかったのは筆者が前作を観ていないからという理由もあろうが、タイトルからあえて「バットマン」の文字を抜いた以上、続編としてだけでなく、単独の映画として観ても観賞に堪えうる内容にすべきだと考えるし、実際、今作の内容は前作を知らなくても観られるようにはなっているのだが。
また、これだけ早い展開をさせながら2時間半超えという長尺も気になる。平たくいえば詰め込みすぎ。
決して無駄なシーンがダラダラ続くというたちの悪いものではないが、あれもこれもと詰め込むだけじゃなく、もっとそぎ落として物語に緩急つけるべきじゃないか。
展開が早すぎるのも、その辺を整理仕切れなくて必要以上にテンポを上げることでなんとか尺の帳尻を合わせたというふうにすら思えてくる。
そういう作品としてのマイナス面はあるのだが、やはりすでに故人となってしまったヒース・レジャーの怪演だけは絶賛せざるをえない。
彼の演じるジョーカーを見ていると、人はここまで極悪非道になれるものなのかという恐怖を感じると同時に、役者はここまで役になりきれるものなのかという驚きが湧き起こる。
最後に付け加えると、劇中には時折911事件を彷彿とさせるシーンも垣間見られ、歴史あるヒーロー・コミックを原作としながら、現代を色濃く反映させた考えさせられる骨太な作品へ昇華させた監督の手腕は高く評価できる。
二度の観賞で世間の評価が高いのも頷けた。
もしや、自分がこの映画の展開の早さについていけないのは歳のせいかも。と、ふと考えてしまった。
いやはやなんとも怖い映画である。
評判通りの良作
正義って何なのか。
何が正解なのか解らないので、非常に考えさせられました。
正義のために闘う結果、どこまでも追い詰められ、堕ちていくバットマン。普遍的な理念だけでは社会をまとめられないのですね。
アメコミ、アクション映画だと思って、爽快感を求めていては痛い目に合います。
そして、誰もが絶賛するヒースレジャーの演技。ただの凶悪犯・愉快犯に留まらず、全ての事象を客観的に分析している理知的な雰囲気までも完璧でした。
この悪を、誰も止められない!
正義のバットマンは、悩み苦しむ。
守るべきものを守れなかった。
自分が存在するから、悪が蔓延してしまったと。
そして、殺人はしないという信念をもっているので、
ジョーカーを殺すことができない。
悪のジョーカーは、笑い楽しむ。
何も怖いものがないから。
そして人間の誰もが持っている悪の部分に、
するすると入ってきて利用する。
正義と悪、どっちが魅力的か?
クリストファー・ノーランは、
とんでもないアメコミ映画の傑作を作った。
哲学的だけど、
エンターテイメントとしても楽しめる。
バットポッドの場面とかね。
注目の故・ヒース・レジャーは、
「時計じかけのオレンジ」のアレックスや、
シド・ヴィシャスを参考にして、
今回のジョーカーを演じたらしい。
ただし、
レイチェル役が、ババアすぎる…
ジョーカーって口裂け男だっけ?
洋画にはついつい過大な期待をしてしまいます。
この映画もそうでした。
いまひとつ、盛り上がりに欠けていて、いろいろなシーンもお金をかけているんでしょうが・・・・
ちょっとおじさんは楽しめませんでした。
ジョーカーって口裂け男だっけ?
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