「差別を宇宙人として描く」第9地区 佐藤さんの映画レビュー(感想・評価)
差別を宇宙人として描く
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本作は宇宙人をエビと呼び、移住させようとする。まぁ平たく言うと差別を表現したいのだと思います。ニールブロムカンプ監督が描きたかったのはこれと、もう一つあったと思います。
それはこのえいがには欠かせないSF要素のパワードスーツなどの兵器。
これは主人公が差別する側から差別される側に回ったため、差別される側としての感情が生まれる。そして自己中心的な行動をしていた差別する側の時とは違い、差別される側の時に自己犠牲をする、という一連の流れ。そこには必ず見せ方の問題点があります。ここに多種な兵器を使って、これを上手くSF調にしたかったのではないかと思いました。
個人的には、兵器や戦い方などもかなり感銘を受けました。ラストシーンも印象的でしたし、かなり満足いく作品でした。
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