サブウェイ123 激突のレビュー・感想・評価
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粋じゃない
「お大事に」とウォルター・マッソーのドアップがあまりにも印象的なオリジナルに比べて、あまりにもせっかちで工夫や遊び心が無い。なんで面白い素材をこんなに味気なくしてしまうのか。人物描写もお粗末。主人公の家庭の話は物語の腰を折り過ぎるし、汚職の件も後半の展開に絡まず活かせていない。悪党の描写も主犯以外はカラッポで『レザボア・ドッグス』の元ネタであることを考えると凄く勿体ない。ブライアン・ヘルゲランド一人の仕事とは思いたくない。結局、役者の魅力と最早ご愛敬のトニー・スコットのゴリゴリ演出を楽しむしかない。
先導が要るのにハデなクラッシュを繰り返す現金輸送隊。マヌケだな~と思ったけど、オリジナル見直すと同じだった……そんなトコに無駄金使うから赤字になるんだよ。
映像がすごくシャープ
少し太ってぷっくりした頬と、お腹が少し出ている普通の人のデンゼル。
直角の口髭がとってもお似合いで、顎の割れた悪役トラボルタ。
悪い奴なりの理由や狂気をトラちゃんは、素晴らしく表現してくれた。
二人が画面に出ているだけで、何かしら違って見える。
安心して映画の中にのめり込める。
すごいな、やっぱり。
リメイク作品とのことだけど、前作を見てなくてもこの作品で満足。
犯人の本当の目的は何?
それだけでなく、ガーバーの社内での事由。
市長の個人的な事情。
それらも加味されて、ラストまで興味は尽きない。
時間との戦い、カーアクション、暴走する地下鉄、善と悪、利口とバカなど、ただの交渉事ではないところが見る者を飽きさせない。
デンちゃんVSトラちゃんにするために、少し無理があったけど、気にしない。
その方が面白いもん。
それから、トニー・スコット監督!!
画面がすごくシャープで、緊張感ある映像になっていた。
ひとつひとつのコマが連続して映像になるわけだけど、それらがすべて研ぎ澄まされているかのよう。
トニー・スコット監督、やっぱりすごいな。
タイトに仕上がったサスペンスの快作!
ラストがちょっとあっけない気がしたが、思っていたよりおもしろかった。「サブウェイ・パニック」は観ていないので、比較はできないが、ウォルター・マッソーとロバート・ショーがデンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタに代わってどうなのかと思っていたが、悪くはなかった。デンゼルはめずらしく小市民の役で、ジョンの攻撃的な役柄と違い受け身の演技なのでむずかしいところだが、さすが2冠のアカデミー賞男優、うまかった。対するジョンは犯人の前歴を感じさせないマッチョな役作りで、久しぶりにブチ切れの演技を見せてくれた。この主演二人の無線機を通したやり取りが見ごたえがあった。動機や背景もしっかりしていて、納得がいくものだった。上映時間が短めなのでしかたがないかも知れないが、犯人側の元運転手以外の二人については全く説明がないのは物足りなかった。最後にニューヨークの地下鉄について、私のイメージだと落書きだらけで、治安もよくないと思っていた。しかし、今回の作品では、落書きもなかったし、市長も公用車でなく、秘書と一緒に地下鉄に乗っていた。ずいぶん変わったものだと思った。
比べて悪いですか?
オリジナルを見たのは高校生の時です。パンフレットもあります。
もう犯人は逃げ切るのか?と思うドキドキの中のあのストップモーション
ウオルター・マッソーのあの特徴的な鼻。
歴史に残るラストだと思っています。
比べるなと言っても無理です。
さて、本作ほぼ二人だけの映画。アカデミー俳優もトラボルタの
熱演に脱帽か。
ストーリーに新ネタ無いし、主役の二人はあまりにプロでデンと
構えすぎ。ワシントンの妻とか、ネットの恋人たちとかにもっと
スリルを担ってもらえばいいのに!
スピーディだが余裕のある展開
まず結論から。水準以上の出来でおもしろい。
犯人が要求するタイム・リミットが60分で、犯人と捜査側の駆け引きが、ほぼリアルタイムで展開される緊張感が堪らない。これは、たまたま交渉役になってしまった実直そうな運行司令官のデンゼル・ワシントンと、多面性のある犯人像を見事に演じたジョン・トラボルタのふたり以外を適度に排除したことが成功した。快活な話術と冷淡な行動をとる犯人と、徐々に冷静な判断をするようになる運行司令官の、無線を使ったやりとりに集中できる。また、スピーディな割に、犯人の真の目的を推理したり、身元の割り出しの過程など、余裕を持って観ることができた。ただただカメラを振り回した挙げ句、細切れの連続にしてしまった「トランス・フォーマー」シリーズとはエラい違いである。
地下鉄の警笛をあしらった音楽が効果的。また、コマ送りが多用された地下鉄が、通常の滑らかな動きになるラストは静寂に包まれる。車内のハラハラドキドキのキーパーソンは、女性や子供ではなく、意外にもノートPCを持ち込んだ青年だ。
トニー・スコットの過剰な演出炸裂!
トニー・スコットは損な人だと思う。
美術意識が高いお兄さんと絶えず対比されるし、娯楽大作を作れば確かに面白いけど、過剰なサービス精神故に、後に語り継がれる作品が少ない(皆無とは言ってませんよw)。
損な人です。実際、自分もリドリー・スコットの方が好きですw
ただ、今回に関しては一過性の話題にはならない気がしてます。
ジョン・トラボルタが久々頑張ってくれました。
情緒不安定な悪党を見事に演じきってくれましたよ。
デンゼル・ワシントンはやっぱり流石です。
演技を意識させない、普通な感じが素敵です。
そして、やっぱり…過剰なサービス精神w
本当に必要なのかと思うぐらいの演出の装飾感w
嫌いじゃないですけどね…
語り継がれるかどうかは分からないけど…
繰り返し観たくなる作品なのは確かですw
激突したのはあれだった
トランスポーター3の失望、96時間の不完全燃焼の払拭の期待を胸に
地下鉄にのぞんだわけですが・・・
ジョントラボルタがあんな姿になってしまってとてもじゃないけどディスコで踊れないのは予告編で知っていましたのでびっくりはしませんでした。
悪者をしっかりと演じています。
デンゼル・ワシントンの横領したくせに妙に正義感たっぷりの主人公もとてもよいです。
二人の掛け合いは、一流の漫才のようで、これはみどころです。
しか~し、
誰よ、この脚本
なんで、
交通規制できてないわけ?
激突するのはパトカーって馬鹿じゃないの!
観客はそこで時間内に金がつくかどうかなんかで
スリルなんか感じないですよ。
ちょうど、追っかけてるヘリは何だよって思って
るところに、「ヘリを使えばいいのに」ってセリフ、
呆れた後ろの観客がいったのかと思っちゃいましたよ
ここで笑わせるためだったの?
地下に行くSWATは裾くらいちゃんと処理してるでしょう。
運転してもらうためにわざわざ呼ぶために殺したかったでしょうけど・・・
陳腐なデイトレーダーみたいな本当の目的も初めから明かしているのにもかかわらず、最後は、自殺願望??のような終わり方・・・・・
市に恨みがあったという投資顧問会社のトップだったと明かされてもそこへの展開もないし。犯人、ただのジャンキーですよね。
ふたりの無線シーンだけがみどころの映画です。
クールな映像、熱いドラマ、ノンストップの緊張感——トニー・スコットの最高傑作かも!
身震いするほど粋なラストが印象的な傑作サスペンス『サブウェイパニック』をトニー・スコット監督がリメイク。
御年65歳の監督とは思えぬキレ味抜群の映像・編集センスは益々冴え渡り、息をも吐かせぬテンポとクール且つ殺伐とした空気を作品に与えている。多くの監督が彼の手法を真似ようとするが、本家本元はやはり格が違う。
オリジナルにもあったアイデアの幾つかは引き継がれているが、物語の展開や現代風アレンジも含め、オリジナルとは全くの別物。最も異なるのは“交渉役”と“犯人”の人物描写を深化させ、二人の対決の構図を前面に打ち出した点か。クライマックスに進むにつれ、物語はいつしか傷を抱えた男と男の、生き様のぶつかり合いへと変貌してゆくのだ。
息詰るサスペンスの中に“交渉役”ガーヴァーと“犯人”ライダーの心情を巧く溶け込ませた脚本は見事(これは主演二人の演技による所も大きい)。ガーヴァーの“告白”やハードル競争の助言、ライダーの最後の“要求”のシーンに思わず涙ぐんだ。クールな映像に関わらず、展開されるドラマは熱い。
エンタメ系サスペンスとして素晴らしい完成度!
個人的にはトニー・スコット作品中でも1、2を争う出来かと。
評判ほどでは・・・
作る必要があるのだろうか・・・。
ザ・対決
CMで言う、謎解き要素はありません。
1974年の映画『サブウェイ・パニック』のリメイク。ただし、設定は異なっており、ガーバーが、鉄道警察官からMTAの輸送司令になっている。
ガーバーを演じるのは、アカデミー俳優のデンゼル・ワシントン。彼は、わざわざ太って役作りに励んだという。その役作りの成果は、ぽっちゃりとした、中年のサラリーマンと言う風貌ではっきりと画面で見ることが出来ます。
犯人のライダーはジョン・トラボルタが演じています。それにしても彼は、ヒーロー役から、悪役まで幅が広いですねぇ。この作品でも、非情で冷酷、そして少しイってしまっている(?)犯人役を見事に演じています。
CM等で、「なぜ、1000万ドルなのか」「なぜ、1車両だけなのか」「なぜ、59分なのか」「なぜ、市長なのか「なぜ、自分なのか」」と言う感じで謎を煽っていますが、それらの謎は殆ど明らかにされません。謎解きの映画と思うと外されます。その意味で、あのCMはちょっとやりすぎではないかと思いますね。まぁ、CMなどの宣伝と実際の内容が全然違うと言うのは良くあることですが。
デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタと二大俳優が出演していますが、彼らの重厚な演技を楽しむと言うより、サスペンス娯楽として楽しむのが良いと思います。
アナログ時代の作品をデジタルでアレンジ
リメイク作品は基になったオリジナルと比べられてしまいますが、この作品は演出の派手さとテンポの良さは現代流で飽きさせません。
身代金輸送の場面は『ヘリを使えばいいのに』と観客が思ったことを劇中でもぼやいてたり(制限時間内に間に合うかどうかというスリルを味合わせる為のトニー・スコットの演出でしょうね、きっと)
にしても、ジョン・トラボルタの悪人振りは、本気で怖かったな〜、
デンゼル・ワシントンがちょっと地味に見えました。(最後の方でど根性を見せてくれます)
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