サブウェイ123 激突のレビュー・感想・評価
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タイトに仕上がったサスペンスの快作!
ラストがちょっとあっけない気がしたが、思っていたよりおもしろかった。「サブウェイ・パニック」は観ていないので、比較はできないが、ウォルター・マッソーとロバート・ショーがデンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタに代わってどうなのかと思っていたが、悪くはなかった。デンゼルはめずらしく小市民の役で、ジョンの攻撃的な役柄と違い受け身の演技なのでむずかしいところだが、さすが2冠のアカデミー賞男優、うまかった。対するジョンは犯人の前歴を感じさせないマッチョな役作りで、久しぶりにブチ切れの演技を見せてくれた。この主演二人の無線機を通したやり取りが見ごたえがあった。動機や背景もしっかりしていて、納得がいくものだった。上映時間が短めなのでしかたがないかも知れないが、犯人側の元運転手以外の二人については全く説明がないのは物足りなかった。最後にニューヨークの地下鉄について、私のイメージだと落書きだらけで、治安もよくないと思っていた。しかし、今回の作品では、落書きもなかったし、市長も公用車でなく、秘書と一緒に地下鉄に乗っていた。ずいぶん変わったものだと思った。
比べて悪いですか?
オリジナルを見たのは高校生の時です。パンフレットもあります。
もう犯人は逃げ切るのか?と思うドキドキの中のあのストップモーション
ウオルター・マッソーのあの特徴的な鼻。
歴史に残るラストだと思っています。
比べるなと言っても無理です。
さて、本作ほぼ二人だけの映画。アカデミー俳優もトラボルタの
熱演に脱帽か。
ストーリーに新ネタ無いし、主役の二人はあまりにプロでデンと
構えすぎ。ワシントンの妻とか、ネットの恋人たちとかにもっと
スリルを担ってもらえばいいのに!
スピーディだが余裕のある展開
まず結論から。水準以上の出来でおもしろい。
犯人が要求するタイム・リミットが60分で、犯人と捜査側の駆け引きが、ほぼリアルタイムで展開される緊張感が堪らない。これは、たまたま交渉役になってしまった実直そうな運行司令官のデンゼル・ワシントンと、多面性のある犯人像を見事に演じたジョン・トラボルタのふたり以外を適度に排除したことが成功した。快活な話術と冷淡な行動をとる犯人と、徐々に冷静な判断をするようになる運行司令官の、無線を使ったやりとりに集中できる。また、スピーディな割に、犯人の真の目的を推理したり、身元の割り出しの過程など、余裕を持って観ることができた。ただただカメラを振り回した挙げ句、細切れの連続にしてしまった「トランス・フォーマー」シリーズとはエラい違いである。
地下鉄の警笛をあしらった音楽が効果的。また、コマ送りが多用された地下鉄が、通常の滑らかな動きになるラストは静寂に包まれる。車内のハラハラドキドキのキーパーソンは、女性や子供ではなく、意外にもノートPCを持ち込んだ青年だ。
トニー・スコットの過剰な演出炸裂!
トニー・スコットは損な人だと思う。
美術意識が高いお兄さんと絶えず対比されるし、娯楽大作を作れば確かに面白いけど、過剰なサービス精神故に、後に語り継がれる作品が少ない(皆無とは言ってませんよw)。
損な人です。実際、自分もリドリー・スコットの方が好きですw
ただ、今回に関しては一過性の話題にはならない気がしてます。
ジョン・トラボルタが久々頑張ってくれました。
情緒不安定な悪党を見事に演じきってくれましたよ。
デンゼル・ワシントンはやっぱり流石です。
演技を意識させない、普通な感じが素敵です。
そして、やっぱり…過剰なサービス精神w
本当に必要なのかと思うぐらいの演出の装飾感w
嫌いじゃないですけどね…
語り継がれるかどうかは分からないけど…
繰り返し観たくなる作品なのは確かですw
激突したのはあれだった
トランスポーター3の失望、96時間の不完全燃焼の払拭の期待を胸に
地下鉄にのぞんだわけですが・・・
ジョントラボルタがあんな姿になってしまってとてもじゃないけどディスコで踊れないのは予告編で知っていましたのでびっくりはしませんでした。
悪者をしっかりと演じています。
デンゼル・ワシントンの横領したくせに妙に正義感たっぷりの主人公もとてもよいです。
二人の掛け合いは、一流の漫才のようで、これはみどころです。
しか~し、
誰よ、この脚本
なんで、
交通規制できてないわけ?
激突するのはパトカーって馬鹿じゃないの!
観客はそこで時間内に金がつくかどうかなんかで
スリルなんか感じないですよ。
ちょうど、追っかけてるヘリは何だよって思って
るところに、「ヘリを使えばいいのに」ってセリフ、
呆れた後ろの観客がいったのかと思っちゃいましたよ
ここで笑わせるためだったの?
地下に行くSWATは裾くらいちゃんと処理してるでしょう。
運転してもらうためにわざわざ呼ぶために殺したかったでしょうけど・・・
陳腐なデイトレーダーみたいな本当の目的も初めから明かしているのにもかかわらず、最後は、自殺願望??のような終わり方・・・・・
市に恨みがあったという投資顧問会社のトップだったと明かされてもそこへの展開もないし。犯人、ただのジャンキーですよね。
ふたりの無線シーンだけがみどころの映画です。
クールな映像、熱いドラマ、ノンストップの緊張感——トニー・スコットの最高傑作かも!
身震いするほど粋なラストが印象的な傑作サスペンス『サブウェイパニック』をトニー・スコット監督がリメイク。
御年65歳の監督とは思えぬキレ味抜群の映像・編集センスは益々冴え渡り、息をも吐かせぬテンポとクール且つ殺伐とした空気を作品に与えている。多くの監督が彼の手法を真似ようとするが、本家本元はやはり格が違う。
オリジナルにもあったアイデアの幾つかは引き継がれているが、物語の展開や現代風アレンジも含め、オリジナルとは全くの別物。最も異なるのは“交渉役”と“犯人”の人物描写を深化させ、二人の対決の構図を前面に打ち出した点か。クライマックスに進むにつれ、物語はいつしか傷を抱えた男と男の、生き様のぶつかり合いへと変貌してゆくのだ。
息詰るサスペンスの中に“交渉役”ガーヴァーと“犯人”ライダーの心情を巧く溶け込ませた脚本は見事(これは主演二人の演技による所も大きい)。ガーヴァーの“告白”やハードル競争の助言、ライダーの最後の“要求”のシーンに思わず涙ぐんだ。クールな映像に関わらず、展開されるドラマは熱い。
エンタメ系サスペンスとして素晴らしい完成度!
個人的にはトニー・スコット作品中でも1、2を争う出来かと。
評判ほどでは・・・
文春でもおすぎが面白いという評価でしたが、どうでしょう。
終盤の展開が安易すぎますし、至るところで他の作品のパクリのような
ところが散見されました。
可もなく不可もなく、DVD鑑賞で十分なサスペンス映画です。
デンゼル・ワシントンの映画は外れが少ないですが、今回は低評価ですね。
トラボルタの演技は良かったです。
作る必要があるのだろうか・・・。
「サブウェイ・パニック」という74年の傑作のリメイクだが、オリジナルを越えられないのなら、リメイクなどする必要があるのだろうか?
演出が今風に派手になっただけで、脚本に至っては酷い物だ。
これならオリジナルを忠実に再現した方が遙かに良い。得にあの秀逸なラストシーンを無視してしまったことは罪でもある。
この作品を観た人は、是非オリジナルをビデオ等で見直して欲しい。
ザ・対決
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの駆け引きの展開が勢いよくて面白かった。 むごいシーンもあったが、そこが緊迫感を増してくれてよかった。地下鉄の音も次に何が起こるかドキドキさしてくれた。 犬の話が少し笑えた。 全体的に速い展開でよかった。 さすがトニー・スコットの骨太の作品でした。
CMで言う、謎解き要素はありません。
1974年の映画『サブウェイ・パニック』のリメイク。ただし、設定は異なっており、ガーバーが、鉄道警察官からMTAの輸送司令になっている。
ガーバーを演じるのは、アカデミー俳優のデンゼル・ワシントン。彼は、わざわざ太って役作りに励んだという。その役作りの成果は、ぽっちゃりとした、中年のサラリーマンと言う風貌ではっきりと画面で見ることが出来ます。
犯人のライダーはジョン・トラボルタが演じています。それにしても彼は、ヒーロー役から、悪役まで幅が広いですねぇ。この作品でも、非情で冷酷、そして少しイってしまっている(?)犯人役を見事に演じています。
CM等で、「なぜ、1000万ドルなのか」「なぜ、1車両だけなのか」「なぜ、59分なのか」「なぜ、市長なのか「なぜ、自分なのか」」と言う感じで謎を煽っていますが、それらの謎は殆ど明らかにされません。謎解きの映画と思うと外されます。その意味で、あのCMはちょっとやりすぎではないかと思いますね。まぁ、CMなどの宣伝と実際の内容が全然違うと言うのは良くあることですが。
デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタと二大俳優が出演していますが、彼らの重厚な演技を楽しむと言うより、サスペンス娯楽として楽しむのが良いと思います。
アナログ時代の作品をデジタルでアレンジ
リメイク作品は基になったオリジナルと比べられてしまいますが、この作品は演出の派手さとテンポの良さは現代流で飽きさせません。
身代金輸送の場面は『ヘリを使えばいいのに』と観客が思ったことを劇中でもぼやいてたり(制限時間内に間に合うかどうかというスリルを味合わせる為のトニー・スコットの演出でしょうね、きっと)
にしても、ジョン・トラボルタの悪人振りは、本気で怖かったな〜、
デンゼル・ワシントンがちょっと地味に見えました。(最後の方でど根性を見せてくれます)
オッサン2人…激突!
デンゼル・ワシントン、ジョン・トラボルタ豪華共演!そして監督はトニー・スコット!!何とも豪華な顔合わせだこと。NYの地下鉄を舞台に繰り広げられる、“オッサンの熱い攻防(^^;”。さあ、勝つのはどっちだ?
この映画は、リメイクだそうでオリジナルの「サブウェイ・パニック」は、1974年の映画(吾輩は未見です)。でも、そんな予備知識無しでも充分に楽しめる内容になっています(あ、お好きな方は是非オリジナルもご覧になってから…)。トニー・スコット監督作品ですから、非常にスピーディーに展開していくのですが、肝心な謎(『何故1000万ドルなのか?』『何故市長なのか?』etc,etc…)が、随分あっさりと明かされてしまい『え?え?それってどういうこと??』って感じで、付いていけないというか、よくわからないままに通り過ぎて行ってしまったシーンが、幾つかございました。でもそんなのは、あんまり気にならんほどに、もおとにかく主演2人の圧倒的な存在感に、ず~っとスクリーンに釘付けにされてしまいました。
まあトラボルタの悪いこと!顔、演技、イッちゃってる眼…。観る者に『この人には、良心のかけらもない…』と思わせる、もお最強の“ワル”でございます。対するデンゼル・ワシントンは、少々メタボ気味なお腹を抱えて、事件に巻き込まれる普通の男…でも正義の心に燃える…でも実は…って男(何なのだ?)を熱演しております。冷静に見えますが、熱いです。熱血です!
作中でNYじゅうを巻きこんだ、車による“現金輸送大作戦”が展開されます。映像的には、トニースコット節全開!って感じで、迫力満点のシーンに仕上がっているのですが、吾輩思わず言ってしまいました…『ヘリ使えよ!』コレ、今回の最大のツッコミポイントです(^^;。
資料によると、この映画の主要キャストの中で最も若いのは、市長役のジェームズ・ガンドルフィーニなんだそうです…え~?そんな風には見えないよ~!
さぶ…うぇいっ!
僕はこの作品を知らなかったから、思わず見入ってしまった。「ウィキ」るとリメイク作品であることが解った。
地下鉄が出て来る作品は「ダイ・ハード3」や「マネートレイン」などがあるが、派手なアクションというよりかはデンゼルワシントン扮する地下鉄職員と犯人のジョント・ラボルタ2人の心理的葛藤がメインであると思う。
ここのレビューで諸氏が「不完全燃焼」と言うように、連れも犯人の意図がよく掴めず同じように言っていたが、僕もそんな気がした。テロと株価の下落、金相場の高騰の関係が解る、作品の面白味がより解るのではないかと思う。
サンドイッチのファーストフード店「サブウェイ」とコラボ企画があるそうなので、そちらもどうぞ。
犯行の動機の方が意外。手の込んだシナリオをたっぷり堪能できました。
スタイリッシュな映像。そして、59分間をカウトダウンさせるタイムリミット・クライシスな展開に加え、犯行の動機や目的が謎となっているミステリアスなストーリーに加えて、面白い点が人質事件のネゴシエーシエーターに、ごく普通の地下鉄職員が指名されることです。
地下鉄という逃げ場のないところで、乗客を人質に取った犯人が、どうやって逃走するかと興味津々に見ていたのですが、それよりも犯行の動機の方が意外でした。犯人は、NY市から身代金1000万$をせしめることよりも、もっと高額な一攫千金をを狙っていたのです。ヒントは、犯人側のリーダーであるライダーが証券関係者であったことです。
ライダーが犯行に至った経緯も、単に金目的でなく、NY市に対する復讐の意図も込められており、手の込んだシナリオをたっぷり堪能できました。
ライダーに指名されたNY地下鉄運行指令員のガーバーは、どこにでもいそうなおっちゃんという風貌だったのが、後半でピストルを手にして、ライダーを追い詰めるときは、がらり変身。一流捜査官のような身構えで使命感に燃えて、ライダーを追いかけます。
またガーバーは、とても緻密な頭脳戦に巧みでした。ライダーの質問攻めで、賄賂に関わった過去を、捜査員たちの面前で白状させられますが、そんな事にも動転せず、雑談の中から巧みにライダーの経歴など重要な情報を聞き出していきます。ふたりの駆け引きも見応えありです。
車両も運転できる便利な交渉役としてガーバーを指名したのは、ライダーのとんだ油断だったわけです。
ガーバーは、これまでのデンゼル・ワシントンらしくないごく普通の地下鉄職員の役であるにも関わらず、凡人らしさと事件が起きてから非凡さを巧みに演じ分けて、さすがだなと思いました。
ライダーを演じるトラヴォルタも、なかなか魅力ある悪役に挑戦しています。ちょっとしたことで切れるたび、躊躇なく人質を殺してしまうクレージーな面を持ちながら、緻密な犯行計画も立てられるクレバーさやガーバーにうっかり身の上を、愚痴を言いながら語るという人間味を併せ持ったつかみ所のない役柄を演じきっていました。
そしてクライシスシーンも、豊富です。59分間のタイムリミットのなかでも、人質が殺される中で、乗客の緊張が高まっていきます。ライダーは本当に全員殺しかねないという展開が、否が応でもドキドキ感を募らせました。
猶予時間が短いため、身代金の輸送も必死です。身代金の輸送過程も、カーチェイスシーンなかなかの迫力。さらに残された地下鉄車両がノンストップで動き出すとき、乗車している人質は助かるのかも見所です。
こんなクライシスなドラマにもかかわらず、ガーバーを気遣う妻とのやりとりは感動的でした。身代金を運ぶ役割を強制させられたガーバーは、覚悟を決めてライダーの元に向かいますが、その直前に妻に電話したとき、妻から牛乳買ってきてと頼まれ、買ってくるよと万感の思いを込めて答えるところが印象的でした。
映像面でも、細かいカット割り、それとスローシャターで、わざと画面を流す写し方で、スピード感や切迫感をうまく表していました。
デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの競演する本作。ふたりとも新たなキャラで応じた本作は、ファン必見でしょう。
タイムリミット・クライシスとして、『24』がお好きな方にもお勧めします。
デンゼルとトラヴォルタの“激突”に酔いしれる。
☆
未見であるが“サブウェイ・パニック”を
トニー・スコット監督がリメイクしたという作品。
とにかく思うのはオリジナルにはなかったであろう現代的な要素の、
ネットなどのテクノロジーの使い方が中途半端で、有効に機能していない。
作中でも自嘲気味にヘリを使えよというセリフもあるが、
現金を輸送する意味は全くなく、
画が弱いので派手な映像を入れたかっただけのようである。
犯人ジョン・トラヴォルタの目的は一見すると
“落として”から“上げる”ことではあるが、ホントにそうだったのか。
手下と別れて、あんな重そうな現金を持ち歩く意味が分からん。
訳が分かりにいのか何度も出てくる
「死は神への借金である」と言うようなセリフが、
クライマックスへ繋がるわけであるものの、
いまいちピンとこなくて分かりにくく、真の目的はこういうこと?
と思ってしまう。
デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの“激突”と、
若いなぁ~という編集に酔いしれることが出来れば、
面白くないことはないので、ちょっと残念だったな。
☆
もう一歩
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタ共演ってだけで、ワクワクする。
2人とも、55歳なのに、かっこいい!
トラボルタは悪役がハマってるし、デンゼルは今回地味な地下鉄職員なんだけど、抑えた演技がよかったです。
トラボルタが、地下鉄ハイジャックをした理由はいいとして、
必要以上に残虐になってる理由がよくわからなかった・・・
そう言うところを含めて、若干不完全燃焼気味かも。
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