「リメイク前の作品を面白くしようとして壮大に失敗した感じが…」サブウェイ123 激突 みるさんの映画レビュー(感想・評価)
リメイク前の作品を面白くしようとして壮大に失敗した感じが…
本作は1975年の「サブウェイ・パニック」の2回目のリメイク映画です。
1作目の映画があまりにも素晴らしくて何度もリメイクされたのは分かります。
本作は「過去1作目より面白くしてやろう」という意気込みはガンガン伝わってきます。
最新の映像技術をたくさん使い、派手に演出させ、会話のジョークをいっぱい挟み、カット割りも多くいれてます。
しかし、1作目の素晴らしかったところは『事件が淡々と進み、自分も地下鉄に乗った当事者になった気分になる』というところです。
本作は1作目の良かったところを根こそぎ奪い、しかもたくさん挿入したジョークや犯人とのウイットに富んだ会話が共感できずに視聴者の心がどんどん離れます。
元映画の一番大事だった会話部分の良さが本作では全くなくなっています。
ただ元映画が素晴らしかった分、つまらないということはないです。
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