劇場公開日 2009年9月4日

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「カネかけたコント」サブウェイ123 激突 Ezy Ryderさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0カネかけたコント

2021年4月30日
PCから投稿

大筋は、ハイジャックされた電車から、人質を救出する映画。けど脚本が滅茶苦茶で、そこかしこ、おかしなシーンだらけ。いちいち挙げればキリないけど、一例を取り上げると、現場に警察が身代金を運ぶシーン。現金輸送のパトカーやバイクが、交通事故起こしまくりとか、ありえなさ過ぎ。しかも、事故の具合が大惨事やし。

後、意外と引っかかったのは、「電車のハイジャック」程度のニュースで、「何で、株式相場全体が下がって、金地金の価格が上昇という、"世界恐慌"時みたいな、値動きすんねん」かな。「鉄道会社関連株」の「下落」は分かるが、「その他の資本部門・業種」の「株の下落」は、よく分からんし。ある程度、嘘でもいいから、最もらしい理由付けをして欲しかった。

ついでに、しょーもないトコやと、PCカメラで現場を盗撮してる、人質の青年。状況をカメラで見てる彼女が、半泣きで、「愛してると言って」からの、彼氏「今、そういう状況じゃない」→彼女「YESと言うだけでしょ~」云々とか、どんなやり取りやねん。もうちょい、ちゃんとした脚本書いたれよ。彼氏の気の毒さと、彼女のイタさ加減に、ワロてもうたし。

制作サイドは、全然そんな意図無いやろうけど、トータル、完全にコント。いっそ、ラストの「主人公が電車で家に帰るシーン」で、もっかいハイジャックに出くわしたら、オチもキレイについたのに。

Ezy Ryder