「新旧、どっちも好きです」アメイジング・スパイダーマン harizoさんの映画レビュー(感想・評価)
新旧、どっちも好きです
スパイダーマンシリーズは作り続けたいけど
なんやかんや製作側と監督がもめたあげく、
リブートされ、はいまたやり直しってことでw
デキのよかった前シリーズだったのもあり
賛否両論ありますが、私はこの新シリーズ好きです。
監督(マーク・ウェブ)/「(500)日のサマー」
ミュージック・クリップ畑の監督さんらしい味付けも
ところどころ、というか全体的に爽やかなのも好きw
前作と同じような演出をしても仕方ないわけですし、
リスクの高いリメイクにしては、いい抜擢だと思いました。
新スパイダーマン/ピーター・パーカーの
(アンドリュー・ガーフィールド)は
トビーに比べていろいろとスマートな訳ですが
細マッチョ具合といい、サラファインなそれが
気持ちいいとこだったりもします。
「BOY A」の彼を観て以来、ガラスのような
繊細そうな彼が気になってしょうがない存在で
おりましたが、今作でも大半ウルウルと涙ぐんでばかりw
不安やら葛藤やら後悔やらいろんな表情をマスクで
隠しちゃもったいないとばかり、ありえないくらい
よくマスクを脱いでウロウロしてました。
なぞのヒーローの正体がバレる?バレない?
そんなギリギリなとこも従来はみどころだったはずなのに、
ええ実にあっさりとw
あと、腕から直接出てた糸が“ウェブシューター”という
装置に変わってました。(原作もそうらしい)
これに変更することで、トラブルで糸が出なくなっちゃう
かも?というハラハラ感は少し上乗せされた気もしますw
ヒロインは今年人気急上昇中(エマ・ストーン)
近い所じゃ「ヘルプ」とかでも芯の強そうなおちついた
才女を好演していたり、コメディも上手い女優さん。
今までのキルスティン演じてたMJと変わって
ピーターの足を引きずるでもなくサポーター側に、
警察官の娘でしっかりめ理系女子に変更。
グエンといえば、前の3作目でブライスちゃんが
同じ役でしたが、私は断然エマ派☆
サム・ライミ版の逆さ吊りチューも名場面ですが、
今回のキスシーンも告白にモジモジのピーターが
言葉足りなげにおこした行動はなかなか可愛いw
唯一、残念だったのが敵のリザードの造形。。。
コナーズ博士(リス・エヴァンス)の演技はいいと
思うけど、変身してから一本調子なのが物足らずと
いった感じで、ここがもっとよければなぁと悔やまれます。
エンドロール後にまた、次回作を匂わす予告あり。
今回いくつか回収されてない問題もあったので
そこも含めて続編がとても楽しみです。