「まさにアメイジング!!!ヤッホ━━(*≧▽≦)ノ━━♪」アメイジング・スパイダーマン 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
まさにアメイジング!!!ヤッホ━━(*≧▽≦)ノ━━♪
サム・ライミ版スパイダーマン三部作は大好きです(^_^)
トビー・マグワイアのピーター・パーカーとキルスティン・ダンストのMJの恋愛関係には相当燃え狂いました(∩´∀`)∩ワーイ
監督もスタッフも出演者も、三部作を製作した連帯感と結束力は相当なものだったとか(・∀・)
ただ4作目の『スパイダーマン4』の製作に当たって、ソニーとサム・ライミ監督との意見が食い違い、対立が決定的となってライミ監督が降板。
そしてライミ監督を信頼してたスタッフも出演者も次々と降板。
そこへきて製作途中だった『スパイダーマン4』を再開するべく、リブートという方向へ方針転換させて『(500)日のサマー』のマーク・ウェブを監督に迎えて新しく製作したのがこれなわけだけど・・・
最初は「何でまたリブートを?」という疑問が(;・∀・)
もうスパイダーマンはサム・ライミ版三部作で完成してるんじゃねえの?という感想しかなかった。
しかし俺も大好きな『(500)日のサマー』のマーク・ウェブが監督ってことでかなり楽しみではあったので、日本最速公開日に早速観に行ってみると・・・
俺はこっちのマーク・ウェブ版の方を推したいですなワチョ――ヽ(・∀・)ノ――イ♪
まず原作の本題である『アメイジングスパイダーマン』というタイトルを載せたこと。
ピーターがクモに噛まれて超人的な能力を身に付けるという流れは同じだけど、サム・ライミ版ではクモの糸を直接腕から出すのに対して、このマーク・ウェブ版では「ウェブシューター」というクモの糸を発射する機械を腕に装着するという形になってる。
どうやら原作ではそうなってるらしい( ゚д゚ )
そしてスパイダーマンになるまでの流れがまた長い長い(;・∀・)
ここまでは青春ドラマ的な要素を前面に押し出してて、ピーターとグウェンは最初から相思相愛みたいな感じ。
そこに両親が失踪するシーンと、さらにその謎を解くというミステリー的な要素が加わってドラマ性に深みが出てると思う。
なかなかスパイダーマンにならないからちょっと不安になったけど、スパイダーマンに変身するようになってからの展開がテンポ良くて爽快です(・∀・)イイ!!
ウェブシューターを起動させるあたりは仮面ライダーを連想させるし、橋から落ちそうな子供を助けたり、ラスト近くでは工事現場のクレーン操縦士の力を借りたり、展開がまるで日本の特撮ヒーローものっぽい(゚∀゚)
グウェンの父親のステイシー警部も、最初はスパイダーマンを私怨で悪人に制裁を加える不逞の輩と思って逮捕しようとするけど、正体がピーターで本当に人々のために活躍してると理解して協力する。
と言うかこのステイシー警部相当おいしい役どころ(゚∀゚)
ラストに「もうグウェンには近づくな・・・」と言い残して死ぬけど、最初は言いつけを守って近づかないようにはするけど、グウェンは「パパから近づくなって言われたんでしょ!?」と完全に御見通し(;´∀`)
そしてピーターの一言「守れない約束だってある( ̄ー ̄)ニヤリ」
イイネ♪d('∀'o)
前作のスパイダーマン三部作は青春ドラマの萌え要素満載だけど、「力を持つ者には責任が伴う」とベンおじさんがピーターに話した言葉が終始重くのしかかって、ピーターがそれを背負い込んでる感覚が強すぎて重くなってる印象だった。
そして自分がスパイダーマンだってことが周囲には明かされない。
でも今作ではいとも簡単に周囲にスパイダーマンだってことがばれてるし、さらにラストの「守れない約束もある」の台詞で、アメコミ原作の持つ軽快さ、軽妙さ、そしてヒーローものっぽさがかなり強く出てる。
俺はこういう感覚の方が好きですv( ̄Д ̄)v イエイ
ピーターを殴った乱暴な同級生も、実はいい奴だという描き方をすることでキャラクターに対する愛情を感じますなo(`・д・´)o
そしてメイおばさんを演じてるのが何とサリー・フィールドΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
スパイダーマンがビル街をスイングしていく風景も、鉄塔でリザードと戦うシーンも、3Dの効果が際立っててかなりの臨場感(゚д゚)イーヨイイヨー
とにかく悲壮感をあんまり感じさせない軽快さが俺は好きです。
そして画面の左右対称な撮り方とか、人と人が向かい合ってる全体像を画面の中心に持ってくる撮り方が印象的で、これはキューブリックのオマージュかな?とか思った(^O^)
庶民の見方というスパイダーマン像を、軽快で軽妙なストーリーで作り上げた傑作だと思う。
EDテーマにあえて日本のバンドの曲を使ってるのも、日本公開版だけだとは言え、やっぱり日本の特撮ヒーロー映画を連想しちまいます(゚∀゚)
このリブート版もこれから続くと思うけど、全体の雰囲気を原作により近づけて、尚且つ現代の最新技術を物語の中でも取り上げてる意味でも目が離せません(`・ω・´)ゞビシッ!!