インクレディブル・ハルクのレビュー・感想・評価
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決して黒歴史ではない
兵士強化実験の第一人者として活躍していたブルースバナー博士は自ら研究の実験台となり、ガンマ線を大量に浴びたことで興奮すると緑の巨人「ハルク」に変身してしまう体になってしまった。
自らの体をコントロールしようともがくブルースバナーと彼を追うロス将軍と凄腕の軍人ブロンスキーら軍との逃亡劇を描いたMCUシリーズ2作目。
ハルクを知っている前提で進むタイプの作品であまり初心者(自分笑)には優しくないかも。
特に冒頭の詰め込み感にちょっと追いつけなかった。
初見時、マーベル初心者の自分はまずハルクがヒーローであることを知らなかった笑。
だって見た目完全に悪役じゃんゴジラとかキングコングとかの類かと思ってた笑。
今作注目なのが主演のエドワードノートン。
なかなかこういったエンタメ作品で見かけない彼が自身の体ををコントロールしようと様々な医療やトレーニングに励む影のある人物を好演。
ただハルクになったらもう誰だが全くわからない欠点もあり笑。
アクションは良かったけどちょっと薄暗すぎたかなぁハルクもアボミネーションも(ただティムロスは最高)あの巨体であのスピードはヤバイ笑。
続くアベンジャーズシリーズで彼が演じるブルースも観てみたかったが残念なことに彼は今作で役を退いてしまう。
そしてエンドロール後の静かだが死ぬほど熱いラスト笑。
この繋げ方めっちゃ好きだなぁ毎回こういう風に終わらせるのかなぁそれぞれの作品が一つに集まっていくのがすごい伝わってくるまさにクロスオーバー。
2016年04月10日(日)1回目
2018年03月11日(日)2回目
2019年03月15日(土)3回目
見た目は怪物でも、心はヒーロー
『アイアンマン』に続く、MCU第2弾。
尚、日本では『アイアンマン』よりこちらが先に公開された。
あくまで個人的見解だが、ハルクというヒーローは何かと訳アリのヒーローである。その悲運の誕生や設定とかじゃなく、
2003年にアン・リー監督&エリック・バナ主演で映画化。
不評で、2008年にMCUとしてエドワード・ノートン主演でリブート。
好評を博したものの、『アベンジャーズ』で登場したハルクは同世界観ながらもマーク・ラファロが演じる事に。
コロコロコロコロ製作側の都合で設定や演者が代わり、スパイダーマン並みに事情は複雑かも。
実を言うと、アン・リー版ハルクも、世間の不評ほど嫌いではない。確かに娯楽映画としてのカタルシスには欠けるが、スケールのデカさやハルクのインクレディブルなパワーは本作以上だったと思う。
その後『アベンジャーズ』からの好演ですっかりマーク・ラファロに定着し、MCUでも初期の作品で単体でシリーズ化もされなかったので、すっかり影が薄くなってしまったが(自分も見るのはレンタルリリース以来かも)、このエドワード・ノートン版ハルクもこれはこれで面白い。
多くの方と全く同意見になるが、アン・リー版よりグッとエンタメ度が増した。よりコミック・テイストになったと言った方が合ってる。
特にクライマックスのハルクvsアボミネーションはヒーロー映画と言うより、モンスター映画…いや、立派な怪獣映画的興奮。そういや公開時、『サンダ対ガイラ』と言われてたっけ。
ハルク誕生の経緯はOPで簡潔に描かれ、本編では丸々カット。
何だかこれ、後の『スパイダーマン:ホームカミング』と共通点を感じた。
つまり、MCUでは一度映画化されて描かれた事は描かない。別のアプローチで始まる。
本作はブルースの逃亡生活からスタート。
逃亡生活なのだからストレスなどもあり、いつハルクとなって怒りを爆発させるか、一石二鳥。
ドラマ部分もおろそかにされてはいない。
ブルースの苦悩・葛藤は、エドワード・ノートンがさすがに体現する。
が、恋人ベティとのロマンスはちとチープ。ユーモアは足りなく、前述通りスケールには欠ける。
ハルクは見た目は怪物だが、ハルクと敵対する人間の方こそ怪物。
ブロンスキーはその後文字通り怪物になるが、本当の怪物はロス将軍。
彼の悪行は本来なら失脚レベル。後に『シビル・ウォー』で再登場するとはね。
その『シビル・ウォー』でのあるヒーローとの関係は、本作のラストが始まりだったのか。これは覚えていなかった。
そんなロスや自分が創り出してしまった怪物に、あんなに苦悩・葛藤しながらも、再びハルクとなって闘う事を決意するブルース。
そしてその後、何故彼がアベンジャーズの一員に抜擢されたのか。
そんなクサイ事いちいち言わなくても分かる事だが、彼の為にも言いたい。
見た目は怪物でも、心はヒーロー。
最終決戦前、敵を食い止められるか心配したブルースだったが、大丈夫。
だって、アンタはいずれ邪神をボッコボコにするほど強いんだから!
初ハルク
アベンジャーズのハルクの人と違うんですね。主人公のヒョロっとナヨナヨっとした佇まいがハルクとの対比になっていて、戦闘シーンにより迫力を感じます。ハルクのCGもかっこよかったです。怒りと戸惑いと?彼女を大切にしたい気持ちとが入り交じった表情、萌えってやつです。ヴィラン役がヤル気満々だったのにいきなり闘いを止めたのが違和感でした。あの感じだと死んでもハルクに勝ちたい!って雰囲気だったのに。あのあとどうなったのかが気になります。ヒロインの父さんがいちいち余計な命令を出すからいちいちピンチになる、面倒なおっさんでイライラしました。でもストーリーは好きです。よく纏まっていてさくさく観れます。所々にギャグ?も散りばめられていました。ブルー博士のキャラが良かったのでもう少し見せ場があれば良かったなぁと思います。最後の山小屋のシーンが大好きです。続編があればよかったのに。スタークさんが来てたけどアベンジャーズのハルクとは違うんですよね?なんでだろう?それにしても好きな相手と致すこともできないなんて、なんとも切ない。
迫力あるバトルは必見!力対力の肉弾戦が楽しめる!
場面は主人公ブルース・バナー博士(エドワード・ノートン)が
籍を置くカルバー大学の実験室から始まる。
バナー博士自身が被検体となり、
放射線の耐性テストをするが実験は失敗。
その結果、心拍数が200を超えると
緑色をした筋骨隆々な大男に変身してしまう身体に…。
この時、科学者2名、将校1名、州警察官1名、ハンター2名が
命を落とすことになる。
軍に追われる身となり、逃亡生活を余儀なくされる。
逃亡先はリオデジャネイロ最大の
貧民窟(ファベーラ)であるホッシーニャ。
飲料工場でアルバイトをしながら、元に戻る方法を探していた。
バナー博士を追う軍は、精鋭部隊を招集し追い詰めにかかる。
ロシア生まれ英国育ちの英国海兵隊から派遣された
兵士エミル・ブロンスキーは、
ハルクと相見え、その力に圧倒されるとともに嫉妬する。
自分もその力を手に入れようと不穏な動きに出る。
狙われたハルクは無事でいられるのか。
そしてハルクは元の身体に戻れるのか…。
最後まで飽きることなく見れた!
バトルシーンとバナー博士の苦悩が
程よく混ざり合っていて動と静のメリハリがあると思った。
特に印象的だった要素は3つ。
まずは、バナー博士が初めてハルクになって暴れるシーン。
(実験失敗のシーンを入れると2回目)
バイト先の工場内で軍の精鋭部隊に追い詰められ
ハルクに変身する。
銃で攻めてくる軍隊をいともかんたんになぎ倒し、
その場を去っていくのだが、
一連のアクションの中で、2階の高さにいるブロンスキーを
ハルクが下から睨み付けるシーンがある。
このときの迫力がすさまじい!
身長が2.8mもあるハルクの大きな顔が画面いっぱいに映し出され
ブロンスキーになった気分で危機的状況が味わえる!
このできごとをきっかけに
ブロンスキーはハルクと戦えるだけの力を欲するようになった。
2つ目はヴィランとの戦闘シーンだ。
夜の街中で渋滞して乱雑する車をなぎ払いながら戦う。
今作のヴィラン アボミネーションは身長3.3m。
ハルクと違い自覚を持っている。
戦闘中は、車を投げ飛ばす。
殴られればビルの向こう側まで吹っ飛ぶ。
どれだけ高い所から落ちてもへっちゃら。
「キングコング: 髑髏島の巨神」の
キングコングvsスカルクローラーや、
「ジュラシックワールド」で見せた
キメラ恐竜 インドミナスvsティラノサウルスに負けるとも劣らない
ド派手なバトルを楽しませてくれた!
3つ目は人間の内面にもフューチャーしていること。
派手なアクションだけがウリではないというのが
この映画が評価されるゆえんだ。
バナー博士の苦悩・葛藤や恋人への募る思いなど
ヒューマンドラマの要素も持ち合わせているのだ。
これはバナー博士を演じたエドワード・ノートンが
表現したかったことだと思う。
ノートンは一度オファーを断ったが、
脚本を全とっかえしてもいいという約束を監督と交わし
出演を承諾した。
撮影後のインタビューで本人も述べているが
影のプロデューサーとして脚本・編集にも携わり
ストーリーをテコ入れしたらしい。
そもそも、コテコテのSFアクションに出演するつもりはないのだ。
過去の出演作品を見ても、「ファイト・クラブ」や
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」など
ストーリーに定評のあるものばかり。
より人間の内面を描いた作品が好きなのだろう。
そんなノートンの意向が作品にいい味を出している。
とは言え、マーベルがおくる
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)である以上
今後につながる伏線は満載!
事の発端となった実験失敗は、放射耐性テストなんかではなく
第二次大戦中、極秘裏に開発が進められた
兵力強化プロジェクトを復活させるためのものだった。
より強力な軍隊をつくるために。
バナー博士は詳細を聞かされることなく実験に関与していたのだ。
ロス将軍(リブ・タイラー演じるベティ・ロスの父親。
娘とは絶縁中)が、
第二次大戦中に開発された血清を取り出すシーンでは
保存用の圧力容器?にDr.Reinsteinという名前が
印字されているところが映される。
これはキャプテン・アメリカが投与した血清を
作った科学者の別名。
これら2点はのちの
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」へ
つながる大きな伏線となっている。
さらにハルクの行動を止めるために
使用された超音波を発する兵器は
スターク・インダストリーズ社製のものだったり、
ハルクが雷雨の中、雷に向かって吠えるシーンンは
ゆくゆくマイティ・ソーと戦うことを暗示していたり
するなんて話もある。
ひとつの映画を見るだけで、複数の映画とのつながりを楽しめる。
それがMCU最大の醍醐味!
シリーズ全体の内容理解を深める意味でも
単体作品として派手なバトルシーンを楽しむという目的でも
満足できる映画だ。
ハルクvsアボミネーション
MCUフェイズ1の2作品目。
アイアンマンの次はハルクです。
ハルクの映画なので戦闘シーンなんかは迫力があります。
アボミネーションは強すぎですね。
後にロキ、ウルトロンなどと戦う訳ですが、初っぱなからこんな強いの出てたんだってなりますよ。
理性と破壊衝動の狭間で
マーベルヒーローって背景に戦争の悲哀が常にある。USAには珍しい戦いたくないヒーロー。ただその実無敵の強さを誇るグリーンマン。重戦車が紙細工を蹴散らすかの様に暴れるアクションシーンは爽快。雄大な自然やブラジルなどの景観が綺麗。退役間近の老軍人が力を欲し溺れてゆく様は哀愁。でも投薬のみで生身でハルクと立ちあえるブロンスキーの洗剤スキルって凄いよね。ところでmr.blueはどうなったの?
ハルク
スマッシュ~~~!!!(笑)
というか、敵のハルクみたいな奴はどうなった?
まだ、生きているのにほっといて大丈夫なのか?
最後にアイアンマンが出て来たが、あれで繋がるように辻褄あうのか?
そっちが観たくなった。
ド派手な映像にスカッとしました!
ハルクが戦うシーンは迫力があり、映画館だったらもっと楽しめたなぁと思えた作品でした。全体通してド派手な映像を楽しむ感じです。ストーリー自体は色んな映画のあるあるを詰めたような感じなので、分かりやすかったです。吹き替えの主人公があまりはまってなかったので、字幕の方がいいかもしれません。同じマーベル作品のアイアンマンに比べると作り込みは浅いものに思えましたが、マーベル好きには楽しめる細かい設定があって面白いかなと思うので、観て損はないと思います。そして、ロバートダウニーJr.が一瞬出ただけで作品がこんなにも引き締まるのかと驚きでした。
大暴れ爽快、だけど切ない
ハルクは大きくて強く、最強のパワーで大暴れするヒーロー!
ですが、その中にはひどく切ない物語があり、最も心が痛くなるヒーローです。
今後のマーベル映画を見ていてもハルクのシーンにはなんとも言えない心苦しさがあります。
愛する人とも結ばれる事はなく、どこにいても追われ命を狙われる立場、そして自分で人生を終わらせることができない能力。
ハルクが他のヒーローとあきらかに違う部分は、国(政府)が敵であることです。
自分の命を狙う国を、時には守らなければならない。
守っても、危険にさらさぬよう自分はひっそりと隠居生活。
目立ちたがり屋の社長ヒーローとは正反対です。
別作品ですが、アベンジャーズでの変身シーンで
「いつも怒っている」のセリフはとても深いものだと思ってしまいます。
そんな悲しき超怪力ヒーローの誕生秘話です。
是非ご覧ください!
わたしのマーベル作品3作目 冒頭の部分でパパパパってハルクになった...
わたしのマーベル作品3作目
冒頭の部分でパパパパってハルクになった経緯が回想みたいに流れていったから
あらすじ読んでなかったらなんであぁなったのかよくわからなかった
別にすごくつまらなかったわけじゃないけど
昨日見たアイアンマンの方がおもしろかった
主人公があまり魅力的じゃないのかな
ヒーローやってるっていうよりは
怪物になっちゃったどうしようやだよ〜って感じだったからかな
今後アベンジャーズとしてどうなるのか楽しみです
人間の形をした怪物が人間の形をした怪物の首を絞めているのは見ていて気持ちよくはなかったね
体が怪物だから武器とかないからかな
やっぱかっこいい武器とかで戦ってるとかっこいい!ってなるよね
ぶつかり稽古みたいなのが生々しいというか
ハルクに怪物になる前のブロンスキーが戦ってるとこの方がかっこよかったなぁ
戦闘シーンは迫力
地上波で鑑賞
逃亡シーンと戦闘シーンで半分位あるんじゃないか。もう少し、ハルクになった経緯を含めて丁寧に説明する場面が欲しい。
ハルクが所々で吼えるシーンがあるんだけど、誰かに対して怒りや悲しみを持って吼えている訳ではないので、ただ吼えてる。迫力はあるけど、それだけになってしまう。
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