「ホラー界では古典直系の怪人」インクレディブル・ハルク odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラー界では古典直系の怪人
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ハルクはマーベルのコミックヒーローの中では地味な方だが狼男やフランケンシュタインの流れ、ジキルとハイドのような変身とホラー界では古典直系の怪人ですね。
ギャップが見せ場だから平時のブルース・バナーはひ弱な学者で研究仲間のベティと恋仲、中盤から終盤に掛けては二人の逃亡劇のメロドラマ。
アベンジャーズのハルク役のマーク・ラファロの方が見慣れているのでエドワード・ノートンさんはしっくりこなかったがロマンス絡みには向いているかも。
主人公を街の破壊者にしてしまうのも憚れるので野蛮な軍人エミル・ブロンスキーをハルク・アボミネーションに変身させて一騎打ち、敵役の使い方も堂に入っていますね。
ただ、ロケット弾直撃でも死なないのに鎖で首を絞められてアウトというのは、ちと解せません。
B級映画ならベッドシーンはお約束ですが脈拍が200を超えると変身してしまうのでおわずけとは笑えます。地味ながらも真面目に作っている感があり大人でも愉しめました。
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