「いまや見る価値ないだろう」インクレディブル・ハルク うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
いまや見る価値ないだろう
アベンジャーズへの続きも、マーク・ラファロが引き継ぎ、マーベル・シネマティック・ユニバースの整合性もなくなってしまった。
もともとハルクにヒーローの要素はなく、怪物をいかに封じ込めるかの、キングコング映画なのだから、ヒロインを守ること以外にストーリーの軸が作れない。
ティム・ロスのヴィランも、変身してからは全くの別人というか怪物だし、怪物と怪物の戦いをただ茫然と見守るしかない展開に、面白みも何もない。
アベンジャーズでは、理屈抜きの強さにほれぼれとしたものだが、エドワード・ノートンはナイーブすぎて変身後のハルクにイメージがつながらない。キャスティングが上手くいってない。
あとはマニアの人がスタン・リーを探したり、ニック・フューリーとかエージェント・コールソンとかを探すために見るくらいか。
いまとなっては、ハルクのVFXも、アニメ以下のクオリティで、不自然な画面にしか見えない。
2020.9.3
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