「普通にハルクが喋っとる!」インクレディブル・ハルク しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
普通にハルクが喋っとる!
マーベル・シネマティック・ユニバース第2作。
DVDで2回目の鑑賞(字幕)。
コミックは未読です。
ハルクのオリジン・ストーリーですが、ブルース・バナーがハルクになった原因はダイジェストみたいにまとめられていたので、スピーディーに物語が展開していました。
直近でMCUと無関係なハルク映画があったため、同じ内容を繰り返さないように配慮したのかもしれません。
その分、アクションが豊富で、個人的に好みでした。クライマックスのアボミネーションとの死闘はさながら怪獣映画のようで、すごい迫力でしたし、手に汗握りました。
エドワード・ノートンがハルクになるのを観られるのは本作だけ。以降はマーク・ラファロにキャスティングが変更されていますが設定上は同一人物なのでご注意を…
改めて観ると、ハルクの顔が違う…。演じている俳優が異なるので当然ではありますが、やはり違和感が…。本作のハルクの方が断然イケメンな気がしました(笑)。
MCUを追っている者としては、完璧な形で「アベンジャーズ」を迎えたかったと云う想いはあるものの、改めて本作を鑑賞して、ノートンからラファロへのキャスティング変更は功を奏していたのではないかな、とも思いました。
ノートンのバナーは身体能力も高そうだし、カッコ良過ぎる気が…。なんでも出来そうな感じがして、控えめな科学者と云う人物像がしっくり来ない…。美人過ぎるエリザベス・ロス博士とのロマンスも納得。ちょいワイルドやし(笑)。
一方、ラファロのバナーは不器用なイメージにピッタリ。控えめな性格と云うのも素直に頷けました。それに何より、科学者っぽい(笑)。研究室に籠もっているのが似合うなぁ、と…。後々のナターシャとの恋模様は言わずもがな…
今回改めて観直して気づいたのですが…ハルク、普通に喋ってるやん!(笑)。「マイティ・ソー/バトルロイヤル」で初めてハルクが喋ったと云うことになっていたような気がしましたが、本作の時点ですで喋れてたのねぇ…
「ハルク・スマッシュ!」と、ヒーロー物ならではな必殺技の名称を叫んでいました。それとも、本作での出来事はキャスティングが変わったこともあって一部の設定が無かったことにされているとか…?―うむむ…興味が尽きぬ…(笑)。
※修正(2022/08/08)