ラスベガスをぶっつぶせのレビュー・感想・評価
全45件中、41~45件目を表示
ラスベガスでのカウンティングは、違法です。
卓越した数学力を持つMITの学生ベン(ジム・スタージェス)。彼は、一つ問題を抱えていた。進学先の学費を捻出しなければならないのだ。そこへ、ベンの卓越した数学力に目を付けたミッキー・ローザ教授(ケヴィン・スペイシー)が現れ、ベンをブラックジャック攻略チームへと誘う。それは、彼の数学力があるからこそ、成し遂げられる技だったが・・・。実話を下にした映画。MITには時として、本当の天才が現れますからねぇ。
この話は、ケン・ユーストンの話をモデルに描いているのだと思いますが、現代にデフォルメされています。劇中にGoogleという言葉が出てくるのも、その一つ。しかし、実際にケン・ユーストンが活躍したのは、今から20年ほど前。しかしながら、Wikipediaによれば、その勝率は映画ほどではなく、 60%程度であったらしいです。
突っ込みどころとしては、映画では舞台をラスベガスに拘っていますが、アメリカで合法にカジノを楽しむことが出来る都市は他にも多数ありますし、東海岸にもアトランティックシティがあります。こちらの方が、ボストンには近いんですけどね。ラスベガスは、世界的にも有名な都市なので、こちらに絞ったと言うことでしょうか?
ベンをこの行為に誘い込むミッキー・ローザ教授ですが、教育者とは思えないほど憎たらしく、且つ、お金に汚く・冷酷に描かれていますが、それをケヴィン・スペイシーが上手に演じています。
日本では、親が子供の学費を出すのは普通ですが、アメリカにおいては大学の学費を親が出すことは少なく、多くの大学生が大学生ローン(学費ローン)を組んで、学費を工面しています。その為、卒業してからローンの支払いに苦労すると言う例は少なくありません。この映画は、その辺りを知っていないと、ちょっとわかり難いかもしれません。
原題の”21”とは、ブラックジャックのこと。邦題からは、余りにもお気楽な学生のお遊びと言う印象を受けてしまいますが、内容的には必ずしもそう言うことでも無いので、原題の方がいいタイトルかもしれません。なお、今現在、ラスベガスでブラックジャックのカウンティングをするのは違法らしいので、実際に試したりしないように。
世界のナベアツには、絶対無理(^^;!
全米2週連続NO.1!。原題は「21」←ブラックジャックで最も強い点数のことなんですと。で、ブラックジャックって何…?(^^;
ブラックジャックとは…トランプを利用したゲームの一つである。世界のほとんどのカジノで人気が高い。カードの合計点数が21点を超えることなく、できるだけ高い点数を得ることを競う。バカラやおいちょカブと似たスタイルのカジノゲームの一種。…Wikipediaより引用。
要は、合計が21点を超えず、近い点数が勝ちっていう単純明快なカードゲームな訳です。けれども、それに必ず勝てる方法ってのがあるんですね。で、これが実話をベースにしてるっていうから凄いですね。でも映画で観てると簡単そうですが、この方法は相当難しいですよ。“カード・カウンティング”っていう、既に使われたカードを記憶して、残りの札を予想するっていう方法なんですが、まあ常人(吾輩も含めて)には無理です。更に『答えが3の倍数と3が付く数字の時だけアホになる』そんなコトしてる“世界のナベアツ”には絶対にムリ(^^;!!
でもこの方法、映画では“違法”って言われてるんですけど、そうなんですか?別にイカサマをやってるわけじゃなく、ただカード数えて分析(しかも機械とか使ってるわけじゃないし)するだけなら、イイんじゃないのかな~?と思ってしまったのですが…。まあ、カジノ側からすればそんなことされたらたまったモンじゃないでしょうね。
映画としては、ブラックジャックのルールを知らずに観ても、充分楽しめました。カジノ側(警備担当のローレンス・フィッシュバーン)とのやりとりなど、なかなかスリリングでしたし、ルール知ってる人が観たら、もっと楽しめると思います。オタクなベンが、カジノで段々洗練されていく様も、“逆プリティ・ウーマン状態”みたいで、観ていて面白かったですよ。
主演のジム・スタージェス君。なかなかのイケメンですね。コレを切っ掛けにブレイクするんじゃないでしょうか?あと、ケイト・ボスワース!キレイだとは思うが、アンタ絶対大学生には見えんて(^^;!!
今年の公開された映画の中でNO.1!
28日試写会にて。アメリカで大ヒットしているので期待していましたが、文句なく面白い作品です。カジノとブラックジャックを扱うギャンブラーものの映画は過去にも沢山ありますが、脚本が素晴らしいので、マンネリさを感じさせません。ところで、私自身、ブラックジャックをやったことはありませんが、レインマンでダスティ・ホフマンが演じたように、数字に特別に強い才能があれば、必ず勝てる勝負なのでしょうか?(好きな友人に聞いてみると、「カードを記憶したからって、必ずしも勝てないよ」というのですが、彼は天才ではなく、凡人なのであまり参考にはならないのですが。)最後のオチはなんとなく予想された通りですが、若手主体の映画の中で、ケビン・スペイシーが重石となり、いい演技をしています。皆さんにオススメします・・・。
展開がいまいち、ついでに小地蔵が書くこのレビューもいまいちでした(^^ゞ
原題は「21」。「24」とは毛色が違います。まずはラスベガスのカジノのゴージャスな雰囲気に酔わせてくれる作品です。そこに天才的な数学知能を持った学生が、知識を活かして挑み一時は大金を射止めるというお話しなんですが、これが実話に基づくと言うから驚きです。
どうもブラックジャックに関しては飛躍的に勝率をアップさせる数学的な統計手法が存在しているようですね。
でもそれをまともにストーリーにしたので、数学とブラックジャックのルールに知識がないといまいち主人公たちがむいまどんなゲームをしていて、どんなテクを使って勝ち抜いているのかがよく解りませんでした。
この物語の核は、ベンたちカジノプロ化した数学チームとカジノのルール違反を取り締まるコールの息詰まる対決を期待していたのですが、どうも通り一遍の描き方で期待はずれでした。
なんといっても、コールが簡単にベンのカードカウンティングを見抜き過ぎるし、なぜかベンたちが来店していることがわかっていても、すぐに排除せず、物語の都合のいいところで登場しているところが気になりましたね。
驚愕のクライマックスを除き、ストーリーもほぼパターンどおり。貧乏学生が窮余の策で飛びついたカジノ必勝法で大儲けして、すっかり贅沢な暮らしにのめり込む。美女も手に入れて逢瀬を楽しんですよ。けれどもそれは長続きせず、元の木阿弥に行き着くところまでは、予想通りの展開です。イレギュラーな方法で大金を手に入れ、学業や友情よりもお金が全てと思ってしまったことに対する反省も教訓もあまり強調されていません。
但し、前後の流れから濡れ手にアワのような儲け方をしたものは、報いを受けるのだというチラリと必罰を感じさせる説教じみた展開ではなかろうかと臭いましたね。
そういうメンタルな方向でなく、エンタティメント志向であったら、オーシャンズシリーズのようにテクニックをもっとスリリングに演出するとか、もっと変装に力を入れるとか手を入れるところはあったでしょう。
ただこの作品の主人公は、やはり天才。転んでもただでは起きませんぞぉ!一見破滅へと向かいつつも、自分の得難い経験を活かして大逆転します。まさに苦難や困難を肥やしにすれば、人生に敗北などないという見本ですね。このラストは見物ですよ。
主演のベンを演じているジム・スタージェスは当たり役で、貧乏くささが漂うバイト生活時代とカジノで大金を獲得して、スーツに身を包み自信溢れる様をメリハリをつけて演じておりました。
結論としていまいち面白くないけれど、退屈はさせない微妙な感じです。
全45件中、41~45件目を表示