「ジェイン・オースティンを読んでないと難しい」ジェイン・オースティンの読書会 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェイン・オースティンを読んでないと難しい
クリックして本文を読む
メンバーは、バーナデット、ブリーダーのジョスリン。そしてジョスリンの親友であるシルビア(エイミー・ブレネマン)とその娘・アレグラ(マギー・グレイス)。シルビアは夫から別れを切り出されたばかりだった。そして、夫との愛が冷めつつある高校教師プルーディ(ブラント)は演劇部の男子生徒に惹かれている。最後にもう一人と思っていたところ、ジョスリンが偶然知り合ったSFオタクのグリッグ(ヒュー・ダンシー)を誘う。
最初、6人じゃなきゃいけない!なんてのが理解できなかったけど、ジェイン・オースティンの長編小説が『エマ』『マンスフィールド・パーク』『ノーサンガー・アビー』『分別と多感』『高慢と偏見』『説得』の6作品だったってことなのね・・・。ひと月に一度集まる読書会。人物評や作者の意図など、普通に語り合う会となったが、それぞれの登場人物の愛にも変化が訪れる。中心となるのが、年上のジョスリンに恋する男グリッグだが、なかなか踏み出せないグリッグと、グリッグをシルビアとくっつけがってるジョスリンの一線引かれた関係が続く。普通に見たら、グリッグと同年代であるアレグラがピッタリなのだが、彼女は同性愛者。
恋愛とセックスに関しての発言は多いものの、小説を媒体としているだけに、紳士淑女の優雅な読書会なのだ。最終的には皆うまくまとまって幸せになるエンディングだが、オースティンの小説では結婚後について書かれていないってことも重要なのか?すべて読んでいれば面白いんだろうけど・・・
【2013年視聴】
コメントする