「圧倒的なビジュアルと臨場感で信頼を描く」マン・オブ・スティール Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的なビジュアルと臨場感で信頼を描く
Amazonプライムビデオで吹き替え版を視聴しました。
『スーパーマン』(1978年)はラヴ・ストーリーの要素が強めでしたが、今作はロマンスよりも、人を信じることの大事さがメッセージとして伝わってくる内容が素晴らしく、今作の成功を感じます。
生みの親がラッセル・クロウで、育ての親がケビン・コスナーで豪華です。
アクションシーンも見ごたえがあるのですが、なんでもないような場面の会話が面白く、ヒロインのロイス(エイミー・アダムス)が“S”のようなマークについて会話をして「あなたはスーパ...」まで言いかけたりします。
迫力だけでなく臨場感があります。ファンタジーなのにリアルに感じる秘訣はカメラワークにありそうです。終始カメラがちょっとグラついていて、被写体を撮ろうと一生懸命な感じを上手く表現しているためリアルさが生み出されているのだと思います。
主人公のクラーク・ケント(ヘンリー・カヴィル)が普段、何をどのくらい食べるのか少しくらい情報がほしかったのですが、「世界一有名なヒーローがあんなの食べてるなんて、信じられない。嫌いになった」などイメージダウンのリスク回避のためか、まったく飲食に触れないのは良し悪しです。
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