シャッター アイランドのレビュー・感想・評価
全167件中、141~160件目を表示
悪夢のような気分
映像自体がすごく不思議な仕上がりになっています。よくある謎解きとはかなり違っていてめちゃめちゃ見入ってしまいました。最後まで観て他のお客さん達の話を聞いて思ったのは、解ったつもりになっている人も案外多いかもしれないということです。もう一度DVDで観てほしい(笑)
謎解きに過剰な期待は禁物です
2010年アメリカ映画。138分。今年25本目の作品。マーティン・スコセッシとディカプリオがタッグを組んだ四作目の作品。
内容は;
1,精神異常犯罪者を収容する島で、一人の女性収容者が痕跡なく失踪する。
2,二人の連邦捜査官が島に派遣される。
3,捜査官は調査を進めるうちに島の巨大な謎の存在に気づく。
デヴィッド・リンチを思わせるような夢の描写ですが、それでもやはりスコセッシ監督の描写なのです。長年スコセッシ監督の作品を観てきたわたくしとしては、それがとても楽しめました。
本作は観客に謎解きをしてもらういわゆる「参加型」の作品です。わたくしも本編開始前の指示に従って、ほとんど字幕を観ずに登場人物や画面の隅々まで注意を払って謎解きをしてました。
そして、レオと相棒が嵐の中逃げ込む教会(?)で煙草を吸うシーンが手がかりで結末が推測でき、結果的にはそれが正解でした。ほんと、この作品は内容よりも画面に集中しないと謎解きできないです。(問題の煙草のシーンもほんの一瞬ですから)。
結果的には楽しめましたが、宣伝からの期待からすると肩すかし食らった感はありました。なんというか、「作品自体の主題とかけ離れているだろうが」って感じです。実際、それで怒っている人もいました。
でも、それなりに楽しめる作品でした。スコセッシとレオのタッグも本作で四本目(すべて劇場で観てる)。本作まではすごく違和感がありましたが、四本目となると慣れてきて、オーバーなレオの演技も理解できるようになりましたし。
ていうか、昔は流血バイオレンス映画ばかりつくっていたスコセッシ監督も最近は余裕をもってエンターティメントな作品を作るようになったんですね~。
これから本作を観る方は過度に宣伝から期待するのは禁物です。
最近よくあるハリウッドパターン
正直デカプリオはあまり好きではない。
でも、ブラックダイヤモンドを好演していたので、見る気になった。
映画前の注意でとてもミステリのおちを期待したけれど、
結果はどこかでみたようなオチで私はイマイチ。
ミステリを読みすぎたり、観すぎたりしすぎだからかもしれないけれど。
ミステリアスな雰囲気は抜群だが——
クラシカルなオープニングタイトル、それにマッチした仰々しい音楽、鈍く光る鉄のような色調の映像……。
雰囲気たっぷりの幕開きは快調。
ゴシックホラーかと思わせるような演出や、“赤狩り”の不穏な影が見え隠れする展開、中盤の悪夢のシーンも良い。
特に悪夢のシーンは、舞い散る雪や舞い散る灰、逆流する煙やカットごとに微妙に変化する背景など、脳ミソを掻き回されるような感覚を味わう見事な出来映え。
また、随所に「今のは見間違いか?」と違和感を覚えさせるカットを挟み込ませたのも、得体の知れない不気味さや不安感を煽るのに一役買っている。
だが何故だろう、いまいち映画にのめり込めないこの感じは。
事件の謎の正体が不満だった訳じゃない。物語の真相は、ミステリー好きな人なら割と容易に予測できるものだろう。だが映画を観た人なら分かるように、これはドンデン返しを楽しむタイプの作品じゃあない。
だいたい『シックスセンス』の柳の下のドジョウを狙ったような大袈裟な宣伝はハナから信用していなかったので、その辺は別に気にならなかった。
不満点は他にある。
観客を混乱させようと色々な要素を盛り込みすぎて、かえって映画が冗長になってしまったように思えた点もひとつ。
だが一番の理由は、主人公が事件に執着する原因となった女性の“ある行為”の要因がやや短絡的すぎるように思える点かもしれない。
彼女はきっととてつもない大きさの苦しみや悲しみを抱えていたに違いないのに、その辺りの描き方が雑に思えるのだ。
だから、主人公が女性に対して取った行動も今一つ心に響かない(もっともディカプリオの迫真の演技で補われてはいるが)。
頭では「面白い話」「悲しい話」と認識しているのに、それが心にまで沁みてこない。不満の理由を一言で言えばそんな所。
(全然説明になってませんね、すみません)
だがラストの台詞は良い。あの人物は本当は“真相”を理解していたのかもしれない……まるで主人公らが燻らせる煙草の煙のように、儚く寂しい余韻を残す最後だった。
僕の肌には合わなかったが、断じて悪い映画じゃない。ハマる人なら、きっとハマる。ミステリアスな雰囲気を味わいたい人は、是非。
あ、ついでに、映画の評価とは関係無いですけど、この映画の煽り過ぎな宣伝についてはランクCと評価させてください。
<2010/4/10鑑賞>
えぇっっ!?どういうこと?
14日観賞。
原作も未読で、何にも考えないで観ていたので、
クライマックスまで他の人が書いているような気付きもなく、
ただ驚いたという・・・・
冒頭の「あなたの脳を信じてはいけない・・・うんちゃらかんちゃら」は私も不要であると思った。
それでなくても上映時間長いのに。
ディカプリオって、こんなに演技力あったっけ?
「タイタニック」と「ロミオ&ジュリエット」しか観てなくて(しかもテレビ)、あランボーのも観た←「太陽と月に背いて」
全然ディカプリオもの観てないと思ったらあと3本程程観てるから、もしかしてけっこうファン?
とにかく演技がすごかった。アクションも。
愛する人をを亡くす辛さと後悔とか、怒りのシーンとか、見応えあり。
脇の俳優たちもよかった。
ロケーションも大変オドロオドロしてて、観客の不安感を煽ってて。
そして、クライマックスから、ラストのセリフへ。
・・・う~ん、誰か正解を教えて~!!
でも、リピーターになる気はないけど。
DVD待ってよっと。
えと・・・
ほんの序盤で・・・ある種全貌が理解できてしまった。
なので、説明書きほどにいろいろ意識して観なくてもよいかと。
ただ、考えながら観るのも一興。
ラストの言葉で、3通りの解釈も可能かと思うけど・・・それに答えはきっと無いのだろう。・・・多分。
演技を楽しむ作品かなと。
コンビ4作目が一番しっくりくる・・・
超日本語吹き替え版で観た。上映前からいろいろ内容についての説明があって何だかしらけた。でも、原作も巻末が袋とじだったそうで、そういうのを宿命づけられているのかな? だけど、スコセッシ監督とレオが組んだ4作目のこの作品が、二人に一番合っていると私は思った。私はおもしろく観た。レオの熱演が鼻につかなかったし、有名な俳優が脇を固めていて重厚な感じがした。時折挿入されるシーンの描き方が半端じゃなくて力が入っていた。謎解きも違和感がなかった。軽い気持ちで見られるミステリー映画ではないが、重い雰囲気にどっぷり浸かって観るミステリー映画もあっていいんじゃないかな。まあ、デニス・ルヘイン物に軽いのはないけどね。
本格的ミステリー
スコセッシとディカプリオのタッグを組んだ映画は、この映画が初めてだった。
雑誌に載っている批評家は、ぼろかすに書くが、意外なラストで面白かった。
なぜかと思うだろう。
僕の予測だが、原作者が「ミスティックリバー」を書いたデニス・ルへインだから、「ミスティックリバー」が面白いと聞いているから、予測では原作者が良かったからではないだろうか?
本格的ミステリーにはお勧めします。
誰もが見れる映画です。
特に字幕版を進めます!!
いいとこどりですね
まず、途中で答えが見えてしまった。
そして、見ていると過去の映画の要素が混ざっている・・・
ちょっと古いが・・・「エンジェルハート」。そして、「ボーンアルティメイタム」・・・。少し・・「ファイトクラブ」。「ワールド・オブ・ライズ」・・・。
俳優さん達、熱演!
映画の宣伝文句を考えるのも、大変なんでしょうね。
≪あなたは、この謎を解けるか?!≫
なんて言われると、ミステリー好きとしては、俄然燃えちゃう。
いったい、私はどの辺りでわかるんのだろう?!と。
私の場合は、あの辺りでわかりましたが(言えないよ)。
上映開始前の、この線の長さは同じです。
この線は平行です。 とか、不必要に思う。
≪人間の脳は、自分の都合の良いように物事を解釈させる≫
この文章を、文字通りに受け取るか、否かで、感じ方が変わってくると思う。
≪謎≫というより、真実はどこ?というカンジ。
配役が素晴らしい。
ディカプリオ、やっぱりすごい俳優さんなんだな~と再認識。スキがない。
ベン・キングスレー、マーク・ラファロ、マックス・フォン・シドー、ミシェル・ウイリアムズ等、どの人を見ても、曲者で怪しい人たちばかり。
そのおかげで、謎解きがどうのこうのでもなく、結末がどうのうこうのでもなくて、サスペンスとして楽しめる。
テディの一番最後の言葉。
心に残ります。
集大成
雨と風、闇と光、のコントラストが見事な映像。
「ミスティック・リバー」の脚本家らしく一筋縄ではいかない
人間の内面性を抉り出すストーリー。
そして、それを演じたディカプリオの演技。
どれも素晴らしかった。いまでも、その残像が残っている。
ディカプリオは前作の「リボルーション・ロード」から見方を変えた。
とても、リアルな演技・・・役者らしい役者になったな~と思った。
でも、それは僕の偏見でず~と前から演技派だった。
そして、この「シャッター・アイランド」。
これは見事というしかない。
ストーリーについて、謎はわかってるっという人が多いけど、
そんなものを超えて、ある男の頭の中の真実と幻想を劇的に描いていた。
狂気と正常の境なんて、ほんの少しの違いでしかない。
そんなことを描写した映画であった。
それはスコセッシ&ディカプリオのコンビの集大成だと思った。
僕の中では、この映画は映像、ストーリー、演技者の三拍子が
そろった映画だと断定してしまおう。
そう言うプロットは、謎解きモノとしてはズルい。
まず最初に記しておきます。この映画は、ネタバレ禁止です。
1954年。ボストン沖合で、精神を病んだ犯罪者の収容施設が設置されているシャッター アイランド。脱出不能の施設から女性患者が行方不明に。レオナルド・ディカプリオ演じる連邦保安官テディ・ダニエルズは、その謎を解くべく、島へと赴いた・・・。
いやぁ、ネタバレ禁止と言われても、あれで本当に良いんですか? って言うか、最後まで見ても、まだ騙されている気が・・・。何が本当で、何が虚構なのか。一応の見た目は、ああ言う、結構ビックリの結末ですけどね。似たようなプロットの映画は・・・、他にもありますが、それを記すと最後のネタのヒントになってしまうので、敢えて止めておきます。そう言えば、その作品もネタバレ禁止でした。
えーと、ネタバレ禁止なので、あまり記すことが無いんですが、最後の30分くらいで、いきなり話が変わってきます。って言うか、そこまでは、間違った方向に誘導されていると言うことですね。
あ、TVCMでは吹替版が結構イチオシ的な扱いですが、必ずしも吹き替えである必要はないと思います。ディカプリオの生声が好きな方は、字幕版で良いと思います。
映画の宣伝って、やっぱ信用できないですね
映画の宣伝コピーの「謎」という言葉に惹かれ
そしてディカプリオに惹かれ観賞してきました
観賞の途中でディカプリオが山崎 邦正に見えつつ
途中で こいつはもしやと思いながらも
がんばりながら最後まで観賞しました
内容には触れませんが
やっぱ映画会社の宣伝コピーなんてクソだなと
改めて思いました
優れた作品に最近本当あってないなぁ これ期待してたのにー
例えばマルホランド ドライブの面白さ内容の理解に
何回も観賞しようと思えるのに
シャッターアイランド二度と見たいと思いませんね
俳優全員は、すごく良かったのに脚本のヒネリが乏しすぎだよ ママン
幻想世界の映像美
あの…謎解き映画の向きで煽ってた予告って、失敗だったんじゃないですかね?
この映画、そっち方面は飽くまでエッセンスの様に感じます。
残念ですが、自分的には映画観る前から、結末は予測出来ちゃってました…あの予告観てから。
あの煽りは本当良くないですよ、配給会社さん。
いや、でもですね、だからこの映画がダメだったかと云うと…全然そんなことはないです。
むしろ素敵(敢えて素敵と表現します)な作品でした。
サスペンスとラブストーリーの両面、見事な融合を果たした上質な映画でした。
ストーリーはここでは伏せますが、素敵なところをひとつ挙げると…
ディカプリオ演じるテディ捜査官は、島で度々幻覚に悩まされるんですけど、その幻想世界が目が覚めるぐらい美しい。
この幻覚が映画の重要な要素です。
その世界には作品のヒントや伏線も散りばめられているから、ウットリばかりも出来ない仕掛け。
衝撃(?)の結末に到るまでの用意周到さに唸ります。
んで、感想はというと…
結末は予想できちゃうぜ!ではなく、これはその「謎」に到達する「過程」を楽しむ映画…と解釈しました。
いや、素直に驚かれる方も当然居るでしょうから、その方は「過程」と「謎」ダブルで楽しめるんですよねぇ…羨ましい。
リピーターも出て来そうな予感。あと2、3回は観てもいいかも。
お勧めです。
ストーリーは単純。映像は惹き付けられた
内容は単純なものでした。途中で結果がわかってしまった。どこかで見たことのあるストーリーでした。
ただし、映像には惹きつけられました。つい、見入ってしまいました。
結果は納得のできる形で収まっていました。
最後は、自分の罪を受け入れたんですね。
少し、悲しい気持ちになりました。
超吹替はいいんじゃないですかね。
超吹替。
映像とセリフがマッチしてスクリーンに集中できる。いいんじゃないですかね。
ディカプリオも渋く好演でしたが肝心のナゾトキがいまいち。ひねりが足らず。
見るなら原作を読んだ方がよい、とも思える…
上映後の「なぞときチェックシート」は興ざめでした。
全167件中、141~160件目を表示