劇場公開日 2010年4月9日

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「集大成」シャッター アイランド xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0集大成

2010年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

雨と風、闇と光、のコントラストが見事な映像。
「ミスティック・リバー」の脚本家らしく一筋縄ではいかない
人間の内面性を抉り出すストーリー。
そして、それを演じたディカプリオの演技。
どれも素晴らしかった。いまでも、その残像が残っている。

ディカプリオは前作の「リボルーション・ロード」から見方を変えた。
とても、リアルな演技・・・役者らしい役者になったな~と思った。
でも、それは僕の偏見でず~と前から演技派だった。

そして、この「シャッター・アイランド」。
これは見事というしかない。

ストーリーについて、謎はわかってるっという人が多いけど、
そんなものを超えて、ある男の頭の中の真実と幻想を劇的に描いていた。
狂気と正常の境なんて、ほんの少しの違いでしかない。
そんなことを描写した映画であった。
それはスコセッシ&ディカプリオのコンビの集大成だと思った。

僕の中では、この映画は映像、ストーリー、演技者の三拍子が
そろった映画だと断定してしまおう。

xtc4241