愛を読むひとのレビュー・感想・評価
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この結末は、読めなかった。
戦争・人種差別・時代背景を知れば、もっと深く理解出来る様なので、近い内に原作を読んでみたいと思います。
映画全体の(重苦しさ)が、この作品の重要な、メッセージにも感じます。
ケイトの体当たりな演技は、見応えあります。
分からない…
ロマンスでありドラマであり哲学的な
20140105-022500-新春ロードショー 愛を読むひと
どう思うのかではなく、どう行動するか
内容は他の皆さんが書かれてるので、
割愛させて頂き個人の感想を書かせて頂きます。
人物の心情と時代背景を読み取ることで、この映画の奥深かさを感じました。
青年の心は素直でまっすぐだが 「愛」
責任をもって仕事をしている者からすると、素直になれない所がある。「地位」
いつしか青年は大人になり、愛した彼女と偶然な出会いをするが、
素直になれない自分との葛藤。
物語の随所にツッコミを入れたくなる点がいくつもあります。
しかし、それを行ってしまうと自分が壊れてしまうのではないか?
なぜなら、愛しているから。
青年の頃はまっすぐだったのに
大人になり、どうしてもプライドを守ろうとしているように思えます。
主演女優賞をとった演技力は納得です。
すごい身体を晒してます。(そこだけが凄いわけではないが笑)
迫力満点なTHEハリウッド映画ではなく
人の心を読む勉強になる映画だったと思います。
「ぁーだからそういうことなのか?」
と、考えながら観る。
これが大事です。
久々のヨーロッパ映画!
救世主・レイフ ファインズ
「リトル チルドレン」「レボリュショナリー ロード~」と絶好調のケイト ウィンスレットがアカデミー賞・主演女優賞を受賞した作品とだけあって期待していましたが、本編終了後私は思わず首を横に振ってしまいました。果たしてこの作品の演技で彼女が受賞するべきだったのか疑問を感じました。これは私の推測ですが、おそらく彼女は今まで何度もノミネートされてきたので“よくがんばりましたね”という気持ちを込めての受賞だったのではないかと思います。逆にレイフ ファインズがなぜ何の賞にもノミネートされなかったのかが疑問でした。彼こそがこの作品の救世主であり最も評価されるべき人物だと思います。
舞台は第二次世界大戦直後のドイツ
あるきっかけで15歳の少年マイケルと2回りも歳の離れたハンナが偶然出会う所から物語りが始まり、そこから、何十年にもわたる彼らの不思議な関係が焦点となっています。。もっとわかりやすく言うと本作は3つのパートに分かれていて“ひと夏の恋編”“裁判編”“そして、20年後編“へと繋がっていきます。
注目はレイフ ファインズの熱演くらいでしょうか?特にレイフ ファインズの演技が印象的で観終わった後「ナイロビの蜂」を始めて見た時のことを思い出しました。「ある公爵夫人の生涯」は未見なので何とも言えませんが、本作での何とも言えない渋い演技は見ごたえありました。まさに救世主!この人が出てこなかったらこの作品は危なかったと思います。ケイト ウィンスレットや15歳のマイケルを演じたデビッド クロス君もなかなか良い味は出していましたがラブシーンの演技に力が入りすぎたのか言葉での演技は大したことありませんでした。
さて、ストーリー展開はどうだったのかというと特に目新しいものはありませんでした。裁判もあるユダヤ人の大量虐殺事件に絡めた内容ですが、イマイチパッとしませんでした。本当に最後の30分意外見所は特にない作品だと思います。
それから、例のラブシーンについてですが、初め見たときは予想以上にリアルだったので驚きましたが、本編終了後には頭の中から消えて無くなっていました。おそらく監督はリアルなものにしたかった一方でポルノにはしたくなかったがためにああいったものになったのだと思いますが、実に中途半端でした。あんな事をするくらいならカットするべきだったのではないでしょうか?でも、あのシーンを撮ったのが「リトルダンサー」と同じ監督とはとても思えませんでした。
結局のところレイフ ファインズの演技意外見所なしの作品だと思います。
残念でした。
邦題が…。
ケイト・ウィンスレットの熱演!
やりきれない
自ブログより抜粋で。
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ほとんど予備知識を入れずに、甘いラブストーリーのつもりで観たら、思いのほか重い内容にとまどった。
終戦間もないドイツが舞台ということで、多少はそういう要素もあるだろうことは予想していたが、ここまでアウシュビッツ強制収容所、ナチスの罪とユダヤ人といった戦争問題がメインテーマになっていたとは。
そういうわけで、思っていた映画とかなり違っていて、いまひとつ乗れなかった。
それ以前に、二人の人生を変えることになる執拗な逢い引きにあまり共感できなかったことが評価を厳しくさせた。
思春期の青年が大人の女性に好意を抱くのはともかく、三十代半ばから見れば子供でしかない未成年に手を出す女なんて、禁断の愛などと言ったところで、とうてい受け入れがたくって。
そんな危ういロマンスがあってこそ、中盤以降でさまざまな“秘密”が重くのしかかるという創作上の構成を理解できないわけじゃないが、前提が否定的に成らざるを得ないものだと、マイケルの、そしてそれを受けてのハンナの感動的な行動も冷めた目でしか観られなかった。
マイナス要因はこれだけじゃない。
序盤の官能的なシーンが映画の題材に引き替え少々くどいと感じたことや、ハンナが己の人生を賭けてまで隠しとおそうとする“秘密”がその序盤であっさり予想ついたこと。
8年も経ってやっと彼女の隠すその“秘密”に気付いたマイケルの「彼女の気持ちを尊重したい」という考えも「なんだかなぁ。強い絆で結ばれた愛というより、彼女を助けることから逃げてるだけじゃないの?」っていう感想しか持てなかったし、裁判を傍聴した学生たちの討論シーンも取って付けたような印象で、いずれもテーマが響いてこない。
ここまで酷評しておいてなんだけど、客観的にはいい映画だと思うんだ。
評判のケイト・ウィンスレットを筆頭とした俳優陣の演技は皆、震えるほど素晴らしいし、郷愁を誘うBGMも耳に残る。
いい意味でやりきれない重いテーマも時代を反映させた文芸作品として申し分ない考えさせられるもの。それでいてラストの締め方は、どこか希望の光を感じさせる余韻が残るのもいい。
ただ、まだまだ精神年齢が坊やな自分には、正直なところ行間を読めませんでした。
失ったものは何か
人生の先輩という方は、よく、「人生で学んだものや経験したものが蓄積されて人は大きくなる」と言われる。しかし、ある程度人生を過ごしてくると、蓄積しているもの以上に、人は生きていく中で多くのものを失ってきていることに気づかされる。それは、お金などの実体のあるものだけでなく、人への憎しみや優しさ、愛情などの大事なものもある。この作品は、人生の中で愛情の「情」は残ったが「愛」を失った男の物語である。
主人公の男は、高校生の頃、年上の美しい女性との逢瀬を楽しむ、愛のひとときを過ごす。しかしある日、年上の女性が忽然と目の前から消えて、その愛が終わる。それから何年か過ぎた頃、法律を学ぶようになった男の前に、ナチ戦犯の被告としてふたたび、その年上の女性が現れる。男は、その女性を助けたいと思うが踏み込めない。それは、あの日を境に愛が断ち切られていたからだ。しかし、情は残っていたがために、刑務所に入ったその女性を陰ながら手助けをする。この失った愛と、残った情を監督のスティーブン・ダルトリーは、対象物を描くように観客にきめ細かく演出して見せる。
だからなのだろうか。この作品の中のひとつひとつのシーンで、自分ならどうするだろう、と思うことが何度もあった。特に、ラスト近くになって以前は愛し、情は残っていた女性が刑務所で出会うシーンでは、抱きしめるのか、無言で見つめあうだけになるのか、男に自分を投影して、映画とは別な思いが募るばかりだった。その意味で、この作品は見る人の心にグッと踏み込んでくる、鋭さと重さがある。そして、見終わったあとに自分がこれまでの人生で何を失い、何を得ていたのかが見えてくるような気がする。この作品は、人それぞれの人生の深遠にあるものをとらえ、見る者の心に深く刻みこまれる名作の一本ではないかと思う。
まぁ、良かったかな。
何とか、劇場で鑑賞することができました。
ストーリー的には、嫌いではなかったけど、日本ではヒットしにくい映画だと感じました。
ヒロインのプライドが高くて理解するのが難しいんですよね~。そして、愛するモノもその人生に引きずり込まれる。と。
でも、観て良かったと思えるのは、摩訶不思議。
だから、きっと、良い映画なんだと思います。
愛を読ませるひと
ケイトはイメージと違う・・・
原作はあまりにも評判がよかったので、当時読んだ。救いのない結末にやりきれない思いをしたことだけ覚えている。ケイトはアカデミー賞主演女優賞受賞だが、私のイメージとは違った。まだ、妊娠したために降りたという二コール・キッドマンの方が合っていると思う。がんばって演じているとは思うが、体が肉感的だし、情熱的な役柄の方がぴったりしていると思う。私のイメージだと若き日のシャーロット・ランプリング。やせぎすで、冷めた感じがぴったり。内容はよくある少年と年上の女の人との恋みたいだが、それで終わらないのは舞台がドイツだから。でも、原作は少年の一人語りで、「ぼくは・・・」の書き方なので、読みやすかったが、映画はレイフがいつも思いつめたような顔つきで重苦しい雰囲気だった。だから印象もだいぶ違う感じ。映画としてはうまくまとめていると思うが、原作とは異質な作品に思えた。
ジーンときました。
受け継ぐべき物語
なんもいえねー
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