「知的な映画。深かった。」スーパー・チューズデー 正義を売った日 枝豆ポタージュさんの映画レビュー(感想・評価)
知的な映画。深かった。
色々考えさせる。米大統領選挙では毎回馬鹿騒ぎする日本のマスコミ。分かってるつもりだったが~~この映画がある程度本当として、正義と信条を曲げても勝利を手にするため候補者は魂まで売るのか?ジョージクルーニー演じる民主党候補者は選挙運動員(インターン)のモリーと不適切な関係を持つ。結果妊娠して中絶費用が工面できず、ライアンゴズリング演じるスティーブに相談する。モリーを演じるエヴァン・レイチェル・ウッドは心理の表現力が優れ陰影ある演技が出色‼!しかしとても20歳に見えない。不用意に妊娠する女性にはまったく見えない。そんな愚かさ幼稚さが無い。私を考え込ませたのは、モリーの検死の結果が出た時、中絶は明らかになるだろう。その事実をどう?乗り切るか?あるいは隠蔽するのか?スティーブはさらに悪に手を染める。そんな展開が読める。クルーニーは更に窮地に追い込まれる。大統領への道は更に厳しい。過去に遡り、マリリン・モンローの死の真実が未だに解明されない事実~~ケネディ大統領との親密な関係は明らかだが、この事件を彷彿させられる。ともかく人間の存在の不可解さ、アメリカ人お得意の表向き顔、裏の顔。考え込んでしまった。
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