「選挙に勝つためなら、どんな汚いこともありの世界・・・」スーパー・チューズデー 正義を売った日 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
選挙に勝つためなら、どんな汚いこともありの世界・・・
タイトルから一目瞭然だが、アメリカ大統領選の話。主人公は、選挙参謀の若きサブだ。どんな内容かと思いきや、想像以上にブラックだった。相手候補のスタッフを引き抜こうとしたり、支持をとりつけるためポストを用意するとか、生き馬の目を抜くような世界。かなりえげつない。それをまたポール・ジアマッティやフィリップ・シーモア・ホフマンなどがいやらしいまでにうまい演技を披露。そんな中、主人公がどうなってしまうのか、最後までハラハラドキドキさせてくれて、おもしろかった。最近絶好調のライアン・ゴズリングがそんな翻弄される主人公役をクールに演じ切って。かっこよかった。却って、大統領役で監督のジョージ・クルーニーの影が薄かった。ちょっとかわいそうかな?
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