「絶妙なバランス」スーパー・チューズデー 正義を売った日 αさんの映画レビュー(感想・評価)
絶妙なバランス
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結末は読めるけれども、終始、画面に見入ってしまう緊張感がみなぎっていてよかった。
予告編はかなりサスペンスフルにあおってるけど、案の定、そこまで大仰な演出はありません。が、淡々としすぎているわけでもなく、絶妙なバランス。スキャンダルについても描きすぎないあたりが想像をかきたてる。
いまが旬のライアン・ゴズリングをはじめ、脇を固める芸達者な役者たちがなんとも贅沢。
開巻早々に選挙キャンペーンで対立する両陣営のフィリップ・シーモア・ホフマンとポール・ジアマッティが顔をあわせ、エバン・レイチェル・ウッドにマリサ・トメイも出てくる。この役者陣がバッと出てくるだけで、これから始まるドラマに期待してしまってつかみはOK。
それにしてもクルーニーは役者としてはもちろん、監督としてもこれだけできて言うことなし。
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