「駆け引き」スーパー・チューズデー 正義を売った日 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
駆け引き
選挙モノ、政治モノは退屈になることもありますが、これは引き込まれました。
純粋な政治理念や信念を、まぁ鼻から期待はしていませんが…、同じ党内での足の引っ張り合いが見ものでした。
どう見ても、Morris知事、イケメンな上に言う事なす事、少なくとも外面は理想的な政治家。それだけを見てれば心酔しますわ。
Mollyは妊娠を分かっていながらStephenに接近したの??妊娠をカモフラージュさせたい知事の指示?でもなければ、イタイほどの尻軽女だし、腑に落ちないなぁと思いました。きっとStephenと付き合い始めてから妊娠が分かり、逆算して知事の子だ!!となって、慌てて知事に電話したんですな。Mollyとしては解雇されたくないから知事に身を任せてしまったと…。Stephenのことはきっと普通に好きだったんじゃないかと。しかしStephenが裏切り行為で知事側に解雇されたと知り、知事とのスキャンダルを売られる!もう私終わりだ!パパのキャリアにも影響が及ぶ!と確信し、自殺してしまった…。
Paulが解雇されたことが、何より知事が真っ黒な証拠。
毎度入ってくるインターンが可愛すぎるのがいけないね(^_^;)。
やっていることは三文メロドラマですが、大統領選挙に繋がる政治活動の裏で行われているという所に、救いのない気持ちになります。絶対的な忠誠心も通用しない、人情、信頼などもっての外、時には味方の弱点すら握り、自己保身と目的のためなら手段を選ばず、如何に生き残るか、荒波を乗り越えるか…。人を操ることが三度の飯より好きで、良心に蓋をした人しか携われない(んでしょうね)政治の世界を垣間見ました。
フォローおよび共感いただき、有難うございます。
(更なるご返答のお気遣いは必要ありません)
everglazeさんのレビューの「三文メロドラマ」というお言葉に「これだ!」とピンと来ました。言ってしまえばその通りで、とっても俗っぽい話でしたが、それだけにリアルな映画でしたね。
私なぞは悪筆乱文のレビューばかりですが、今後ともよろしくお願いします。