「凄まじい映画」チェンジリング odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
凄まじい映画
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もしあの日、休日出勤を断っていれば・・、悪夢のような出来事が次々と降りかかるとは・・。
20年代のLAの警察の腐敗ぶりは「LAコンフィデンシャル」をはじめいくつか映画化されているがこれほどまでの権力の横暴さが史実とは言葉を失う。もう一つの狂気、ゴードン・ノースコット事件の方はあえて犯行動機や犯人の生い立ちへの深入りをさけているが映画より酷い汚れた血の史実を知って賢明な脚色と合点した。結審したところで幕引きと思ったらまだまだ続く念の入れよう。縛り首シーンなど西部劇の世界だけかと思っていたがそこまで描かなければイーストウッド監督の気が収まらなかったのだろう。暗く重いストーリー、142分の長丁場だが怒りのテンションで持ちこたえた。
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