「イーストウッド監督は神の領域に」チェンジリング xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
イーストウッド監督は神の領域に
クリント・イーストウッド監督は僕のフェイバリットです。
だからこそ、きびしく見なくちゃと思って見ました。
でも、そんな思いもはじめの10分くらいで、溶けてなくなっていました。
1920年代後半の空気感と、母親と男の子の愛情に、もはや涙が・・・
それに続いて、
起きてくる事件や出来事が、僕をその世界に巻き込んでいった。
息もつかせぬくらい、次々に現れる出来ごと。
単線だった物語は、いつの間にか、複線に。
そして、また太い母と子の物語によみがえって来る。
こんなストーリーをなんなく映し出したイーストウッド監督。
セクシーさを封印して、愛するが故に強くなった母。
それを演じたアンジェリーナ・ジョリー。
そして、女性の描き方がなんとも素敵だった・・・。
この映画は、アカデミー賞は獲れなかったけど、
「許されざるもの」に並ぶクリント・イーストウッド監督の
名作として後世に残る映画だと思います。
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