「母親と言う事実」チェンジリング 橘哉さんの映画レビュー(感想・評価)
母親と言う事実
突然自分の子が消え、見つかったと連絡が入り
会いに行ってみれば、知らぬ子でー・・・
『子供の行方不明』という事件だけでは収まり付かない。
それがキーとなって繋がりを見せる事柄全てに
「権力」「圧力」があり、それに立ち向かっていくには、
どれ程の力と勇気が要るのだろう・・・
権威を振り翳し、圧力でコトを揉み消そうとする警察に一人
立ち向かい、息子を救おうとする姿にただ「無事でさえいれば」
という母心が垣間見える。
パンフレットに記載されていたのだけど
人は「こんなこと、現実にはありえない」と思うでしょうね、と。
この言葉はクリントにアンジーが述べたものなのだけど。
全てに事件の重み、悲しさがあるように思う。
アンジー自身、子を持ち『母』であるからこその
実感から出た言葉だと思うから。
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