アバター(2009)のレビュー・感想・評価
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パンドラの箱は開けてはならない。
キャメロンが映画監督を目指したきっかけになったのがスターウォーズ。この作品はキャメロン流にスターウォーズへのリスペクトを込めたSF映画のように感じた。
特に展開やそれに伴う音楽はスターウォーズと似ている。
ただストーリーは全くスターウォーズではない。
環境活動家でもあるキャメロンは異星への侵略を通して現代の自然破壊、森林伐採などの環境問題に踏み込んだ作品のように感じた。
人間が自然を侵略し利益を得ようとするのは、パンドラだけの話ではなく、地球でも起こっている。
しかしそういうメッセージ性を含みながらも娯楽映画としてここまで創り上げるのは素晴らしい。
度肝を抜く圧倒的な映像と完全なる脚本。
エンターテイメントを知り尽くしたキャメロンがSF愛と才能全開で創り出した全く新しいSF映画。
確実に映像革命を起こした作品。
ジェームズ・キャメロンの底力!
パンドラの映像美、人類軍の武器や乗り物、ハマってしまいました! 最後の大決戦は大迫力です! 公開当時に観たとき、「最高傑作を観てしまった・・・」と思ったのを覚えています(笑) ガンシップの上に乗ったり、ミサイルに引っ掛かったりするシーンは『トゥルー・ライズ』のセルフ・パロディかな(笑)
ジェームス・キャメロンで思い出し。
ターミネーターの新作でがっかりして、キャメロンさんってどうだったっけ?
と思ってこの作品を思い出した。
これは私にとってのIMAX元年の作品。
口コミで「是非これはIMAX3Dで見るべし」とあって
何それ?と思って検索するもそんな映画館が都内になく、わざわざ川崎まで行った。
実は先に普通の3Dで見ていたのでストーリーはわかっての視聴。
もう驚くほど感動し、その後、夫と娘夫婦を連れて再視聴。
またその後 母を連れて。
合計3回も川崎まで行った。
先の普通のと合わせて合計4回も映画館に行ったのは初めてで多分この先もない。
私にとってこれは、今思っても
映画というよりアトラクションだった。
ディズニーランドのなんちゃらマウンテンに何回も乗る感覚。
そうそうディズニーのマイケル・ジャクソンの3Dをもっと長くしてストーリーを豪華にした感じ。
(記憶にある中では3D的にはディズニーランドの方が飛び出し方は凄かった。)
あれ以来IMAXにハマってジョニー・デップのアリスなども川崎まで行ったけれど
最近ほんとにIMAXの劇場がそこらじゅうにあって嬉しい限り。
つまり、そういう監督さんなんだなあきっとこの人は。
SF超大作。22世紀、地球から遠く離れた惑星パンドラへとやってきた...
SF超大作。22世紀、地球から遠く離れた惑星パンドラへとやってきた元海兵隊員ジェイクは、自らの分身となる“アバター”を操り、先住民ナヴィと交流するが、やがて鉱物資源を巡って勃発する人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく。
久々の再鑑賞
かなり長いにも関わらず、そうとは思わせないくらいドキドキワクワクさせてくれる作品ですね。
自分にとってはお気に入りの作品ですが、割りと酷評されていますねf^_^;
この設定のアイデアも素晴らしいですし、何よりこの世界観が好きなんですよね。
ありきたりではありますが、抑えるべきところをきっちり抑えた脚本も、主役二人の心境の変化も上手く、演出も良い出来だと思いますが、何と言っても映像の綺麗さは今観ても凄いです。
植物を初め自然の美しさ、動物たちの動きに全く違和感が無いのは本当に驚きでした。
2020年には続編が公開されるとの事で、今から楽しみです。
少し物足りない感じ。
現実世界における問題を扱っていて、人間の汚さ愚かさ、そして自然に対して犯してきた過ちの大きさを訴えるものだと言うのはすごく伝わってきた。アバターの世界も壮大なもので美しかったが、ストーリーに関しては少し甘い感じがした。
ナーメテーター
名作と言われても、2時間超えると判っていると手を出しづらい。そんな事言ってたら、これ大ファンの友人が貸してくれた。
舐めてたわけじゃないけど、これ名作ですね(^^;
映像の美しさ、プロットの秩序さは聞いてましたが、導入部が意外と説得力あって直ぐに引き込まれた。ディズニー、ピクサー作品、大好きなロードオブザリングの鑑賞後感、ええもん観たなぁ、という余韻が良い。
ジェイクとグレースがナヴィに受け入れられる所は少し疑問符だが、そこまで細かくやってると3時間は超えちゃうだろうな。
折しも、イェルサレムの首都移転問題と何となく被るものも感じて、それ故にアカデミー作品賞取れなかったのかな。考えすぎ。
西部劇+グリーンベレー+先住民尊重+エコ
いま事情があって昔風の西部劇は作れないから、西部劇のモチーフを別の設定で作るしかないわけだが、この作品はまさにそのケースに該当する。
西部劇、中でもいわゆる「○○○砦」系のアメリカンインディアン先住民との戦争映画。先住民の衣装・おどり・音楽・思想等、もろにアメリカンインディアンをモデルにしている。そういう意味でストレートにアメリカ人のための映画です。ただし、もちろん先住民文化や環境を尊重するストーリーはまさに現代のリベラルなアメリカ人の考え方が反映されている。
あと、ベトナム戦争が入っているように思う。砂漠ではなく、森が舞台、ジョンウエインのような正義感の強い隊長の存在、なによりも海兵隊が話の中心。まさにかつての映画「グリーンベレー」を思い出出す。敵に潜入して工作を行うという設定など、グリーンベレー以外の何物でもない。でも、グリーンベレーに裏切りものが出て、隊長が負けてしまうのだが。
オールドな映画ファンは、50年代、60年代のアメリカ映画のオマージュ?としても楽しめます。
2018-13
想像以上に壮大な物語で、家に着いてもときめいてる。
日劇ラストショーにて。
観たことがなかったけど、この映画は映画館で観るべきものだと思ってた。
やっぱりそうだった。
この映像美。
FFとモンハンの世界に迷いこんだような(例え笑)。
植物も景色もキラキラすごく綺麗で、全然テーマも舞台も違うけど、『君の名は。』を観たときと同じ感動だった。
いつも見ている東京の街が煌めく感動と、夢のようなネバーランドのような世界が広がる感動。
動物もとても愛らしくて、あれは反則、目から水が出そうになった。
ストーリーも壮大で、大河ドラマを一年分見たくらいの充実感。
ちょっと長いかなと思ったけど、気づいたら食い入るように見てました。
ゾーイ・ザルダナは、ガーディアンズといい、こうゆうの似合いますね。
ミシェル・ロドリゲスは、やっぱ銃器を持ってるのがしっくりくる。あの可愛い声とのミスマッチたまんな。
ラストは、そっちじゃないと思ってた。
人種とか超えて、空気がどうこうと治っちゃって、繋がるのかなと。
そーいえば。
日劇ラストショーは、ターミネーター、アバター、タイタニックと、気づいたらジェームズ・キャメロンばかりチョイスしていた。
うん、好き。
何か違う。
この世界に数ある他の映画たちとは何かが違う。そんな映画でした。
まさしく、歴史に残る作品ではないでしょうか?
とことんまで観客を楽しませようとするジェームス・キャメロンのサービス精神が見て取れる映画です。
ジェームズ、さすが
アメリカが好きだ。
ずっと憧れている。だが一方アメリカの作る大掛かりで、現実離れしていて、非エコな儲け主義映画達をバカにしていなくも無い。
しかし何と言っても、アバターは世界歴代1位(物価の高騰を計算しなければ)の作品だ。映画ファンとしては観ておきたい。感想↓
やっぱりフツーにスゴかった。
多才多芸なジェームズ・キャメロンさんの集大成。
渾身の名作。
マニアックな要素、強いメッセージ性もありながら、これだけヒットさせる…しつこいけど、さすがジェームズ!!
それにしても、アメリカン達は、撮影技術とか、画像の美しさ・迫力にやたら食いつく気がする。
人種が多くてそれぞれのバックグラウンド・価値観が異なるから、ストーリー展開や感情表現には共感しにくいのかしら。などと思索に耽ってみたり、のアバターでした。
見方により変わる
良いところはやはり映像美。
ここから問題点に入る。
まず見てて思ったのがもののけ姫感が半端ない。自然を破壊し開拓しようとする人類vs自然を愛す民族。なんかそんな感じ。
そしておかしいのが人類がナヴィにボロクソにされるのを映画からして応援しなきゃ感。 ?
見ているのは人間。人間なら人類を応援しなきゃ。確かにナヴィを大量虐殺したのは悪いだろうが人類からしてみれば自分たちを救う為にやったことだろう虐殺を否定的に見るのが許せない。自分もそこにいたのならやはり人類に協力している。実際米軍だったかが、
「観客はナヴィを応援し、人類(恐らく自分たち米軍と比較してると思われる)は負けろとなるだろう。」的なこと言っていた。これに対して監督はそんなことはないとコメント。
何だかんだで独自感のない映画だった。
安直な二項対立
未来を描くSF 映画だが、内容はこれまでの地球の人類史で繰り返されてきた侵略者と原住民の軋轢。
これは20世紀も終わりごろの映画でしばしば扱われたテーマである。新しい世紀に、新しい映像技術を駆使して、どれだけ新しい視点でコロニアリズムの問題を表現しているのかに興味があった。
原住民側の容姿は南北アメリカ大陸の先住民みたいで、自然環境や音楽もアフリカや南アジアを彷彿とさせる。白人から見た「未開」のイメージが実に素直に宇宙の彼方の空間にも再現されている。
映画を構成しているものも、「侵略者と原住民」、「鉱工業と大自然」、「肉体と精神」といった、前世紀に使い古された単純な二項対立である。
この対立軸を移動することによって、傷ついた弱い存在が英雄になる。
これもすでに指摘がなされているように、「ラスト・サムライ」や「ダンス・ウィズ・ウルブス」といったハリウッド映画に見受けられるヒロイズムを受け継ぐものであり、異なることは物語の舞台が地球から遠く離れた星であるということ。
映画はこのような色褪せたシナリオを用いて、色鮮やかな視覚スペクタクルの洪水を観客に体験させる。
ある者は見たこともない素晴らしい映像と感嘆し、またある者は立体映像の技術によって新しい映画の時代の幕開けを予感した。
コンピューターテクノロジーが切り拓く映画の最前線。カメラと被写体の物理的制約から解放され、俳優の容姿はもはや何の問題にもならない。今や、映画製作者たちは完全な自由を手に入れたのである。
この完全なる自由を得て作った映画の結末が、勝者と敗者の二項対立でしかないことは、果たして映画の豊かな未来を示しているだろうか。
金字塔
宮崎駿、ヒックとドラゴン、ガンダムなどなど様々な要素をごった煮にして、壮大な物語に仕立てている。キャラには描写不足が目立ち、展開にも乗り切れない箇所も多数。しかし、3G映画の金字塔であることは否めず、当時映画館での感想としては、ディズニーランドに行くことを考えれば、安上がりに楽しめるアトラクションといったところであった。今ビデオで2G映像を見てしまうとCGがきつ過ぎるが、そこは差引くべきだろう。
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