劇場公開日 2009年6月20日

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「魂の変形・合体祭!」トランスフォーマー リベンジ mori2さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0魂の変形・合体祭!

2009年6月23日
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

前作から2年。あの興奮が、再びやってきた!いやもう、こりゃ予想以上にトンデモなかったですよ!

 『メチャクチャやん…(^^:』もおね、前作でも吾輩は充分に感動いたしましたが、今回は更に更に輪を掛けて、トンでもなくスゴイです!あまりのスゴさに吾輩途中で『え~と、今観てるのって映画やったよな?』って、思わず心の中で確認してしまったくらいです。
 何体ものトランスフォーマー達が、スクリーン狭しと動きまくるわ、暴れまわるわ。次から次へと出てきて、変形(トランスフォーム)だけでなく、合体までしちゃうわ。『コレでもか!?』と言わんばかりに次から次へとドッカンドッカン爆発しまくるわ。ミカエラ役のミーガン・フォックスは、前作の“10割り増し”くらいに、Sexyテンコ盛りだわ…(^^;。よくもまあ、これだけのモノを作ったモンだと、脱帽でございますよ!プロデューサーのスピルバーグと、監督・マイケル・ベイが、自分達の願望をやりたい放題に作った、史上最大級(製作費3億ドル!だそうで…)の“トンデモ映画”ですよ。

 前作では、実写版“ムチャな変形”(そもそも「トランスフォーマー」は、アニメでございますから)を見せられただけでも、吾輩狂喜乱舞いたしておりましたが、今回はそれが当たり前の如くバンバン出てきますので、映画の後半に差し掛かってくると、もおそんなに驚かなくなってしまいました。人間、慣れるって恐いですね。また新たな刺激を求めてしまうワケですから。恐らくまた続編は作られることでしょうから、コレより更にトンでもないのが、2~3年の後には見られるんでしょうね。マイケル・ベイ、恐るべし…。

 主演のシャイア君は、前作とは比べ物にならんくらいに、シッカリしちゃいました。彼はホント、作品にも恵まれてますね。“スピルバーグのお気に入り”でもあるようですし…。でもたまにはスピルバーグの絡んでない映画にも、出た方がイイような気もしますね。うん、今度はアクションのない映画、ラブ・ストーリーなんかも観てみたいですね。え?「インディ」??さあ、それはどうなんでしょ?何か最もらしいこと書いてますが、ホントはドッチでもいいんですよ。吾輩的には、この映画ミーガン・フォックス嬢さえ観られれば(^^;。彼女は最高ですね!Sexyで、チャーミング(死語?)で。もお、オジさんたまりませんわ!これからもガンガン露出…もとい出てきてほしい女優さんですね。

 ただ難を申しますと、この映画長すぎる!前作に続いて、結構コミカルなシーン(特にサムの両親が絡む)も描かれているのですが、少々クドかったように思います。もお、アクションと、ロボットでお腹いっぱいなのに、その上から更にデザート・バイキングを喰わされているような感じがいたしました。絶対あと15分くらい削れる(上映時間2時間30分!)と思うし、その方がより楽しめたような気がして、チト残念でした。

 子供の頃に見ていたロボットアニメで、世界の危機を救うのは“普通の少年と、その家族や友人”ていうシチュエーションがよくありましたが、本作で描かれているのは、まさにその世界観の延長ですね。当時は子供心にも『そんな設定あるか!』って思ってましたけど、実写でコレをやられるとは…。映像だけでなく、設定や思想まで実写化しちゃってますね。これも或る意味スゴいことですね!

 子供の頃に夢見た“変形合体ロボット”の実写版の更にパワーUPした姿を、あなたも是非!映画館でご覧下さい。コレを大スクリーンで観ずして、何とする!さあ、次は「ゲッターロボ」で…(違)。

~追記~
 普通に考えたら、オートボットよりディセプティコンの方が強いに決まってるんですよ。だって片や“普通の車”、片や“兵器”ですから。しかも圧倒的に数はディセプテイコンの方が多い!…でも、『正義は勝つ』んだな~コレが(^^;。
~追記②~
 今回、ジョン・ヴォイトの再登板は、残念ながらございません。まあ政権が替わった(作中『オバマ大統領が…』って台詞も出てきます)んですから、国防長官も替わるわな…。

mori2