マイ・ブラザーのレビュー・感想・評価

少し前ならベトナムですが、最近は中東やアフガンを素材にすべき内容の作品です。 国際感覚が非常識の日本人には理解し難い戦場体験を原因とした精神病を骨子に家族と兄弟の崩壊と再生が語られます。 非常にシリアスな内容ながら、戦場と留守宅を交互に描写して一級のドラマとして成立しています。特に三人三様に難易度最高位の役柄をそれぞれ完璧に演じている点は圧倒的です。 トマトで64&62%ですが、80%超えてもいいですね。

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優秀で人間性も優れたな軍人の主人公がアフガンへ行く。
ちょうど入れ替わりに主人公の駄目兄貴が刑務所から出て来る。

兄は最初はだらしなかったが、弟戦死の知らせを聞いて変わった。
兄の家族を守る意識が高まって真面目になり、主人公の子供達もなついた。
そして主人公の嫁とも良い仲になりつつあった。

しかし弟は生きていて、無事に任を解かれて帰って来た。
でも生きるために部下を撃ち殺した罪の意識に苛まれていた。

暗い陰を見せるため子供らはなつかなくなり、
嫁と兄の仲に疑心暗鬼になって無粋なことばかり言い始める。
戦争で死ねば良かったのにと子供に言われ、さらにおかしくなって行く。

ついにヒステリーを起こして家の中を破壊しまくり警察沙汰に。
そして嫁に唆され、ついに戦地でのことを話したのだった。
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立派な人間の精神が壊れて行くサマを描いた映画。
やっぱり戦争は悪だと改めて思った。

人格者の兄がアフガン派兵から奇跡的にもどってきたら
別人のように性格が変わってしまっていた。

この映画の方が（もとのヨーロッパの映画のほうも）先だと思うけど
米ドラマのHOMELANDも似た設定だ。
常にそこに起こりがちな状況であるという
認識なんだろう。

戦争はここまで人を簡単に壊してしまう。
物理的にも内面的にも。
また、愛国心にもえる正義感の強い人ほど
そうなりやすいのかもしれない。

心の傷を乗り越えることができるのかどうなのか。
乗り越えると言っても、抱えながら、
何十年も過ごさねばならないと思うと、
本人にとっても家族にとっても
あまりにも重い十字架ではないか。

アフガニスタン、こんな恐ろしい経験した人、本当にいるんでしょうね。そら心壊れるよね。しかも弟と嫁、何しとんねん？特に弟、おまえの罪は大きい。 にしても今作の嫁も超美人、ナタリー・ポートマン。メモメモ。他もなかなか。 なんか既視感あったなぁ。前に見たのかな？それとも似た作品があったのかな？ TVO吹替版鑑賞

死んだと思ってたいた人が生きていた。その間に残された側にも人生の変化が起きていた。この話他にもあったような、思い出せないが、なんだったかな。戦場から帰った人間が変わってしまう、こういうテーマの映画で似たようなのもひとつではないと思う。アメリカンスナイパー、7月4日に生まれて、なんかは近い。そもそもこれもリメイクらしいが。 上記のような既視感もあり個人的にインパクトはなかったわけだが、全体的に良作の部類だと思う。注目はトビーマグワイアの演技なわけだが、あのお姉ちゃん役の女の子もいい。子供ながら複雑な表情を時折見せて、空気を察しているような健気な演技をする。他キャストもみんな良く穴がない。

tvkの「映画の時間」でたまたま観たけどめちゃくちゃ良かった。戦争によって壊れてしまった人間の姿が本当に辛い。トビー・マグワイアの危機迫りまくる表情だけで優勝。ナタリー・ポートマンも体当たりでよかったし共感しました。子供が2人姉妹っていうのもイイネ。

戦地で死亡したと思われた夫が奇跡的に生還したものの、家族の関係性は微妙に変化し、夫も心に闇を抱えて別人のようになってしまった。生きて帰れて本当に良かったはずなのに、戦地での極限状態を経験したことが、愛のために戦ったことが、その家族の愛に亀裂を及ぼすということが心を引き裂かれるよう。

　『ある愛の風景』の詳細が思い出せないでいるけど、ほぼ似たようなストーリー構成だったと思いだした。弟が留守中（とは言っても戦死したと知らされてた）に妻と寝たと疑心暗鬼になるのは当然だし、敵に命令されたとはいえ、部下を撲殺したことは事実で、そのトラウマに苛まれる日々が続く。娘のイザベルとマギーは次第に「パパは嫌い。トミーおじさんがいい」と言うようにまでなってしまう。 　中盤までは、ちょいと油断すると集中力を欠いてしまいがちになる映像なのですが、必ずといっていいほどナタリー・ポートマンが家族をそれぞれ見守ってる姿に再び引き込まれる仕組みになっていた。そしてマグワイアの演技は帰国してから徐々に変化する様子には凄まじいものがあった。それじゃ『スパイダーマン』での演技は何だったんだ？！と同一人物とは思えないほどの演技力。オリジナルを観ていなければ満点にしてもいいくらいの出来。

「戦争の終わりは死者だけに訪れる」 これが言いたかったんだろうし、成程心に刺さる言葉。 生きて帰ってきた者にとって、戦争は終わらない、終わりが無い。 だから、嫁と娘たちと弟の話は余計でしか無いのだが、 これがこの話のメインになっているから、 最後が尻切れとんぼみたいに感じる。 それで？その後は？サムはグレースと上手くいったの？ トミーは？子供たちは？ウィリスの妻子は？ そればっかり気になってしまう。 グレースやトミーの話は少しで良くて、 サムのアフガンでの体験をもっと描いてくれたら、 言いたい事がハッキリするかなとも思いました。 戦争帰還兵の話としては、 「ザ・マスター」を思い出したけど、 あの時のホアキンフェニックスより、 今回のトビーマグワイアの方が狂気的でリアル。

一度、観た時はJ・ギレンホールの存在を把握しないでN・ポートマンの印象が。 亡くなられたがS・シェパードは他の作品でも渋い父親を演じていて名脇役だった。 どうしても弟のJ・ギレンホールに感情移入してしまいスパイダーマンには役柄も役者としてもチョット！？ 現実にこんな感じの人は少なからず存在している？アメリカの怖い現状！？

☆☆☆★ ※ 鑑賞直後のメモから 後半の狂いっぷりがやや過剰。 まあ！そうゆう映画なんですけどね。 子役の２人の女の子がめちゃめちゃ巧い。 オリジナルの方が、妻の辛さがより強調されており好みかなあ。 ２０１０年６月１７日 TOHOシネマズ/みゆき座

いやぁ、ここまで自分的に不愉快にされる映画でさした。戦争はするべき事じゃないと改めて思いましたし、戦争の傷は兵士にしかわからない、監禁された兵士にしかわからない、本当にそうですよね。 ここまではすごくしんみりきました。 ですが、命がけて帰還したら嫁と弟がくっつくって、あげく娘にはパパ嫌いって、いや嫁が子ども達に理解させるのがツトメだと思いましたし、命がけで戦争に行ってるこっちはほっといてイチャイチャ？ ふざけんなです。 国が死んだと告げた間違えもあるかもしれませんが、死んだと思ったらそれかい‼︎ってね。 もう腹たちすぎてID作っちゃいました。 ものすごく不愉快な気持ちです。 愛って、家族ってこんなもんなのか？ 死んだと聞かされても子どもの為、死んだ旦那のため、愛を貫くのが夫婦であり愛でしょ。 命がけやで？兵士って。 軽く考えすぎじゃない？ 死んだら終わりか？ アホか。 イチャこいた事も隠せアホ嫁。 まじでふざけんなです。 なぜ皆様は客観視できるのですか？ 自分は兵士じゃないから？ 第三者だから？ ハラワタ煮えくり返る内容ですよこれは。。

Netflixで目に留まったのでたまたま視聴。 話は描くべきところは無駄なくしっかり描き、葛藤とオチがきっちりしており、感情の流れもスムーズに観ることができた。演技、ストーリーライン、演出、何を取っても文句のつけようのないところに逆に欠点を感じた。アフガニスタンの描き方が奥深くないのかもしれないし、子供達が学校に行っていて他の子達となぜ遊ばないのかという疑問が浮かんだからなのかもしれない。恐らく監督の頭の中には設定があるのだろうが、イマイチ広がりが感じられなかった。 トビーマグワイアがタクシードライバーのロバートデニーロに重なって見えた。

惜しい！もっと良くなるのに… 個人的にトビーマグワイアがやはりピンとこない… 今作はデンマーク映画「ある愛の風景」のハリウッドリメイク。 実はトビーマグワイアはトミー役を、ジェイクギレンホールはサム役をやりたがっていたが、監督がトビーでは不良のサム役には向かないと判断した。

戦争はここまで人間を変えてしまう恐怖と、戦争という名の過ちの重さについて知ることができる。

観て絶対に損はなし。

良い映画！とか、 感動した！ではなく、 絶対に見るべき映画。 「戦争の重み」が直接的には感じれない現代のただの若者の私にも伝わります。 この映画を観終わると、誰もが「戦争は無くなって欲しい」と願うはず。 感動よりも重く暗い映画なので見るタイミングは選ぶべきですが、必ず見るべき。

最後"亡くなった人だけに戦争の終わりが訪れる"ってセリフが本当にそうだなって思いました。 日本人にとって戦争は身近ではないけれど、戦争は怖いなと改めて思わせてくれる作品。 強そうなイメージがあまりない、トビーマクガイアだけど、帰還してから後遺症害と妻の浮気を疑って狂気に満ちていく感じが怖かった。 やっぱり演技うまいなぁと(^^) ナタリーは本当に美しい！！あんな妻を持ったら心配になるよね、笑

切なくて苦しい人間ドラマでした 今でも止まない戦争 誰にも幸せを与えない戦争 人間の優しい感情を全て奪っていく戦争 凄く考えさせられた映画でした この世の中から戦争がなくなればと強く願います ナタリー・ポートマンが献身に夫を愛している姿も印象的でした

私にも弟がいる。この映画見ていてすごく感情移入してしまった。戦争に行っている間に弟と妻が寝ていたのではないか。男からしてみれば当然の疑惑だ。 戦争を体験していない我々の世代でも戦争がいかに人の人生を狂わせるのか そんなことを教えてくれた名画。 色々考えさせられる映画出会いであった。

この映画には人間の感情や切なさや愛、戦争で変わってしまった家族がこれからどうやって生きていくのかを考えてしまう映画