「この映画には悪魔が潜んでいる…」ゼア・ウィル・ビー・ブラッド KENTAさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画には悪魔が潜んでいる…
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ダニエル・デイ=ルイスの世紀の名演が観られる本作。
石油によって富と名声を得た男と新興宗教の若き教祖の闘い、そして彼らの没落を描いています。
この映画に、もはや善も悪も存在しません。
ラストは、人は富という魔物には勝てない、と言っているように感じました。
それはまるで、神に悪魔が勝利するかのような結末です。
信仰の厚い欧米の人たちには、特に衝撃的なエンディングでしょう。
下手なホラーよりよっぽど恐ろしい、人間の本質をえぐった名作です。
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