劇場公開日 2008年4月26日

  • 予告編を見る

「【狂的山師の実態が暴かれる時・・。】」ゼア・ウィル・ビー・ブラッド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【狂的山師の実態が暴かれる時・・。】

2022年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

■20世紀初頭のアメリカ。
 石油発掘による一攫千金を狙うダニエル・プレインヴュー(ダニエル・デイ・ルイス)は、様々な手段を講じて、莫大な油田を掘り当て、富と権力を手にする。
 しかし、油田の大事故で見せかけの息子が聴力を失ったことをきっかけに、プレインヴューは自ら周囲との関係を閉ざし孤立していく。

<感想>
・虚業と言ってもよいダニエル・プレインヴューの、手段無き富を得るための行動。血のつながりもない子供を息子と称して使う様。

・それを怪しんだイーライ牧師(ポール・ダノ)へのダニエル・プレインヴューへの容赦行為。
ー そして、呟く”全ては終わった‥”と言う言葉。

<狂人的石油王を演じたダニエル・デイ=ルイスはアカデミー賞主演男優賞を受賞。不安感を煽る独特な音楽を手掛けたのはレディオヘッドのジョニー・グリーンウッドで、この後もこのタッグは続くのであるが、今作の音楽及びダニエル・デイ=ルイスの怪演は、心に残る。>

NOBU