劇場公開日 2008年4月26日

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「怒りが人生を支配する」ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 桜3さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0怒りが人生を支配する

2020年1月27日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

長かった(´Д`)

作品題名の意味、なんだろ。

血の繋がらない息子、血の繋がらない弟。

石油という血を求めてさすらう。

そして手にした、望んでいた、人と関わらないですむ環境、豪邸。

なのに息子には去られ、牧師はぶっ殺しちゃう。

この死は隠せるのか?ここまで来たら隠して欲しい、隠しとおせ!と思った。

素直に自分の本音が言えないんだな、言えないから怒り狂って暴言はいて、人殺しちゃうんだな。

孤児でも、愛していることには変わりない、なのに自分から去ると思ったら、抱いてるはずの寂しさよりも怒りを出してしまう。

息子は捨て台詞吐いて去ったけど、それでもここまで育ててくれた父親をやはり愛しているだろう。

弟が偽物とわかったら、信用を裏切られたことの悲しみよりも怒りで殺してしまう。

牧師を殺したのは、何か不可解だった。殺すまでの何があるのか?お金の無心に来ただけ、だけどその言動がどうにも鼻持ちならないのか。
終始、牧師は自分を脅かす不安な存在だったような。

本音を隠して、本音を言えなくなって、本音に気づかなくなってしまった男の、悲しい物語。

まゆとよ