「怒りが人生を支配する」ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 桜3さんの映画レビュー(感想・評価)
怒りが人生を支配する
長かった(´Д`)
作品題名の意味、なんだろ。
血の繋がらない息子、血の繋がらない弟。
石油という血を求めてさすらう。
そして手にした、望んでいた、人と関わらないですむ環境、豪邸。
なのに息子には去られ、牧師はぶっ殺しちゃう。
この死は隠せるのか?ここまで来たら隠して欲しい、隠しとおせ!と思った。
素直に自分の本音が言えないんだな、言えないから怒り狂って暴言はいて、人殺しちゃうんだな。
孤児でも、愛していることには変わりない、なのに自分から去ると思ったら、抱いてるはずの寂しさよりも怒りを出してしまう。
息子は捨て台詞吐いて去ったけど、それでもここまで育ててくれた父親をやはり愛しているだろう。
弟が偽物とわかったら、信用を裏切られたことの悲しみよりも怒りで殺してしまう。
牧師を殺したのは、何か不可解だった。殺すまでの何があるのか?お金の無心に来ただけ、だけどその言動がどうにも鼻持ちならないのか。
終始、牧師は自分を脅かす不安な存在だったような。
本音を隠して、本音を言えなくなって、本音に気づかなくなってしまった男の、悲しい物語。
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