「日本の舞台演芸的な娯楽作品」GOEMON Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の舞台演芸的な娯楽作品
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 85
演出: 70
ビジュアル: 80
音楽: 70
単なる娯楽作品としてそれなりに楽しめる。
豪華俳優陣による活劇。その活劇も、チャンバラを現代の映画風に強調してみましたという感じ。でも現実性よりも、そういうとこを狙った映画なのだと思う。
映像だが、よく言えば豪華な映像で独自の世界を作り上げた。しかし悪いいいかたをすれば趣味の悪い映像世界で、戦国時代版ラスベガスのような過度すぎる装飾がやや鼻につくかもしれない。
それに背景が何か作り物っぽい。実際CGの作り物ではあるのだが、ハリウッド映画のCGの自然な映像よりも、何か置物をいかにもコンピューターでとってつけて置きましたという雰囲気があるのが気になった。背景が人物の動きに溶け込んでいないのだ。背景を映画用に作ったというより、舞台演芸の背景セットを映画風にして作って置いて撮影してみましたという感じがする。でもそういうわざとらしさも、もしかすると狙い通りなのかもしれない。
それでもあまり細かいことを言わずに単純に見て楽しめばいいのかと思う。
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