「映画はアニメだ。」GOEMON TOKUSHIさんの映画レビュー(感想・評価)
映画はアニメだ。
新しい映画の在り方・切り口を模索し続ける紀里谷監督作品第2弾。
この映画を観て真っ先に思い浮かんだのは「映画はアニメである。」という押井守監督の言葉だ。
CGで塗り固められた世界はまさにアニメであり、この言葉の真意を見た。
これは間違いなく新時代の映画だ。NEO TOKYO SMURAI MOVIEだ。映画の未来を見た。
CGというテクノロジーの現段階での究極的な使い方であろう。
まさにFINAL FANTASY + 真・三国無双の世界観であった(笑)。
エンターテイメント作品として素晴らしく完成されている。
しかし良くも惡くも魅せる映画でしかない。だけどそれはネガティブな意味ではない。
魅せ方が最先端で、新しい形だから、今、この時だからこそ観ておくべき作品である。
2時間少しの映画だが、3時間くらいに感じられるが、その時間感覚が観賞後の良い疲労感につながり、それがとても心地よく不思議な感覚であった。
クライマックスのGOEMONが振るう一太刀。
この一太刀が中々考えさせられる一振りで、
あれがなによりこの映画の見所で、メッセージだったのではないか、と勝手に解釈した。
紀里谷監督作品らしくまた賛否両論になりそうだが、
僕はオススメします。映画の未来を是非。
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