「ネオジャパネスク時代劇」GOEMON yukiさんの映画レビュー(感想・評価)
ネオジャパネスク時代劇
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かの石川五右衛門の話で、戦国武将がいろいろ出てきます。
でも安土城がゴシック様式だったり、
大阪城がパルテノン様式だったり、
着物も鬘もあの時代にありえないし、
中国大返しは?秀頼は?と矛盾が生じるので
あの時代のパラレルワールドと捉えてもよいかと
個人的に思います。
「ラストサムライ」を寸分たりとも受け入れない方には向いていないでしょう。
紀里谷監督独特の色使い、ザラっとした感じが良かったです。
ストーリーは「起・承・転・結」がハッキリしていなくて
流れるように「起~承~転~け」
えっココで終わり!?と思っているうちに
エンディング・テーマで(VIOLET UKの「ROSA」)
雄大なYOSHIKIメロディを聴き終わって 「つ」を感じました。
この曲は♪世界の終わりの夜に に似ている気がしました。
あれもギリシャ神話の神々が闘う話だから通じるところがあるのかも・・・
役者さんでは石田三成役の要潤さん
彼はコスチュームプレイ(最近使われているヘンな意味でなくて)や
アクションが似合いますね
名前が5番目だったので、
あまり出番がないのかと思っていましたが
最初から最後までかなり出てくる重要な役でした。
今、大河ドラマ「天地人」に出てる玉山鉄二さん。
上杉影虎と同じ人とは思えないほど
グロいメイクで、悪い役で…俳優さんてスゴイ
あと秀吉は奥田瑛二さんで…
何で朝鮮出兵なんて無謀なことをしたのかを
コトバじゃなくて気持ちで理解できた気がします。
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