アイ・アム・レジェンドのレビュー・感想・評価
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製作する側と宣伝する側の意思の相違・・・
2008/07/15 鑑賞
物語の始まりから既に廃墟と化したニューヨーク。
その後も何故ニューヨークがこうなってしまったのか?という説明は一切ない上に、ニューヨークが今現在どういう状態なのかというのを説明するのも小出しにしていく感じなので、正直、原作や前もってどんな作品なのか?という知識が全くない人には前半は「?」ってな感じになってしまうのじゃないのかなと感じた。
まぁ、これだけ製作にも宣伝にもお金をかけている作品なので、観る人はある程度どんな映画なのかという予備知識を持って観るだろうからそのへんは問題ないんだろうけど。
で、僕がこの作品を観ていてずっと気になっていたのがやはり、「何故世界がこうなってしまったの?」ということ。
女性科学者アリス・クルピン博士が発明した新たな医療法が原因なのは分かるが、具体的な理由は一切説明されていない。
ホラーやサスペンス映画なら絶対にそこは外すことはできない部分なのに「なぜ説明しないんだろう?」と思っていた。
だけど、僕はこの作品の終盤あたりで心を掴まれるように気付かされた。
これは「伝説を作ったある一人の男の話」なのだと。
そう考えれば、何故世界があぁなってしまったかなんて説明する必要は全くない。
いろんなところでラストがダメだとか書かれているが、そのラストすら別に必要性は薄い。
これは「ある一人の男の戦いを綴った映画」なのだから、主人公の感情や心境が視聴者に感情移入し伝われば、それで大成功だと思う。
その点では一人で孤独な戦いを続けることにより緊張感をより高めることが上手く出来ていたので、バッチリだったんじゃないかな。
少なくとも、愛犬サムのシーンや家族のシーンで思いっきり感動してしまった僕は完全に感情移入していました。
この作品はスリラー要素やサスペンス要素、アクション要素が一見強い映画のように見えるが決してそんな期待でこの映画を観てはいけないと思います。
この映画は最高のスリラーでも最高のサスペンスでも最高のアクション映画でもなく、
いち『ヒューマンドラマ』なんです。
2008/07/15
うーん
中盤まではおもしろい。
なぜ人間がいない世界になったのか。
けど結局、理由は普通。
そして最後も微妙。
一緒に隠れてから迫り来るゾンビたちを爆発させればよかったのに、自分を犠牲にするのが意味不明。
爆発させたとしても、その後続々とゾンビが来てるのに、隠れて助かった人たちはどうやって逃げたのか?
しかも近くに安全な場所があったらしい。
その安全地帯は何で生存者に知らせるためにラジオ放送しないのか?
微妙でした。
何?どうした?何が起こったんだ?不気味な映像に一気に引き込まれます...
期待してみましたが期待通りでした。
ウィルスミスの作品が好きで見ました。
サムがウイルスに感染した犬と戦い主人公を守り感染してしまい、首を絞めて殺すシーンでは涙が出そうでした。
自分の手で愛犬を殺すことになるなんて。
生き残りの女性と子供がいるのには驚きましたが、最後まで人を守り自分が餌食になり救う様はかっこよかったです。
面白く見れました。
地球最後の男に希望はあるのかとのパッケージタイトルですが、他にもいたんかーいとはなりました。笑
モヤモヤ
流石シェパードな映画
I am LEGEND
結構怖かったです。
ウイルスの空気感染により、閉鎖されたニューヨーク。そこで、抗ウイルスを完成させる為に愛犬のサムと二人で実験を続けるウィル・スミス演じるネビル。
前半はすごく良かったと思います。緊迫したムードの中家族で逃げようとする車にぶつかるダークシーカーと呼ばれるゾンビ。それに、暗い廃墟にサムが入ってしまい、それを追いかけるときの緊張感。自分が仕掛けた罠を逆にかけられてしまい、大けがの中忍び寄る夕暮れ。見ていてドキドキしました。
マネキンにすら話しかけるような孤独な生活をしていたネビルが、唯一の友達であるサムを泣く泣く絞め殺すシーンにはうるっときました。
しかし、疑問も残ります。ゾンビの集団は夜に自由に活動していたはずなのに、街が綺麗すぎる所。それに、ゾンビのリーダー的な人は知能があったみたいですが、何故そこまでネビルを目の敵にしていたのか。
ネタバレを見ると別エンディングがあり、リーダーは人体実験の為に捕らわれた女性を助けに来たとか…。その辺の関係性は何故省いちゃったのか。
エンディングが中途半端な感じだったのが、残念でした。
別エンディング版こそが完成品。劇場公開版はいりません。
私ももちろん劇場公開版を最初に観ました。序盤の、主人公が味わっている身を切るような孤独感の描写は秀逸で、ウィル・スミスの演技も大変良く、掴みは良かった。中盤以降も随所に伏線が散りばめられていて、飽きることなくクライマックスへ。しかし、ラストに至って目が点になりました。あんなに伏線張ってたのに全く回収しないで、そんな凡庸な終わり方するの?と。
ネット上を調べてみて、これが公開前にプロデューサーの意向で差し替えられたエンディングであることを知りました。そして、差し替え前の別エンディング版も観ることができることを知り、早速観てみたところ…これが実に素晴らしい。こちらこそが、本来のエンディング。きちんと伏線を回収し、ラストに収斂していく作りになっています。個人的には、劇場版は無かったことにしてしまいたい、プロデューサーが監督に土下座して謝るべきだとさえ思います。
これから観る人は、迷いなく別エンディング版を観てください。劇場公開版は観るに値しません。
これでこそフランシス・ローレンスだ!
ゾンビ映画?
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