バンテージ・ポイントのレビュー・感想・評価
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みっちり、濃い面白さ
「アメリカ大統領が、外遊先のスペインで狙撃&建物爆発」。
その事件を目撃・関係した8人の視点から、話が進みます。
この設定が面白い。
1人ずつ事件までの道のりを説明して、どっかーん。
そして巻き戻して(画層的にも)、また別の人の話になっていく。
重なりつつも、話が進んで段々怪しい人物続出。
なかなか進まない話なのに、もうハラハラドキドキ。
そしてやっと一つになっていく様が、見逃せない展開。
えー、えー!!って。
90分あっという間。
正直犯人たちの動機やつながりは、ほぼ説明がなく。
でもそれをし出すと、間延びするんだな。
あー面白かった(2回目なのにw)。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「you 're welcome Sir」(どういたしまして)
初めはタイムリープものかと思った。 しかし、米大統領狙撃事件を様々...
初めはタイムリープものかと思った。
しかし、米大統領狙撃事件を様々な視点から描き、次第に詳細が判明していく手法が採られている。
特にテロリストの用意周到さには唸らされた。
多数の被害者が出てはいるが、作品としてはハッピーエンドに近い内容になっており、後味も良好。
米国大統領テロ事件の現場にいた、それぞれ立場が違う8人の視点に遡っ...
米国大統領テロ事件の現場にいた、それぞれ立場が違う8人の視点に遡ってストーリーが進んでいくのは新鮮で冒頭から引き込まれてしまった。
事件の謎な部分は視点が増えるに従って回収されるのだか、8人の背景の説明にもう少し深みがあったらより面白かったかな。
もっともそうすれば、90分で映画は収まら無かっただろうし、サクッと観れたし期待してなかっただけに面白かった。
手法は好きだが内容が端的
一人一人の視点を見ていく手法。
この手の作品は好きな部類ですが、
この作品には意外性があまりありませんでした。
もう少し伏線が欲しかったです。
そして一人一人への感情移入もする暇もないです。
なぜ?の部分は全く回収されません。。
ただただ事実を見せられてるって感じになります。
もう少しひねってほしかったです。
この映画のポイント
ストーリー自体はよくあるパターンかと思いましてが、時間を巻き戻しながらひとつの事件をいくつかの登場人物の視点からそれぞれ描いた演出がこの映画のポイントで、なかなか新鮮で見応えありました。
惜しい!!
最初はいちいち巻き戻るのがくどかったけど、すごく計算して組み上げてあって、途中から夢中になったのに…。
最後、「それで終わりかよ!」と。
犯人グループが大統領を狙った目的が分からないままなのが、何より気持ち悪い。
でも面白かった!
前半は凝っていた!!
当時流行っていた「24」のようなスピード感があります。前半は視点を変えて少しずつ進み、続きがまあまあ気になりますが、後半は普通の進行で、キャラも増えすぎてイマイチなように感じました。題材が極めてありきたりで、昔観て印象に残っていなかったのも、何か納得しました。
大統領はどうでもいいけど、アンジー(ゾーイ・サルダナ)が死ぬところで泣けた・・・
8人の視点から描かれる大統領暗殺事件。それよりもその直後に起きる連続爆発の惨状が何度も繰り返される映像によって胸が痛みます。また見なくちゃいけないのか・・・と、午前11時59分57秒から角度は変えてあるけど、空爆を受けた直後のような瓦礫の山と夥しい数の死傷者たち・・・まるで「テロ行為を憎め」と刷り込ませるマインドコントロールを受けているような錯覚にも陥ってしまいました。
しかし、しっかりとサミット反対デモやリポーターのアンジーによる反証材料もあるし、復讐の連鎖を止めるという言葉が大統領(ウィリアム・ハート)の口から聞けたことにも、単なるアメリカ万歳映画になっていないという証なのかもしれません。複数の視点によってひとつの事件を描くのは最近の流行りなのでしょうけど、見るのが辛いシーンが繰り返されるとどうも・・・と感じていたのに、スペインの刑事エンリケ(エドゥアルド・ノリエガ)の意外性(不死身ぶりや利用されていたこと)と、少女アナのピンチによってのめり込むように観てしまいました。
結局、カーチェイスや銃撃戦で盛り上げてしまうつもりなのか・・・などと、お決まりのパターンにうんざりなりがちでしたが、締めくくったのがフォレスト・ウィテカーだったことがうれしい。彼は警察に協力するなどと言いつつもわけのわからぬ一連の事件をビデオ撮影し続けていたので、家に帰って編集に専念してピューリッツァー賞でも狙うつもりなのかもしれません。
主役はシークレット・サービスのデニス・クエイドなんでしょうけど、フォレスト・ウィテカーと少女、それにゾーイ・サルダナが好印象でした。スペインの俳優もカッコ良かったし、その上シガニー・ウィーバーまで使うという豪華な布陣なのに、鑑賞しやすい90分に収める大胆さ。なんだかお得感いっぱいなのに、貯まっていたポイントで観てしまった・・
レビュー見てから観るべきだった
何度も同じような場面が出てきて、大統領目線の流れでようやくそれぞれの視点で物語が進んでいる事を理解しました。
同じような場面が何度も出てくるし、キーマン的な存在が何人も出てくるから、途中から飽きてきちゃう。
また機会があれば初めからみたいです。
つねにクライマックス
大統領が狙撃される場面を、複数人の視点で描き出す。
企画というかアイデアと画づくりは本当に面白いし、
張りつめた緊迫感を醸し出す各キャストの演技も素晴らしい。
ただ難点は構成がテレビ的というか、
各エピソードになぜか単発感があるように感じてしまったこと。
ラストがなんとなくすんなり終わってしまった感があった。
初回のテレビクルーを最後らへんで絡ませるとか、
エピソード全体を総括するシーンがあっても良かったように思います。
つまらなくなくはない…?
大統領演説から射殺までを様々な視点でみる映画。上映も1時間半という短い時間なので画はテンポよく進むが、上述した演説〜射殺までを何度も繰り返し見せられるので時々うんざり…。
更に物語に絡む人物は何人もいるのに各人の背景は殆どわからない為、大統領暗殺を目論む目的が不明瞭。
ラストの方はカーチェイスに結構な時間を割かれるのに犯人を追い詰めた時のカタルシスは生まれない構造であり、加えて緻密な計画のわりに暗殺集団の親玉が万能スマホでチャチャっと仕事を終えちゃう。
とにかくつまらなくなくはない、がディティールは丁寧なはずのに、全体像がなんだか煩雑なので見終えた後に自分の中に残るものは何もなかった。
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