「癖になる可笑しさ」Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
癖になる可笑しさ
短編のショート映像でも、その特異な容貌をいかんなく発揮のローワン・アトキンソン氏。
このような長編映画になってもちゃんとお話になっているから、意外だが彼はホンモノの実力派なのだと思えてくる。
浮いているのに、もうビーンは確固たる地位を得ていて、浮いてないのである(笑)
それぞれのエピソードが鑑賞者にとって既視感があったり、実生活にかすったりもしてくれるのがミソ。納得しごくの共通体験だから、だから可笑しさがこみ上げてくるわけでね、
とにかく生牡蠣を食するあのくだりでは、僕は窒息するかと思うほど笑かしてもらった。
仕事人間の映画監督(=ウィレム・デフォー)が、なんとか機会を作って「息子との旅行の時間」を取ろうとする姿も、他人ごとでは無いしねぇ。「父」とは正に不器用存在の象徴なのです=それだけでひとつの映画のテーマです。
身につまされて見ていると いじらしくてなかなか良いプロットではないか。
(お邪魔虫によって滅茶苦茶にされてしまったがビーンはあの父子を応援しているつもり) 。
そして
南欧カンヌは、やはり特別の街。夢の港らしいなぁ。
〽「ラ・メール」はあちらの人たちにとってはちょっとした大切な歌なのだろうね。
これ、カトリーヌ・ドヌーヴのギャグ・コメディ映画「神様メール」でもエンディングで歌われていて感じ入った次第。
(⇒「ファインディング・ニモ」や他の作品「Beyond the Sea」にも使われているのだと、フォロアーさんからの情報がどんどんと舞い込みます!)。
日本にも海の歌は数々あれど、ああいったタイプの「リゾート讃歌」は思い当たらないなぁ、あるかな?
そしてエマ・ドゥ・コーヌの、「胸に大きなボウをあしらった水色のドレス」が本当に素敵で、僕はデザインを目に焼き付けた。
「いつかぜったいミニに乗りたい」と言っていた我が娘に、ああいう可愛いドレスが似合わないかなぁと。
日本の海の歌!?
考えたこともなかったです。
海と言えばサザンとかチューブなのでしょうか・・・サザンにはそのまんまの「海」って曲がありますしw
個人的には「海のトリトン」のテーマ曲、「GO!GO!トリトン」ではなく、かぐや姫が唄っていた「海のトリトン」ですかね~♪
日本の海の歌?
・「海」―海は広いな大きいな〜
1941年発表、少国民に海軍への憧れを涵養させるためとして作られた。経緯を知れば、微妙です・・
・「我は海の子」
長い歌ですが、7番には「軍艦」そのものが歌詞に出ているのでびっくり!
・「松原遠く」
いい歌だが文語調で合唱コンクール向き。
・「椰子の実」
ちょっと物悲しくて、ラ・メールのようなリゾート感は無いなァ。
きりんさん、毎度コメントありがとうございます!
最近の米高騰はインバウンドで外国人が寿司ばかり食べてるからだ!と力説してる人がいましたけど、違いますよね・・・?
「ラ・メール」という曲が「ビヨンド・ザ・シー」と同じだということに、『ファインディング・ニモ』を観たときに気づきました。その後、『ビヨンドtheシー』とそのもののタイトル映画でボビー・ダーリンの半生を描いた映画もあって、忘れられない曲となりました。いいですよね♪
kossyさんは
「生牡蠣」はOK派ですか?
北陸は岩ガキの季節ですよね。
僕は牡蠣フライは大好きなんですけどね、ナマはどうしても無理で・・
お澄ましして食べる西洋人たちも実はけっこう我慢して食べてるんだろ?って思わせる大笑いのレストランシーンでした。

