劇場公開日 2007年12月22日

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その名にちなんでのレビュー・感想・評価

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4.0あまりに早すぎる名優の死を悼む

2020年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

私が初めてイルファン・カーンを意識したのがこの映画だった。本作でカーンは青年役から徐々に年を重ね、最後はそれなりの風格漂う一家の主人となっていく。いわばインドからアメリカ、ニューヨークへと移り住む彼とその家族のクロニクル。文化や言葉、家族、世代の間で巻き起こる衝突をちりばめつつも、そこには確かな眼差しと暖かさがあった。何が起ころうとも、この家族ならば乗り越えていけるのではないか。そんな確信めいた思いが私の胸には熱く込み上げていた。それはひとえに父親役イルファン・カーンの、熱心で、真面目で、かたくなで、時に人の良すぎるところもある人柄のなせる業。この主演俳優の存在感は、見る側にとっても「身近な誰か」を思い起こさせる。それこそ自分の父親や祖父や人生の恩人を、彼の姿に重ね合わせてしまう人も多いのではないか。そんなイルファン・カーンが2020年4月に逝った。享年53。あまりにも早い名優の死である。

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牛津厚信

4.0アメリカに移住したインド人のお話

2019年8月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

知的

難しい

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Kumiko

3.0家族の思い

2014年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

「名前」を手段また契機として家族の絆を描く。 親の思いを理解するのって、なかなかできないことだし、その思いを越えるのは、さらに難しいことだろう

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nanana828

4.0アメリカで移民として生きていくこと

2008年7月12日

悲しい

幸せ

「インドからの移民の息子が、自身の名前GoGolの由来に悩む。(ドストエフスキに並ぶ、ロシアの有名な文豪と同じ名前らしいです。しかも、かなりの変人。)紆余曲折の後、自己のアイデンテティを確立する・・・。」というお話です。Namesakeとは「その名にちなんで」という邦題そのもの。アメリカのボストンやNYCなど大学や研究施設のある町には、驚くほどインド人があふれています。ナイアガラの滝に行ったとき、たまたまなんでしょうけど、カフェがほとんどインド人に埋め尽くされていたとき、妻が「ここ、インド?」と言った位です。そんな彼らのバックグランドや苦しみがよくわかる映画でした。秀作。

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dobuboba