「ハッキリ言わないゆるい映画。そこがいい感じ。」ダージリン急行 momokichiさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッキリ言わないゆるい映画。そこがいい感じ。
なんとも言えない味のある映画。独特の雰囲気を醸し出しています。
他の方が既に秀逸な言葉でこの独特さを表現されているので、そこから抜粋させていただきます。
・スーツケースは父(権力、財力)を表している。最後に投げ捨てて列車に飛び乗るラストシーンは「父の呪縛から解き放たれた」ということだろう。
・自分たちの人生のままならなさや、色んなしがらみから逃げ出せない弱さがありながら、終始ゆったりとした緩い笑いと気安さがあって不思議な空気に包まれた心地良い映画。「物事が解決していく」というよりも、「物事に余裕と柔軟さをもてる」という結末にも、すとんと心に落ちる。人間的成長というのは、こういうことなのかなぁと思わされた。
・パッションがない作品なのに・・・・・・どういうわけか心に残る
・至る所に「死の影」が顔を覗かせるのもアンダーソン作品らしい。
あとこれらに自分の言葉で感想をつけ足すとしたら、、、
・次男が会社の同僚にそっくりだった!
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