「心の救済の旅」ダージリン急行 ひゃささんの映画レビュー(感想・評価)
心の救済の旅
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言葉で表せないカタルシスを感じる映画。
映像が静かに流れ、情景の美しさや登場人物の心情をよく感じ取れる。
電車の外装・内装どちらもオシャレ!
電車に乗っていなくたって、どのシーンも絵画のように美しい。
「友達になれるかな 兄弟でなく人間として」
中盤、末っ子のジャックがポツリと言った独り言の答えが、セリフとして言われていないけれどラストで表されている。
最後の最後に長男フランシスが最初と同じ言葉を言うが、とても爽やかで心に残る。
いつの間にか自分や人間関係を縛っていたものから解き放たれ、人間として友人となれる過程がとても良い。
挿入される曲がどれも絶妙に良い。
特に、エンドロールの曲は反則レベルで合う。もう明日から曲を聞くたび電車が進む光景を思い出してしまう。
90分ちょっととは思えない内容の濃さ。
何度も味わえる映画。
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