ミストのレビュー・感想・評価
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受験生は見ちゃダメ!
こういうのイメージしたことある方も、いるかとは思いますが、映像になるとこうなるんですね…
子供には見せないでください!
受験生はハッピーエンドだけ見てください!
人間の奥深くにある感情をもぎ取る霧
宇宙戦争のような設定、鳥のようなラストで彩るSF作品。見たこともない化け物の登場はSFパニック映画ではよくあるパターンだが、勇敢な戦士が化け物と戦い、みんなから讃えられ完結といった映画ならではが無い映画っぽくない映画である。そう、この映画には戦士がいないのだ。本当に人間が未知の殺人生物と出逢ったら、どういう感情を出し、どういった行動をとるかを描きたかったのだろう。そして見事に事細かい描写に成功した作品となった。それはおそらくハンディカメラがとても作用したからではないだろうか。戦争映画のように、まるで敵国の銃口から逃げ惑う人々をハンディカメラで追うような撮り方だ。そしてもう一つには同じアメリカ人同士でも宗教に対する考えは違う場合があるという描写もある。宗教を人生の糧にするか、宗教を人生そのものだと思うかによって直面した問題に対する打開法は違うというスティーブンの暗示は胸を突き刺す。そしてなんといっても「衝撃のラスト15分」。あの部分は監督の脚色勝ちだろう、原作者スティーブン・キングも圧巻の最後のオチ。監督はあのシーンを夢見ていたのだろうか。もはやあの度肝を抜くラストシーンのために今までのストーリーを作ったかのような気さえしてくる。
色々考えたけど一周回ってやっぱり駄作
まず私がホラーをあんまり見慣れてないからかもしれませんが
触手が出てきた時にえっB級なの!?ってなって少し萎えましたw
でも気持ちを切り替えたら見入ってしまったんですが、評価されてるらしい最後の最後で駄作にしてしまったという印象。
鬱エンドとは聞いてましたが、そっかーこういう感じかー。
多分そう聞いてたのも影響してるんでしょうが、それを差し引いて真っさらな状態で観ても多分「すごい映画…!」とはならなかったと思います。
たしかに意外ではあったけどそれだけというか、その意外性もそんなに斬新でも衝撃でもなかったような。2007年の時点でも。
絵に書いたようなハッピーエンドばかりが好きなわけでもないし、
後味悪い救われない話もたまにあってもいいと思うしむしろそれを期待して見たんですが、
あの場合1番のバッドエンドは主人公が洗脳されて息子を差し出す選択をしてしまうことだったと思うので、
悲しい悲しい選択をしてこれから辛い人生が待っている主人公ですが“約束を破った父”よりはいくらか救われる思いすらしました。
あのラストシーンまで私なりに色々とメッセージを感じとっていたのですが、
あのラストにしたことで矛盾が発生した気がします。
本当に怖いのは怪物なんかじゃなく人の心
集団心理
本音と建前
狂信、盲信の危うさ
人間の驕り
見えないもの、見えるもの
こんなようなキーワードを【驕って神を冒涜する(信じない)ことへの警鐘】と【驕って自分が神にでもなったつもりの狂信者への皮肉】を込めつつ伝えたい話なのかな、と思っていたのですが、
ラストシーンは【正義が勝つとは限らない】【どんな状況に陥っても希望を捨ててはいけない】みたいな意味を感じたので
結局なにが言いたかったの?となってしまって。
現実は一秒先だって霧のように見えないんだよって事?
深読みしすぎなだけで元々メッセージなんてないのならあんなに胸糞悪いラストにする必要なんてないし(自殺するにしても実際にはもう少し時間を持て余してからになると思う)、
ただ観客を驚かそうっていうだけならとてもナンセンスだと思いました。
絶望して死に急いでしまったものの最後まで生きるために自分の正義で戦った主人公たちや
集団のリーダーとなって一応みんなの心の支えになってた狂信おばさんは亡くなって、
行動を起こさず流されて、現実逃避の手段として神にすがっていたスーパーの「その他大勢」は生き残る(描写はされてないけどその可能性は高い)。
これが意味するものってなんですか?
なんかカルトにハマってる人が見たら変な風に受け取りそうだし、
「頑張ってもうまくいかない時もある」「運のいい奴もいれば悪い奴もいる」なんて当たり前のことをなんでわざわざ?とも思う。
(それをホラー映画でやったから良かったのかな)
好きな人は好きな映画というくらいならわかるのですが、結構大衆受けしていることにちょっと恐怖すら感じますw
最初の主婦のように「この人が生き残ってあの人が死ぬの!?」っていう「えー!そんな!」だけが醍醐味なら私がこの映画に不向きなだけなんでしょうねw
でも中身がスッカラカンならここまで物議を醸さない気もするし、やっぱり悪趣味だって思ってしまいます。
この映画を見て1番思ったのは人間は例え何回リセットされても宗教を生み出すんだろうなぁって事。
どうしようもなくなった時にだれでもいいから誰かにすがりたくなるのはしょうがないですもんね。
クリスチャンの人たちがこの映画をどう受けとったのかが気になります。
狙撃の副店長が1番の良心でしたw
さすがスティーブン・キング御大原作!
有名なスティーブン・キング原作の映画化なのですが、既存のホラーと思ってみると??と思います。ある意味一風変わった作品です。。もちろん恐怖感や、気持ち悪さ(特に人から蜘蛛がわらわらとでてくるシーンは鳥肌です)、スプラッター的要素もあるのだが、何といってもエンディングのやるせなさ、虚無感が非常に印象に残ります。キングはストーリーテラーでどんでん返しや細かいプロットにも拘る大好きな作家ですが、このエンディングはその真骨頂です。通常のハッピーエンドで終わるホラーや続きあるんじゃないって落ちとは全く違うエンディング。人間の極限状態における選択の無残さをがつんとぶつけられた感じです。その世界をうまく描いた監督にもグッジョブ!と言いたい。
フランク・ダラボン監督に拍手。
この作品に対しては、イロイロな批評がありますが…
素晴らしい作品です。
なんといっても、人物の描写。
非現実的すぎる状況を作りあげた中で、人間の内面を鋭く描く。
人生には、人それぞれの結末があるように、この作品にも様々なラストがある。
たしかに衝撃かもしれないが、自分がもしも…と思うと、深く考えさせられる。
クリーチャーも、あえてB級に。
そこを描きたいわけではないからである。
モンスターが主役になってはダメだからだ。
主人公を演じる、トーマス・ジェーンも、いい演技をしている。
映画が好きなら今すぐ観れ!
観始めて、あーB級モンスターパニック映画じゃん。
と思ってDVDを停めちゃわないように。
最後まで観て下さい。必ず!!
観たほうがいいです。
この映画の何が楽しいかって、そりゃもう
観た人どうしでワイワイ盛り上がれるところでしょう。
映画好きが集まってミストの話題になると、
観てない人は取り残されちゃって寂しい気持ちになるよ。
この映画ネタバレとか禁物だから、寂しいけど一人退出しましょうね。
…という意味も込めて、これは確実に!必見ですっっ!!!
だってホラーなんだし・・・難しい事言うなよ
追い詰められる恐怖と衝撃を受けられればOKです。
本当に嫌なラストでした。
映画にて自分は絶対にこんな状況におかれたくない疑似体験ができるのです。
安全な場所でポテチなんか食べながらね。
人間の愚かさを皮肉たっぷりに詰め込んだホラーです。
嫌な気分になりたくないのなら別のジャンルを観ればいいでしょう。
ハッピーエンドの映画は腐るほどあるのですから。
気持ち悪い
まず、一言。
なんであたしこれ見たんだろう😣
ゲオのジャンル分けでなぜこれがミステリーだったんだろう..。
SFが苦手なあたしには向いてませんでしたね。
窮地に陥った人間の行動は怖いですね。
軍の異世界の扉の話はよくわからなかったです。
最後、弾が4発しかないとこでラストはわかっちゃいましたよね😓笑
悪い映画ではないだろうけど、あたしの好みではない、そして見たあと気持ち悪さが残るということで、おすすめはできません。
ホラーというよりSF
唐突にとんでもない状況に放り込まれた人々の周章狼狽ぶりを描く映画は過去にたくさんあるが、そういう作品群を表面的に踏襲しつつ、もう一歩人の内面に踏み込んだところが面白かった。
状況を理解できないまま、人が自主的に作り出す恐怖、というところだろうか。中盤の人間模様はスティーブン・キングのお家芸とも言うべきドロドロぶりで、ラストに向かって主人公が追いつめられていく描写にも説得力がある。
ただ、若干「恐怖の実体」を映像的に見せ過ぎてしまったために恐怖感が減殺されている部分があり、その点だけは惜しいと思った。
もっとも、恐怖感と一緒に後味の悪さも減じられているから、それはそれで適切な判断だったのかも知れないが・・・。
ミスト
後味が悪い映画でした。元気がなくなります。
それでもすごい映画だと思いました。特に人間の怖さがすごく表れていて…
宗教ババアは本当にいらつきました。でも徐々に賛同していく人々がいて、さらに軍の人を殺そうとするまで…。彼女が死んだ時はちょっと、いや、かなり嬉しかったです。
でもそこまで観客に感情を与える宗教ババアを演じたマーシャ・ゲイ・ハーデン(?)の演技は後になって見ればすごいです。
振り幅の激しさは半端じゃない!
スティーブン・キング&フランク・ダラボンという
『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』のコンビによる
パニックアクション大作(??)
本当はこう言いたくはないんですけどね。
前2作のファンとしては。
心にしみる人間ドラマの代名詞みたいな作品のこのコンビで
“パニックアクション”って…
物語の始まりは、
とある猛嵐の夜から一夜明けた朝。
序盤からしばらくの導入部分は非常に分かりやすく
パニックアクションとして自然に引き込まれます。
ただその後が良くない…
序盤から中盤にさしかかり
題名となっているミスト(霧)がいよいよ本格的に発生する頃。
未知の“何か”による惨劇が始まると
空気を読めない大人たちに 泣きわめく子供も加わっての
イライラするような珍プレーのオンパレード。
登場するその“何か”といい登場人物といい
あからさまに分かりやすいありさま。
「いくら何でも安っぽ過ぎるだろ…」
と、半分辟易したまま“パニックアクション”として
物語の大半は過ぎ去って行きます。
しかし!
ただじゃあ終わらなかったさすがの名コンビ!
これは全てラストの衝撃を見るための耐える時間。
最後の最後で心の奥底からえぐり取られるような
衝撃が待ち受けていました!
ここで途中に煙たく映っていた濃い登場人物たちの
セリフや行動が伏線として生きてきます。
宗教的な何かを暗示するような…
むしろそれをも超越し得る人間という存在。
勇気、行動力、決断、団結、狂信、洗脳、抑圧、暴走、罪と罰・・・
人間の根本にある汚い部分も美しい部分もありありと描かれていた
中盤までのカオス状態が整然と思えてくるほど。
◇極限における集団心理を扱った名作『蝿の王』
◇7つの大罪をテーマにした名作『セブン』
◇ポイント・オブ・ビューと言われる主観からの映像に終始して
大成功した『クローバーフィールド』
◇浅いところで『スターシップトゥルーパーズ』や『ジュラシックパーク』
◇果てはあのギズモでお馴染み『グレムリン』まで(笑)
過去の色々な作品が随所に思い出されました。
全て見終わったあと。
効果音のみがBGMのスタッフロールの間、
誰しもがラストの主人公の心情を考えずにはいられません…
最悪の後味の悪さと併せて
突きつけられたテーマの深さは半端じゃない。
どエス過ぎて好きな作品では到底ないのですが
くやしながらさすがと言わざるを得ない凄い作品でした。
一度見る価値は充分!
※他サイトより転載(投稿日:2009/10/18)
悪趣味
自ブログより抜粋で。
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話題作『クローバーフィールド/HAKAISHA』に設定が似ていて、主観映像ではないもののドキュメンタリータッチの手持ち撮影が多いのも演出の方向性が同じことを示している。
しかし、映画としての深みはこちらが遙かに上。この『ミスト』を観ると『クローバーフィールド/HAKAISHA』がいかにうわべだけの映画かよくわかる。
極限まで追い詰められた人間の恐ろしさを描いたなんて謳い文句は珍しくもないが、この映画での追い込み方は半端ない。
そういう意味では満点をあげていい。ほんとによくできてる。
ただここまで褒めておいてなんだが、この映画を好きかと訊ねられたら躊躇無く嫌いと答える。
誰が好き好んでこんな救いのない映画観たいと思うか。ただ、この映画の場合はそれすらも褒め言葉になってしまうのだが。
映像製作に携わる端くれとして、ここまでの絶望を突きつけられると、こんな“悪趣味な”作品を商業映画として大々的に公開していいものかと懐疑的になってしまう。
映画としての質が高いのは認める。だが、この作品はレンタルDVD屋さんの片隅で、マニアックなホラー作品などと並んでひっそりと置かれている、隠れた名作的な扱いにとどめておいた方がいいように思うのだ。
後味の悪い映画として後世まで語り継がれる映画史に残る作品には違いないとは思うので、一応、一見の価値はあると言っておく。
ただ精神的にかなりくる結末なので、体調&精神状態の良好なときに、相応の覚悟で臨んでください。
霧=理解の出来ない物
人の恐怖というのは想像を絶する物事へ向かうものだ。
子供が暗闇に恐怖するは、闇自体が恐ろしいのではなく闇の中に何がいるか解らないから恐ろしいのだ。成長するにつれ、闇は単に光りがあたらない場所でしかない事に気付くと闇に対する恐怖は消える。そうやって少しづつ恐怖する事柄が減っていくのが『成長』である。
しかし、どれほど成長しようとも恐怖する事じたいは無くならない。世の中というのは理解できない事だらけなのだ。
「ミスト」劇中の霧はそういった「理解不可能」の象徴である。
白く視界をふさぐ先に何がいるのか?どんなバケモノがいるのか?どの程度近くにいるのか?どこまで続いているのか?
情報を遮断された世界で人は恐怖におののくしかなくなる。
恐怖から生まれるものもある。共通の恐怖の対象に連携して生き延びようとする絆。
漠然とした恐怖を「天罰」と名付け克服しようとする信仰。そして恐怖の信仰からたやすく生まれる狂気。
この「ミスト」は世界を包む理解不能に対する人間の愚かさをあまりに克明に描いた事で一部の賞賛と、大多数の酷評を得ることになった。
それは、理解不能な物を「ヒドいものだ!」と名付け安心したいという信仰と、信仰の生む狂気である。
もっとちゃんと調べてから借りるべきでした(汗)
いろいろな変な怪物が出てきたり、人間を攻撃したりと、とてつもなくぐろい作品だなぁと思いました。それに、いくらなんでもこんなのありなの!!って思うほどひどい終わり方でした。どこまでもぐろい作品だなぁと感じました。もっと命を大切にするべきでは?と感じました。
また逆に、人間がいかに自然をかってに操作しているかをなんとなく実感しました。今、人間は、環境を勝手にいじったり、生物をいじったりして、遺伝子組み換えなどを行っていますが、そういう進歩のための行動が、いつかこの映画のように恐ろしい事態を招いてしまうのではないかと不安にもなりました。
ぐろい映画でひどいと思うのですが、学ぶこともあるのではないかと思いました。ピンチに陥ると、人間は何をするか分からないという言葉がすごく身にしみて実感することができました。
いろんな意味でありえん
初めての投稿です。
友達に話しを聞いてみてみたくなったので借りて見てみました。
う~ん・・・なんかね、人間のいいところと悪いところを表現したいんでしょうね。ピンチになったとき、愛する人を守りたい熱い気持ち。心の逃げ道を作りたい気持ち。そして集団でいれば安心という気持ちから少しでも悪いと思った人には死を与えるという普通では考えられない行動。
しかし!この霧の正体も意味わからんし、異世界の生き物って・・・。虫とか蜘蛛とかカマキリとか・・・。ただでかいだけやん的な感想でした。ほんでなぜか主人公があまり危なくならないので見てる側としては全然ハラハラできなかったです。
あげくの果てにはあのおっきい生き物には笑いました。
最後どうやって始末したんやろか??
グロさもそこまでないし、主人公も嫌いじゃないんやけど
矛盾しすぎてます。
ラストのあの終わり方も「そうせなあかんぐらいピンチやったか?」的な感想しか出てこなかった。
結構あっさり殺しちゃってたし・・・。
もうなんかわけわからなさすぎておもんなかった。。
B級ホラーの傑作
スティーブン・キング原作、フランク・ダラボン監督のホラー映画です。
突然、正体不明の霧(ミスト)に襲われたアメリカの田舎町。
主人公をはじめとする人々はスーパーマーケットの中に閉じ込められてしまいます。霧の中にうごめく何かに怯え、精神的に追い詰められた町の住人達は、団結してこの危機を乗り越えることが出来るんでしょうか?
今まで、スティーブン・キング原作のホラー映画は沢山観ましたけど、その中でもトップクラスの作品だと思います。ただ怖いだけのホラーと違い、人間の心の闇の部分に迫った内容で、僕の好みのど真ん中でした(笑)
霧の中にうごめいている「怪物」が出て来た時には、正直『また、このパターンか。』と思ったんですけど、「怪物」が出てきて次々と登場人物が餌食になったり、グロいシーンがあったりとホラー映画のお約束をキッチリと盛り込みながら、その一方で、恐怖で徐々に精神的におかしくなっていく人々の怖さも描いていて、『遊星からの物体X』を思い出しました(冒頭でポスターが出てきてましたけど(笑))。
特に、狂信的に神の教えを説く女性が段々と人々の心を掴んでいく所は、「怪物」以上に怖かったですね。
そして、何と言っても「ラスト15分」。
希望を求めてスーパーマーケットを離れ、霧の中を進んでいく主人公を待っていた運命は、あまりにも救いが無いです・・・。
原作の結末とは違うらしいんですが、さすがに観終わったあとは軽く凹みました(苦笑)。
主人公の後悔の叫び声と共に暗転、そして、レクイエムのような歌が流れ、後は、軍のジープのエンジン音とヘリコプターの爆音のみ・・・。
あの、なんとも言えない余韻が残るエンドロールも含めて、この映画は、ホラー映画の枠を超えた名作だと思います。
う~ん・・・ダメダコリャ
これは子供と一緒に見ちゃいけません。
ただのB級ホラーじゃない、
家族愛、人間愛を逆手に取ったタチの悪い映画です。
最後の最後になんであんなひどいことをやらせるんだ?
あんなことになるか?悲しいじゃないか!
なんて、考えるのもばかばかしい。
ダメダコリャ。。
プロデューサーは違うんでしょうが
宇宙戦争(これはまだ救いがあった)
クローバーフィールド、と救いようのない
圧倒的な破壊の描写を最近よく見受けますが
何の意味があるのやら。。
人間の怖さなら、それなりに。
スティーブン・キングの原作というだけあって
それなりのデキでした。
何か得体の知れないものの為に
スーパーマーケットに取り残される大勢の人たち。
店の外には何か危険なものがいて出れない。
そうなった時にどんなことが起こるのか。
この点に限ってみれば、結構面白いし、人間って
怖いなってのが良く伝わってくる。
でも、でも、でも。
何なの、あのモンスター。
今更、触手?!!
毒針持つサソリ?!
挙句の果てに酸性の糸を吐いて人間を捉えて
生きてる体に子供を生むの~?
古いよ。
CGも、CAFE FXってCGスタジオが作ってるらしいけど
残念なデキ。
これならモンスターを一回も出さないで
話作ったほうが全然良かったかと。
ラストも、ただのバッドエンディング。
追い詰められた人なら有り得る展開。
悪質などんでん返し?
衝撃的結末…
って、聞かされると観てしまう性分に
見終わってからなんだか哀しくなってしまった。
霧の中に何が隠されているのか
何が居るのか…
霧に覆われたらどうなってしまうのか…
その正体は…
えーーーー。
そんなんなん?
父親の鑑のような良く出来た主人公、
絵に描いたような可愛い我が子を守る主人公…。
篭城していたスーパー(?)から必死で抜け出して
5人で車に乗り込みガソリンの行き着くところまで行って
手には4発のピストル…。
衝撃的結末…。
たちが悪い…。
何故にあんないい父親にあんなことさせるのか…
一人の人間を描ききろうとすれば彼はあの結末を選択しない。
人間の心はああいう風に動かない。
製作者の悪質なご都合主義に似た物語の持って行き方…。
スティーブン・キングはよく納得したなぁって思う。
(原作では最後まで霧の中になにがあるのか判らないらしい)
フランク・ダラボンがプロデュースしてる事もあるので
悪質な人間なんだなって思った。。
「ショーシャンクの空に」を撮った人間とは思えない結末…。
衝撃的な結末という宣伝文句に騙されないように心に誓いました。
※余談ですがどんでん返しのラストシーンは
主人公の後者から出てくるのではなく前者から現れないとおかしい。
車で今まで来た道の後ろから出てくるのはおかしい。
人間は右からではなく左から出てきたほうが心理的に不安を煽るようにできているらしいのであのアングルも微妙…。
つまり映画人として劣っている人間が撮った悪質な映画でした。
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