ミストのレビュー・感想・評価
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⚪⚪VS人間VS人間
嵐の後、いきなり街が霧に覆われ、スーパーマーケットに閉じ込められた環境になった人々と怪物との対決する様を映したパニック映画。
とかくホラーと衝撃のラストがクローズアップされがちだが、スーパーマーケットに閉じ込められた人々が怪物の存在に気づいた後に繰り広げられる人間の互いを尊重し合い、関係が壊れて行く様と駆け引きを監督は一番描写したかったのではないかと個人的には思う。
怪物と闘う傍ら、人間とも闘わなければならない主人公達には何か現代社会に置き換えると共感するものがあると思います。
後味の悪さは初めて観る人は必ず感じるはず。ダンサーインザダークよりははるかにマシだと思いますが。
ただのパニックホラー映画と思わせておきながら、色々な面からの描写でパニックさせてくれる映画。終始ドキドキして、息つく暇がないです。
原作はスティーブンキングの 霧
自分の選択を後悔するな、
そういうことを伝えたかったのかな、と
見終わって3日経ってから自己完結した作品です。
ミスト、はじめは
安っぽい霧と安っぽいモンスター?。
なんだ外した、と思いました。
だけど見進めていくと段々と
人間の追い詰められた心理、自分を守るための罪などなど人間関係人間心理の話になってゆき面白かったです。
あの宗教ババアはほんとに
ずっと早く誰か殺さないかとイライラ。
そして、問題は最後
宗教を信じ世界の破滅だのなんだのほざいて
スーパーの中にいた人々を洗脳していったババアがなんと
主人公の息子を生贄に殺せと言い出した
ごたごたがありつつ逃げ出した主人公、
そして、あの最後。
ひどい、としか言いようがない。
主人公達は救われな過ぎる。
生きたいと願って選んだ道で自らの手で息子を殺してしまい、それだけでも悪夢のようなことなのに
なんと殺さなければ助かった、というオチ。
主人公の軍の前で座り込み絶叫するシーンは、製作者側の性格の悪さが見えました^^笑
人生の中の何本かにはなったけれど
二度三度と観たい映画ではない、そんな感想です。
(後日家族と見たところ見終わって家族全員無言のまま何分か過ぎましたʬʬʬ)
想像以上に衝撃なラスト
楽しむ為の映画として見ると
そこそこ…くらいだと思います。
人間の生き方を見ると
ホラーとして楽しむととてもいいと思います。
評価は低めなのは
ラストシーンで胸がえぐられるような
叫びたくなるような映画が私には辛かったからです。
ですが、映画でそのような感情になるのはグリーンマイル以来で
スティーブンキングは本当に本当に強烈だと思いました。
見る人に不快感を与える為に映画を作るはずがないので
ストーリーそのものを感じていくべきであり
このラストも
なんで!?と叫びたくなるラストでした。
スティーブンキングはなぜその後味の悪いラストにするのでしょうか…
さすが、としかいいようがないです。
正直私だったら絶対にハッピーエンドにさせるので
他と同じ映画だったな…と思われてしまうものしか作ることはできないはずです。
よく考えれば★5つなんですが…
すみませんラストに耐えられなかったです。
さらっと忘れられない、記憶に残ってしまう映画でした。
これは……
ショーシャンク、グリーンマイルが結構面白かったので、この2人の作品でと思ってこれを見ました。
ラストがラストがって、レビューとかでもみなさん言っていましたので、どんなものかと思ったら、マジかってなりましたね。
想像してたのよりさらに酷かったです。
主人のこの先の生き地獄を考えたら…
スーパーでの事は面白かったです。
人間こんな風になるのかと、見入っちゃいました。
恐怖で信じられなくなる人、信じようとしない人、宗教に頼る人、心が不安定になり何かに頼りたくなる人などなど、敵は人間?って感じでしたね。
結構グロかったんじゃないかと思いました。
ホラーは苦手であんま見ないんでわからないですが、人間からでたウジムシみたいなんが…
スパイスが主役になってる。
映画.com
で、感想・評価の私とあっている人たちのレビューを参考にこの映画をチョイスしてみました。
こう書いても誰もわからないのでネタバレにはならないのでちょっと書きます。
私はオールドファンなので40年くらい前にこれととてもよく似た映画があったのを覚えています。とても怖い映画でテレビで見てぞっとして眠れなくなったことを覚えています。
今回のミストはそれと比べてだいたい同じくらいの出来だったと思います。が、ただ一点だけがとても優れているのでこちらのほうが断然高い評価になると思います。どこが優れているのかはネタバレになるので掛けません。あるポイントがとても効いていて途中、退屈なシーンがあったのを忘れさせてくれます。
そのお陰でおすすめして良いレベルになっているのではないでしょうか。
演出はドキュメンタリー風になっていて、それがこのジャンルに新しさを与えていると感じました。
英語はとても聞き取りやすく、字幕なしでも20パーセントくらいは聞き取れます。
英語字幕付きだったらリスニング教材としてもおすすめできるところでした。ちょっと残念ですね。
これはホラー映画として秀逸と思う。
シャッターの向こう側の触手のシーンは結果が解っているのに観ていてドキドキするし、ズルいオジサンコンビに腹を立てたりと観ている側を主人公目線にさせるのが上手い。
霧の中から現れたら未知の生物たちの“そこに居る感"もよく出来ている。
グロさも程よい出来で、巨大な蚊や人体に産み付けられたクモなど、気持ち悪さが素晴らしい。
まさにホラー映画らしい作りで納得した。
さらにパニック時の判断力を放棄した人間の姿とそれを扇動する人間に恐ろしさと悲しさを見せられ、扇動したオバサンをマジに憎らしく思ったり(笑)
ラストシーンの主人公の叫びは何ともいえない無情に満ちているのがたまらない。
当然バッドエンドだけれど、そもそもホラー映画なのだからこれもありと思う。
賛否は分かれるだろうけど、良質のパニックホラー映画だと思います。
なんじゃこのラストは!!
スティーブンキングの作品は
大好きで、ミストの原作霧は
未読で鑑賞。
なにやらラストは制作あと付け…
ふむふむ、鑑賞開始後は
{なーんだB級映画か、気持ち悪いなー}
なんて思ってました。
途中、人間は異常な生き物だから
街や政治や宗教が機能していないと
生きていけないものー…というセリフに
なるほど、と思ったくらいで
いよいよラスト15分。
息子を殺し終わりか、と思ったら
いやいやいや、いや!
悪意しか感じない終わり…
エンドロール全て口があいたまま
見終わりましたよ!
全ていい結果に繋がると思った結果
オススメした友人に後味悪すぎ!って
怒られました(笑)
一周回ってアリ?
とにかくラスト見たさに鑑賞。個人的にはここまで振り切ってれば逆にありかなって思いました。予想の斜め上すぎて笑ってしまった。せいぜい子供を自分の手で殺すまでだと思ってたので。製作者の悪意見え見えで賛否別れるのは火を見るより明らかですね。これがやりたかったんだよってのが見え見えなのはちょっとやだ。
クリーチャーがキモかったり、グロめなところもあったり、まずラストまで辿りつけない人もいるのでは…。
でもあのオチで少し残念なのは、大局的に見れば平和が訪れてる(ように見える)というところ。勿論主人公にとっては生き地獄でしょうが、僕は直前で巨大な奴がドーンと来た時正直めちゃくちゃワクワクしたのです。我ながらズレた感想だと思いますが。
ていうかキリスト教徒をこんなにヒールっぽく描いて良いもんなんですね。勿論相当極端に描いてはいますけど。いやむしろ度を越しすぎててキリスト教徒にも嫌悪させる作りにしてるのか?とか考えてました。
不満点としては、ちょっと人間内での衝突の描き方が極端で入り込めないたころですかね…。もうちょっと人のこと信じられないかなあ?とか思っちゃって
オチがかなりの評価のウェイトを占めてる上に、後味サイアクゥー!な映画なので、もう見たくはありません笑
映画好きなら一度は。
人間の恐怖がよくわかりました。
ほんとにラストは後味が悪すぎます。
心霊とはまた違う人間の恐怖です。
怪物も不気味です。
とくに人間からクモが産まれてるシーンは強烈です。
しかし、はじめの方出てった方は
どうやって助かったのでしょうか?
ラストは賛否両論
衝撃のラストは賛否両論ありそう。個人的にはスッキリしなかった。自分の力では如何ともしがたい不条理とか不幸を描きたかったのだろうけど、これでは単なる「不幸な人」で終わってしまうのではないでしょうか。何と言うか、「どんでん返し」の手法が練られていないというか、浅いというか。いまいち釈然としません。
一方で、閉じ込められたスーパー内での狂信者との攻防は見ごたえあり。霧の中にいる怪物も確かに怖いけど、真に恐ろしいのは私達の社会で普通に生活している人なのだということを思い知らされます。
最も不幸なエンディング…
これほど不幸な終わり方はあっただろうか。。。
話の裏で、S.キングがほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶ。
いきなり霧の中から触手が出現したあたりから、胡散臭さが満ちていた。
なんでもありの霧に包まれ、閉じ込められた人たちに希望はやはり宗教だけなのだろうか。希望を失った人々は、愚かしいほど神にすがるのかもしれない。
それが人間なのだろう。
それにしても、主人公にとっては最悪なエンディング。
世界的にも決して救われてはいないのだが、この後の世界がどうなろうと、主人公は生きてはいけないであろう。
精神的に。。。
ちょっと腑に落ちない
他の方も言われている通り、賛否両論別れる作品だと思うけれど、個人的には「否」と感じた。
衝撃的なラストと聞いていたから期待しすぎてしまったのかもしれないけれど、もう少しシャープなラストだったらなと感じた
”外の世界に救いがあったのに、それに気づかず仲間達を殺してしまったことへの後悔”がこのラストのミソだと思うけど、あのラストではその後悔に必要な要素が足りてない。
まず、確かに軍隊の隊列を見つけたことは一種の安心かもしれないけど、あの化け物達の脅威を考えたらへのつっぱりというか、”どっちにしろ殺されてた感”が強い。
あの程度だったら”あーー殺して無ければみんな助かったのにーーああーー”ってならない。
”何れにしても死んでた。仕方がない”だ
それと、仲間を殺すことへの動機も薄い
確かに車はもう動かないし、食料も無い、外は化け物だらけの絶望的な状態だったかもしれないけど、あの段階で即心中図らなければならないほど追い詰められていたとも感じない
もっと言ったら軍隊がどっかでああやって抵抗を続けていることくらい想像できたんじゃないの?と思ってしまう
ギリギリまで助けを待つという当たり前の選択肢が欠落しており腑に落ちない
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でも、店の中で巻き起こる群集心理の描写はとてもリアルで、”あぁ、ありそう、こんな人いそう”って頷きながら観ていた。
残念ながら、そこは原作者であるスティーブン・キングの力量であって、映画製作者の力量ではないのだろうけれど・・
一番好きな映画
この映画は、途中までは、失敗だなと思ってたのですが、
ラストで一気にくつがえされました。
そうくるかーって。
もともと、化け物が出てくるような話が好きじゃなく、
ラストまで、結構退屈だったので、余計インパクトでかかったです。
そして、一番好きな映画になりました(笑)
あまり、人に勧めるような作品では無いですけどね(笑)
ラストの後味の悪さ、尋常じゃない
フランク・ダラボン監督&スティーヴン・キング原作と言うと、「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」のような感動作がすぐ思い浮かぶが、フランク・ダラボンはホラー出身、スティーヴン・キングはご存知ホラーの帝王。
そんな二人のコラボで初めてホラーに挑むのだから、これはもう注目。
軍の秘密裏の実験によってモンスターがどうやって異次元からやって来たか…というシーンが冒頭描かれる予定だったそうだが、分からないままの方がイイとの配慮で描かれなかったという。
その判断は大正解!
お陰でモンスターの謎と恐怖が倍増した。
小さな町を不気味な霧が覆い、その中には得体の知れないモンスターが…。
町の人々はショッピングモールに逃げ込む。
限定された空間の中で、ずっと正気を保てるほど人間の精神は強くない。
内外からの恐怖により、遂に人間関係が崩壊する。
つまはじきされていたマルシア・ゲイ・ハーデン演じる宗教女の言葉に救いを求め、従うようになる。
藁にもすがる、リアルで恐ろしい姿だ。
トーマス・ジェーン演じる主人公たち数人はからくも車に乗って脱出するが、ガソリンが無くなり車は止まる。
外にはモンスター。
手には一丁の銃。
当然、自ら命を絶つという衝動に駆られるが、それ以上の絶望が待ち受けていた…。
本当に後味悪く、救いも希望も無いラストなのだが、皮肉にもお陰で記憶に残る映画になった。
意見が分かれそうだが、見応えあった。
半端ない意地悪さ(゚∀゚ ;)タラー
公開されて3年近く経ってからようやく観たわけだけど・・・
衝撃的なラストで話題沸騰だった当時に比べれば、どうしても新鮮味が落ちてるのも事実。
さらにラストを聞いてる者として、は攻略本を先に読んでその後ゲームを始めるのに近い感じがしなくもないけど・・・
実際に見ると十分その衝撃がわかる!!!(;・∀・)
霧に囲まれてスーパーに閉じ込められ、外に出たとたんに訳の分からん怪物に惨殺されちまい、閉じ込められた人たちはどんどん狂気に駆られていき、「これは神の天罰だ!!!」狂信的な宗教狂いに先導されて殺人まで犯し・・・
楳図かずおの『漂流教室』に似た雰囲気があると思う。
あるいは最近だと、映画化が決定したらしい『ハカイジュウ』にも似てる気がする( ゚д゚ )
徐々に正気をなくしていく様子も絶妙だし、狂っていく人と狂わない人の個人差も出てくる辺りは非常に興味深い流れ(゚∀゚)
スーパーには赴任前の軍人もいて、その口から異次元とこの世をリンクさせる計画の話が洩らされるが、具体的には何をどうしてるのかは最後まで分からずじまい。
異次元と繋がった結果、そっちの世界から怪物が大挙して押し寄せて大惨事になってしまったということ。
息子は怯えながらも「僕を絶対に怪物に殺させないで」と父親に頼む。
そして何とかスーパーを脱出して車で逃げられるだけ逃げるが、ガソリンが切れてもう駄目だと覚悟を決めて、息子を含めた同乗者4人を射殺して自分は車の外に出て怪物の餌食になろうとしたら・・・
ラストの大落ちが何ともまあ・・・後味が悪過ぎる∑(゚ω゚ノ)ノ
霧は晴れて怪物は退治されたものの、自分の選択で息子を殺す羽目になっちまったというこの上ない後味の悪さ(>_<)
言わずもがなだが、殺す必要は全然なかったわけだし、スーパーにもう少し隠れてれば助かった可能性も高い。
しかし極限状態に陥った人間は・・・一見冷静に見えても判断力がなくなっちまうのか(;´Д`)
ただ隣人の黒人の弁護士は死ぬシーンがなかったけど死んだのか?生き残ったのか?
あとスーパーに残った人たちも無事救出されたのか???
そしてラスト近くに出てきた超巨大な怪物は一体???
その辺りが曖昧なままだからかなりもやもやするし、もう少し上手いやり方はなかったのか?という疑問も残る。
でもその辺りの曖昧さも、作り手側がこの映画で伝えたかったことに含まれるのかな?
とにかく映画史上に残る問題作で衝撃作なのは間違いないと思います\(◎o◎)/
映画を見たい人にはお勧めできない傑作
よくあるパニック映画、B級ホラーの形式を借りているが、化け物がメインではない。一番怖いのは、化け物ではなく、恐怖にさらされた人間の行動、とりわけ群集心理である。
町で変人扱いされていた狂信者の女は、異常事態の中、求心力を持ち、神の言葉をもって人々を扇動しはじめる。
結果論として、店長除いて、彼女と対立していた者は死に、彼女に従っていた者は生き残る。
生き残った者達から、彼女は真の預言者だったと言われるかもしれないが、
「恐怖」から一歩引いた視点から見ている鑑賞者からは、彼女自身が「恐怖」の発信者であり、エセ預言者だということは分かるだろう。
一方、主人公は「恐怖」に立ち向かい、現代人の行動規範として申し分ない行動をする。
一人の死にかけた男性のために、主人公は隣接している薬局に薬を求めて行く。主人公のこうした行動は、普通賞賛されるものだが、
結果論として複数の死人をだし、薬が必要だった本人も死んでしまう。
この両者の対立は善と悪の対立などではなく、ただ「恐怖」に対する対処方法が違うだけだ。
神にすがるか、立ち向かうか、自殺して根本的に逃げるか。
当初主人公側にたっていた学歴コンプレックスのおっちゃんが、薬局後、転向して神にすがったように、
主人公達も、恐怖を超えた絶望感の前に、転向して死を選んだにすぎない。
「恐怖」の前に悪も正義も法も神もない、ハリウッドでこんなバッドエンディングでよく企画通ったなと思ったが、
よくよく考えてみたら「恐怖」の前に神はいた。
主人公が引き金を引く前に踏みとどまって、最終的選択は神にゆだねるといった信仰の骨子を守っていれば、こんな結末はなかったはずだ。
しかし、主人公は神との約束よりも、息子との約束を守ってしまうんだよね。
日本人の宗教観ではちょっと分かりにくいかもしれないが、脚本・演出・演技。どれもお見事に尽きる紛れもない傑作。
ラストは最大の皮肉
設定もストーリーもB級感あふれる作品ですが、ラストはまさに衝撃的。
思わず鳥肌が立つ化け物たちから生き残るパニックホラー映画としてもなかなか面白いのですが、その最中に繰り広げられる人間性を問うドラマはとても興味深いものです。見ていて彼らの中で誰が一番ましかを考えながら見てしまいます。
ですが、その考えはラストのシーンですべてがぶち壊されました。最後にとった主人公の行為、そして宗教のおばさん、個人的には一番良心的だった思っていた副店長、彼らはなんて愚か者なんだと思ってしまいました。
そう一段と思わされた原因はある女の人が生きていたこと、しかも何の負傷や代償もなくピンピンしていたためより一層「うわ~・・・」と思ってしまいました。これはほんと映画史上に残る最大の皮肉ではないかと・・・。その女の人が序盤に言った言葉が身に染みて伝わってきます。
というわけでこの映画は少々悪趣味な作品ですが、それだけで済ませるにはもったいない映画です。
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