「全てが中途半端」ミスト トモキさんの映画レビュー(感想・評価)
全てが中途半端
霧の中にいる何かが襲ってくる。でもその何かは分からない。これなら確かに怖いし、スリリングもあった。しかし、途中でその何かの正体を出したため萎えてしまった。あえて最後まで何かの姿が分からない方が良かったのではと思う。
ストーリーは時間配分が微妙だった。スーパーマーケットにいる時間が長すぎる。逆に、出た後の時間は短すぎる。前半が長かったため、後半が余計に短く感じた。霧に覆われた街をもっと長く描写するべきだった。
人間模様も脚色し過ぎている。人間味溢れるキャラクターがいるのは良いが、そうはならんだろ、みたいな行動が多い。
最後まで救われないのはスティーブンキングらしかった。だが、わざわざその結末にする必要はない。
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