劇場公開日 2008年5月10日

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「非現実的設定で現実を描く傑作」ミスト hatoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0非現実的設定で現実を描く傑作

2021年5月22日
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鑑賞方法:TV地上波

つまらない映画、というレビューを読んだ記憶があったので、期待しないで見た…。
結果、予想外の傑作。
ただし、娯楽作品ではない。カタルシスも感動もない。ただ剥き出しの都合の悪い現実を見せつけられるだけだ。
およそ映画に期待していないものを、この映画は見せつける。
非現実的な設定で観客を油断させつつ、この映画が描くのは容赦ない現実であり、目を背けたくなる真実だ。
ある意味、究極のリアリズム映画だ。
落ち込んでいる時には絶対に観てはならない。

hato