「話の通じなさそうな相手に追われる恐怖感」ノーカントリー 870さんの映画レビュー(感想・評価)
話の通じなさそうな相手に追われる恐怖感
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※動物が傷付く描写が苦手な人は、序盤の数十分はかなり注意⚠️
映画雑誌等で、"映画に登場するサイコパス"というテーマだと必ずと言っていいほど紹介されている今作の殺し屋・アントンをやっと見ることができました。
そのサイコパス殺し屋からどうにか逃げ延びていく主人公と、なかなか手が届かず段々とイラつき始める殺し屋の攻防。
そんな主人公が終盤であっさりと殺されてしまうのも、意外性があって面白い。
個人的に印象的だったのは、主人公が「水をくれ」と懇願していた麻薬運び人のために夜中に水を持っていくシーン。
現場では「水はない」と告げて金だけ持ち去るが、夜には寝ようとしていたところから起き上がり、家で水を汲んでわざわざ現場に戻る。
表情を崩さないクールな人物だと思っていたので、主人公の根の優しさを感じるシーンでした。
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