「やられた」ノーカントリー えさんの映画レビュー(感想・評価)
やられた
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開始から即、殺人鬼シガーのヤバさが見事に描写されていて、インパクト大。対する主人公(だと思っていた)も元軍人のやり手でお互い一歩も引かない逃走劇に終始緊張感が走る。劇中ほぼBGMがなく、淡々と行動が描かれてるので追い詰められそうになるシーンは、特に静かで緊迫感と恐怖感で吐きそうになるほど。
淡々としている割にその他の登場人物もキャラが立っていて飽きない。クスっとなるシーンもある。
そして劇後半からはまさかの展開になり、やられた!となった。
シガーの追跡捜査(発信機バレ以降)の具体的な方法や最後の事故シーンの意味、通りすがりの少年から上着を買うシーンを対比させた意図など不明点もある。
また、物語も特に解決した様子もなく、スパッと終わってしまう。だがしかし、消化不良は感じず、なぜか余韻に浸れる。非常に魅力的な雰囲気のある映画だった。
解説や他の人のレビューを見て理解を深めたい。
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