「アントン・シガー」ノーカントリー にゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
アントン・シガー
この映画はほぼ殺人鬼シガーが主人公といっていい。
彼は“突然訪れる不幸”のような役割で、まるで死神や天災のように描かれている。
このシガーをどう位置づけるかによって、映画終盤の印象がずいぶん違うだろう。
これから見る人は注意してみるといい。
映画は一応サスペンスの形をとっているが、
哲学的な思想に基づいて映画が作成されている。
そのため、スッキリ爽快な物語を好む人には向かないだろう。
とはいえ、サスペンス部分も素晴らしい仕上がりで
この部分だけでも見る価値あり。
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