「涙、雨の中の、そして消えていく。」ブレードランナー ファイナル・カット まゆみ3さんの映画レビュー(感想・評価)
涙、雨の中の、そして消えていく。
ブレードランナー2049を観賞してから、この作品を見ました。
折り紙を作る主が誰か気になってました。
レプリカントの秘書であるレイチェル、美しいというよりイモ臭いと初見感じていましたが、髪を落として濃い化粧取れたらメチャ美しい。
クリムトの絵画のようです、意図しての髪型でしょうか。まさに夢の女性ですね。
脱走したレプリカントの最期の言葉がとても詩的です。
涙、雨の中の、そして消えていく。
手から飛んでいく白い鳩。
それまでの低能キャラからのギャップで、より印象的になりました。
この落差の使い方巧いですね。
夢に出てくる処女にだけなつくユニコーン、レイチェルが処女である(であった)という暗示でしょうか!?
そしてそういえば、マリアの処女受胎並みに、奇跡なことが後に(続編)起こるのですね。
今まで、観たつもりで観ていなかった。優れた作品です。
コメントする