「子役の存在感が凄い」家の鍵 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
子役の存在感が凄い
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突然「貴方の子供なので後は宜しく」
もしもこんな事態が生じたら果たして平静を保っていられるのだろうか?この映画の主人公の立場になって感情移入している自分が居た。
先ずはあの子役の存在感が凄いですね。おそらく作品の価値の半分位はこの子に掛かっていると言って過言では無いでしょう。
ただし内容はひたすら淡々と進んで行く為にかなり平板な印象は否めません。そこをどう受け止めるかでしょう。
主人公にアドバイスを贈るのが‘先輩’にあたるシャーロット・ランプリング。
「一緒に暮らして行くなら覚悟が必要」
「他の子が遊んでいるのを見て妬んだ事を恥じてはいない」
そして…
この後に彼女から発せられる言葉の重みが深く心に残ります。
決して楽しい作品ではないですが考えさせられる作品でした。
(2006年4月28日岩波ホール)
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